※一回戦はこちら


672 :二回戦1:2008/04/19(土) 16:54:41 0

「もういいか?」
「まーだだよ。ハレルヤ、どどどどこに隠れたら…」
『知らねーよ! かくれんぼなら勝てるっつったのはアレルヤだろーが!』
「だってほら、僕よく存在を無視されるし…はぶられるし…」
『………』
「ハレルヤ、どうしたら…」
『俺と代われアレルヤ!』
「えっ?」
『お前は俺が守る! 絶対勝ってやるから! 二度とハブラレルヤなんて言わせねぇ!』
「ハレルヤ……君を、信じても?」
『おう! 俺を信じろアレルヤ!』
「分かった! 交代だハレ――」
「アレルヤ・ハプティズム、見ーつけた」
「え?」
『え?』



673 :二回戦2:2008/04/19(土) 16:55:53 0

「ハレルヤ、僕ティエリアにルール説明してたよね」
『してた』
「もう別にいいけど……
もういいかーい!」
「まだだ」
「もういいかーい!」
「まだだ」
「もういい…」
「しつこいな! いい加減にしろ!」
『何だよこいつ…どうしろっての』
「よし、探しに行こうハレルヤ!」
『お前慣れすぎだろ』



674 :二回戦3:2008/04/19(土) 16:56:37 0

「ロックオン、かくれんぼで見つからないようにするにはどうしたらいいでしょう」
「またいきなり何だ?」
「いいから早く教えなさい。今まさにこの瞬間、私はアレルヤ・ハプティズムに追われているのです」
「まず隠れるという発想はなかったんだな。
よし、そのフリーダムさに合わせた作戦を教えてやる。相手の目を見えなくすればいいんだ」
「どうやって?」
「こう…後ろに回りこんで、手の平でアレルヤの目を隠す」
「なるほど」
「そしてこうだ。リピートアフターミー、だーれだ(はぁと)!」
「だーれだ(はぁと)!」
「すかさず耳に息を吹きかける。ふー」
「ふー」
「よし。完璧だ」
「ありがとう、ロックオン・ストラトス!」
「負けんなよ!」



675 :二回戦4:2008/04/19(土) 16:58:30 0

「見つからないなぁ」
『アレルヤ、ちょっと代われ。俺の方が目がいいから』
「嫌だよ。だってハレルヤ、ティエリアに……あ』
「交代だ!」
『勝手に!』
「久しぶりの自由だぜ! かくれんぼだ! 鬼だ! 楽しいよなぁアレルヤ! アレルヤァアアア!」
『やめろハレルヤ! 鬼は僕だ! ティエリアを見つけるのは僕だよ!』
「引っ込んでろ! ――あ?」
『ん? ハレルヤ?』
「何だぁ? いきなり、」
「だ、だーれだ(はぁと)!」
「ああ? てめーふざけん…」
「ふー」
「うおっ!」
『ハ、ハレルヤ! ちょっとずるい何されてるの!』
「ふー」
「ひゃ! ちょっ…」
『君そんな声普段出さないよ! それ僕の役目! 代わって!』
「くそっ……いい加減に…っ」
「……面白いな。アレルヤ・ハプティズム、耳の中はくすぐったいのか?」
「くすぐったくねぇ! 離せ!」
「ふーふー」
「あぅ!」
「やっぱりくすぐったいんじゃないか、嘘つきめ。君の負けだ。ふー」
「うひゃ!」
『うひゃとか言うな!』



676 :二回戦5:2008/04/19(土) 17:01:33 0

「今度こそうまく隠れるよハレルヤ。もう腰くだけにはならないでね」
『るせぇ!』
「…もういいな。行くぞ」
「ティエリアまたルール無視だよ! もういいハレルヤ、ここに隠れよう」
『おう! 見つかったら作戦通りにな!』



677 :二回戦6:2008/04/19(土) 17:02:41 0

「…ん? 見つけた! アレルヤ・ハプティズム!」
「……違うぞ」
「え?」
「俺はハレルヤだ」
『………』
「………そんな」
「あぁ?」
『ティエリア?』
「…そんな。私はアレルヤと遊んでいたのに。……アレルヤだから…アレルヤと……」
『え!?』
「アレルヤ・ハプティズムのことを…私は…」
『え!? え!?』
「アレルヤが、好きだ……」
「僕もだよティエリア!」
『ちょっ…おいバカ!』
「! 君はアレルヤか?」
「うん!」
「なら君の負けだ」
「え?」
「失礼する」
『……』
「……ハレルヤ」
『どうした』
「僕は幸せだよ…」
『俺は憂鬱だ。…バカ共が』

 

 

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最終更新:2008年09月21日 21:33