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<王と騎士と魔法の剣>
~ロボットがガンガン壊し、負けじとお姉ちゃんもセメントな感じに滅多切り。少年は他人のフリを決め込みつつも劣等感に苛まれる学園喜劇~
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contents
*[[第1話 ~化け物達の宴~]]
人は人種も、親も、能力も、己自身の存在理由さえも選べずに生まれてくる生き物だ。
神は人が生み出した最大の発明だと聞く。ならば、人は人自身の手でこんなにも運任せな世界を容認しているのだろうか?
否、そんなはずが無い。人の欲に限りはなく、不利益な事象を甘んじて享受するとは考えにくい。
*[[第1.5話 ~その頃の姉(前編)~]]
灼熱の世界に乾いた風が吹いていた。
風は砂を運び、気紛れにその強弱を変えながら有象無象の区別無く猛威を振るう。
しかし、そんな自然の脅威をものともせずに動き回る者達がここに居た。
一つは朽ちた体に年季の入った包帯を巻きつける世界的にもメジャーな化け物の群れだ。
その数は10や20ではきかない。今この瞬間にも蟻が巣より這い出すかのようにその数を増し続けており、このまま放置するとミイラで大地が埋まりかねないだろう。
対し、それを阻止せんとする人間たちが残る二つ目の勢力である。
*[[第1.5話 ~その頃の姉(後編)~]]
破損して使い物にならなくなった甲冑を脱ぎ捨て、代わりとなる騎士団標準の制服をきっちり着込んだ少女は鏡に映る己と無言で向き合っていた。
姿見の鏡に映るもう一人の自分は当然のように不安顔。我が事ながら情けないと思う。
しかし、表情に反して少女の容姿には華があった。
肢体はすらりと長く、大きな瞳に形のいい鼻筋。均整の取れたスタイルを彩るきめ細かい肌と、見る物を引き込む黒の瞳を日本人の父から。
金糸を束ねたような髪はフランス人の母より受け継いだ産物であり、父の血が色濃く見える外見である。
もっとも混血を嫌う人種に言わせれば無国籍と一笑されることもあるだろう。
が、そんなこと少女の知ったことではない。
例え他の誰が蔑もうと、たった一人の主さえ受け入れてくれればそれで良いというのがリーファ・エイル・エインセルの揺るぎない芯なのだから。
*[[第2話 ~遙か彼方の平穏な日々~]](更新予定)
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<王と騎士と魔法の剣>
~ロボットがガンガン壊し、負けじとお姉ちゃんもセメントな感じに滅多切り。少年は他人のフリを決め込みつつも劣等感に苛まれる学園喜劇~
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contents
*[[第1話 ~化け物達の宴~]]
*[[第1.5話 ~その頃の姉(前編)~]]
*[[第1.5話 ~その頃の姉(後編)~]]
*[[第2話 ~遙か彼方の平穏な日々~]]
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