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   348 名無しさん@ビンキー [sage] Date:2008/06/20(金) 23:10:57 0 ID: Be:
   相手が大学生なもんだから、背伸びするティエリアはアリだろうか。
   アレは高校生相手だからなかなか手が出せない。
   逆にちょっとぐらい手を出せと思ってるティエリア。
   んで、子ども扱いされてると思ってアレに迫ったりする。





366 名無しさん@ビンキー [sage] Date:2008/06/21(土) 15:19:25 O ID: Be:
>>348にセンチメンタリズムを感じたのでたまらず投下。
・20歳大学生アレルヤ×16歳女子高生ティエリア
・ティエリア♀化注意
・エロは無し(未遂的な意味で)

敢えて言おう、ぺったんこなおっぱいが大好きであると!!1
おk!な方はどぞ!




367 20歳大学生アレルヤ×16歳女子高生ティエリア [sage] Date:2008/06/21(土) 15:20:47 O ID: Be:

「アレルヤ・ハプティズム」
インターホンが鳴り響いたその先、ドアの前には仏頂面の恋人が佇んでいた。
「ティエリア、どうしたの?こんな時間に…」
僕は素直に驚いた。だって、今はもう夜の8時ちょっと過ぎたくらいの時間で、女の子が1人で訪ねてくるにはちょっと遅い時間帯だし、それに何より、
「今日は制服じゃないんだね」
そこに佇んでいたティエリアは、普段見慣れてるセーラー服姿ではなく、ラフな短パンに可愛らしいパーカーを羽織り、これまた可愛らしいサンダルを突っかけていた。
少し濡れた髪から、風呂上がりなのかな?と思った。
「今日はロックオンが仕事で居ない。家には私1人だ。だから遊びに来た、入れろ」
淡々とそう述べると、ティエリアはアレルヤの体を押し退けるとまるで我が家のようにずかずかとアレルヤの部屋の中へと歩みを進めた。
ロックオンはティエリアの腹違いの兄で、僕の大学のサークルの先輩だった。
ロックオンが在学中の頃、僕は随分よくして貰って…ちょくちょくロックオンの家に遊びに行ったりもした。
それでロックオンと二人暮らしをしていたティエリアと知り合って色々在って晴れて恋人になったわけだけど…最近はロックオンも仕事が忙しいのか、ティエリアは1人で家に居ることの方が多いようだった。
あまりに突然のことにアレルヤは瞳をぱちぱちと瞬かせるが、すぐに優しく微笑んで「ようこそ」とティエリアを迎え入れた。

× × ×

「ねぇ、お茶がいい?ジュース?それともミルク?」
「………これは何だ?」
ソファーに膝を抱えるように大胆に座ったティエリアに飲み物のリクエストを尋ねると、ティエリアの目線はソファーの前のガラステーブルの上のワインレッド色のビンに釘付けになっていた。
僕はどちらかというと普段長いスカートで隠れてて見えない真っ白な足の方に釘付けだったんだけど。
(…綺麗な足だなぁ。すらっとしてて、白くて、それに…)
「…おい、何を呆けている。聞いているのか?」
「…あっ、ご、ごめん!」

慌てて、ティエリアから目線を逸らす。僕の顔は真っ赤に染まって、ティエリアは怪訝そうな視線を僕に向けた。
(いけない、いけない……ティエリアはまだ16歳だし、それに、最近ようやくキスしたくらいだし…)
キス、と言っても、軽く唇と唇を重ね合わせるだけのキスだ。それだけで顔を真っ赤にさせてしまうティエリアが、堪らなく可愛いと思ってしまう。
しかし、本音を言うならばアレルヤとて20歳の青少年。思いを通じ合わせた恋人と、もっと先のこともしたい。
だがアレルヤが思いを通じ合わせた恋人は、まだ花も恥じらう16歳の女子高生。
そんなティエリアに無体を働くなんて、僕には出来ない!そう、いつもアレルヤは理性と本能のジレンマに悩まされているのだった。

「だから、これは何かと聞いている!!」
何やらはっきりしない態度のアレルヤに苛立ちを感じながら、ティエリアは目の前のビンを掴みアレルヤの前へとずいっと差し出した。
「あ、あぁ、これ?ロックオンがくれたんだよ…お前も20歳になったんだから、って…」
「ロックオンが……酒、か?」
「うん」
ロックオンが僕にくれたのは、お洒落なラベルに包まれた赤ワイン。アルコール度数はちょっと低めだけども。
ティエリアは赤ワインのビンを興味深そうにまじまじと見つめた後、不意に言葉を放った。
「今日はこれが飲みたい」
「え!?だ、ダメだよ、ティエリアはまだ未成年なんだし…!」
「黙っていろ。子供扱いするな!」
見た目は完璧に優等生なティエリアだが、時々信じられないくらいの言動を取る所が在る。今だってそうだ。
頬を膨らまして、上目遣いに僕を睨みながら、ワインのビンに指を絡ませている。ああもう、こういう状態になったらてこでも動かないんだから…。
「…わ、わかったよ。でも、そのまま飲んじゃダメだからね」
「?」
はぁ、と1つ溜め息を吐くと、アレルヤはのそのそと冷蔵庫に向かって歩き出し、サイダーのボトルと冷やしたグラスを2つ手に取ると、再びティエリアの前に戻って来た。
「まずはサイダー割りから。これだったら、飲んでもいいよ」
「…ふん、次からはそのまま飲むからな」
「ダーメ。ティエリアが『大人』になったら、その時はそのまま飲んでいいよ」

窘めるように言い聞かせながら、とくとく、と2つのグラスにワインを注ぐ。ただし、片方のグラスには三分の一程度だが。
続いてすぐにサイダーのボトルを開け、とくとくと三分の一程度のワインのグラスに注いでやると、少々ワインレッドの色が薄まり、小さな気泡を浮かび上がらせる。
「はい、出来上がり。」
そのグラスをティエリアの前に差し出してやると、少々不満そうな顔をしながら、グラスを手に取りそのまま唇に運んだ。
「………」
「美味しい?」
「…ジュースみたいだ」
ティエリアの唇にゆっくりと流し込まれてゆくワインを見つめながら、アレルヤもまたティエリアの隣に腰掛けながら、原液のワインを唇に流し込んだ。

× × ×

しばらくして。
2人分のグラスも空になった頃、ティエリアの瞳はとろんととろけ、ずるずるとアレルヤの肩へと寄りかかってくる。軽く腕と腕を絡み取られて、僅かにアレルヤの心臓が跳ねた。
「…ティエリア?」
「………」
ティエリアの瞳を覗き込むと、ぽう、と熱に浮かされたまま見つめられた。
「酔っちゃった?」
「…酔って…ない……」
ふるふる、と首を横に振りながらも、ティエリアはさらにアレルヤの腕に頬を擦り寄せるように体を密着させる。
普段のティエリアからは想像出来ない光景だった。
「やっぱり酔ってる……どうする?今日、ロックオン居ないんだよね…泊まってく?」
「……ん…」
こくり、と頷いたのを確認すると、アレルヤは軽々とティエリアの体をお姫様抱っこすると、寝室へと歩みを進めた。
「…やだ、寝たくない。まだ10時にもなってないのに…!」
すると、それに抵抗するかのようにばたばたと手足をばたつかせながら、ティエリアがささやかな抵抗を開始した。
「ダメだよ、ティエリア。もう完璧に酔ってるじゃないか…」
「酔ってない、…酔ってないと何度言ったらわかるんだ!このばか!」
さらにばたばたと抵抗を強めるティエリアをやんわりと押さえつけながら、アレルヤは自室に辿り着くと、ベッドにそっと優しくティエリアの体を降ろした。

「…アレルヤ…は、何処で寝るんだ……?」
「僕?僕はさっきのソファーで寝るよ。ここで眠るわけにはいかないしね」
あはは、と冗談めいた笑みを浮かべた瞬間、ティエリアの手がくいっとアレルヤのシャツの端を軽く掴んで引っ張った。
「ここで、寝ればいい。」
むくり、と上半身を起き上がらせたティエリアが、さらに強い力でシャツの端を引っ張ると、その言葉の衝撃に呆けていたアレルヤの体はいとも簡単にドサッとベッドに沈まされた。
「……ティ…ティエリア…?」
頭が状況の変化に追いつかない。
あっという間にアレルヤの体は反転し、見上げるとティエリアの真っ赤な顔が瞳に映る。
押し倒されてる?誰が、誰に?
「………アレルヤ………」
「僕が、ティエリアに、だよ!って、ティエリア!?ちょ、どうし、」
どうしたの、アレルヤのその言葉はティエリアの熱い唇によって塞がれた。
「………」
触れるだけの、キス。それなのに、体の奥底から熱が這い上がってきて。
「…アレルヤ…」
どれだけ唇と唇を重ねていたのだろう。やがてティエリアが熱に浮かされたような声でアレルヤの名前を呼ぶと、潤んだ瞳で確かに呟いた。
「すき」
そのたった二文字に、アレルヤの理性の壁がどくんと音を立てて崩れていった。

「…ティエリア!」
たまらず、愛しい名前を叫んだ。
柔な両肩をガシッと掴み、驚いて見開いた瞳を無視して、あっという間に体の位置を反転させる。
ドサッ、という音が辺りに響いて、ティエリアの体は再びアレルヤによってベッドに沈んだ。
「ティエリア……僕も、君のことが………!」
そこまで言ってから、アレルヤははた、と呆けてしまった。
「……んー…」
なんと折角押し倒した恋人は、すーすーと寝息を立てながら、気持ちよさそうに瞳を閉じて眠ってしまったのだから。

「え、ちょ…おーい、ティエリアー…?」
そっと呼び掛けてみるも、ティエリアの瞳は一向に開く気配が無い。
しばらく気まずい沈黙が流れると、アレルヤの体の力がふっと抜け、たまらずティエリアが眠る横にどさりと沈んだ。
「据え膳って……こういうのを言うのかなあ……」
はぁ…と心からの溜め息を吐く。今のアレルヤには、このまま事に及ぶ度胸も甲斐性も無い。
「ん……アレ、ルヤ……」
むにゃむにゃと名前を呼びながらもすやすや眠る無防備なティエリアに再び溜め息を吐いたあと、アレルヤはティエリアの体を抱き締めながら、2人分の体にそっとシーツを被せた。
「おやすみ、ティエリア」
ちゅ、とティエリアの額にキスを送ると、それに応えるかのように僅かに擦り寄ってくるティエリアの温もりを感じながら、アレルヤもまた少々気だるい体と共に眠りの底へと落ちていった。

(今はまだ……こういう関係のままでも、良いかもしれない…な…)



朝。
むくりと起き上がったティエリアは、途端に襲い来るガンガンとした頭痛に眉を潜めたあと、チラリと自分の体を見つめた。
そして次に隣で静かに寝息を立てているアレルヤを見つめたあと、ふん、と溜め息を吐いた。
「あの後何もしなかったのか、この甲斐性無しめ」
そして僅かな腹いせに、アレルヤの鼻をキュッと摘んだ。

(なんという失態だ、まさかあそこで寝てしまうとは…計画を歪めてしまった!)

ふがっ、と鼻息を詰まらせてアレルヤが目覚めるまで、あと数秒。


終わり。