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214 名無しさん@ビンキー [sage] Date:2008/06/16(月) 23:23:51 0 ID: Be:
マイ掃除機をイオリアおじいちゃんからもらってよろこぶティエリアを想像した。
「これにのってりっぱなまほうつかいになる!」ですね。


215 名無しさん@ビンキー [sage] Date:2008/06/16(月) 23:28:13 0 ID: Be:
ところが恋を知り空すら満足飛べなくなってしまったティエリア
原因がアレルヤ(inハレルヤ)への恋心だと知り、すぐさま特性毒林檎を作りました
特性毒林檎を籠に詰めてアレルヤを誘い出します
めずらしくティエリアに誘われてウキウキなアレルヤ
そしておやつにと差し出された林檎が毒入りと知らず受け取り、
その口へと運ぼうとしたのですが




218 名無しさん@ビンキー [sage] Date:2008/06/16(月) 23:54:32 0 ID: Be:

「それ食べちゃダメ!」
「え、だってティエリア、これおやつにって」
「違うんだ、でもダメなんだ!魔法を使えないのも空を飛べないのも全部ヴェーダとの約束を破ってしまったから」
「ティエリア?落ち着いて、ゆっくり話して。ね?」
「……掟を破って、アレルヤを好きになってしまった。だから魔力がなくなってしまった。
魔法使いは恋をしたらいけないんだ、魔法が使えなくなる。そうしたら急に怖くなって…。」


「だから僕を殺そうとした?」


ティエリアは答えづらいのか右へ左へと視線を彷徨わせ、
最終的には申し訳なさそうにしょぼんと肩を落とし、そしてコクリと頷きました。


「馬鹿だなぁ、ティエリア。そんなことしても無駄なのに……」
「無駄だと?そんなことない!貴様を殺せば、魔力が戻るんだ、だから……っ!」
「でも、殺せない───だよね?」
「う、ううっ!うぅうううっ!」
「それって僕のこと愛しちゃってるからだよね」
「問うなっ!確認するなぁああーーーっ!!!」


やっぱり死ねとティエリアは毒林檎をアレルヤの口に運ぼうとします。
だからといって毒林檎と知っているのにアレルヤが口を開く筈もありません。
がっちりとティエリアの両手を掴み、そのまま力任せにコロンとティエリアを押し倒しました。


「は、放せ、放せっ、この馬鹿狼」
「その馬鹿狼のことが好きで好きでたまらないんでしょ?」
「違うっ!」
「違わない。そうじゃなきゃ魔力が無くなったりしないよね?」


そうです。
ヴェーダの賜物たる魔力に満ち溢れた普段のティエリアならば、ヴァーチェの呪文一つで簡単にアレルヤを罰し、ナドレの呪文でティエリアに更に従順になるようにと躾けることが出来たのです。
ですが恋の魔法に囚われたティエリアに、アレルヤを押しのけることすらかないません。
屈辱です。
今の惨めな境遇に気丈なティエリアの瞳が潤みます。


「泣かないで、ティエリア」


べろり、アレルヤの舌が涙も零れていない頬に触れます。
湿った感触にティエリアは身を縮こめました。
力では適わない。
次に何をされるのか分からないだけに、ティエリアは身を竦めます。
そんなティエリアの様子に、アレルヤは困ったように笑います。


「怖くないよ。知ってるでしょう?僕は君を傷付けたりしない……決して」



ティエリアとて分かってるのです。
アレルヤも、そしてアレルヤの中にいるハレルヤもティエリアを傷付けたりはしないということを。
それでも、だとしても。
魔力を失った今、ティエリアは不安だったのです。
ティエリアの不安は綺麗な顔に正直に映し出されていました。
ティエリアの不安が分かるのでしょう。
アレルヤはにっこり笑って言いました。

「確かにティエリアはもう魔法を使えなくなったけど、でもただ一つだけ魔法の効き目が続いてるんだよ」


アレルヤ限定で、それも永久的に。
そう聞いてティエリアは目を丸くします。
そりゃそうでしょう。
ティエリアは知らず魔法を掛けていたのです。
アレルヤに初めてあったあの日から。




そう、恋の魔法とやらを───。




恋の魔法に掛かってしまったアレルヤと恋の病に掛かってしまったティエリア。
二人の恋物語は、初めての口付けと共に始まろうとしていました。