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× × ×

森のさらにさらに奥深く。
鬱蒼とした木々が生い茂る薄暗い空間の中に、突然剥き出しの岩肌が聳え立つ。
ティエリアを抱えたままのアレルヤが慣れた足つきで、とんとんっ、とごつごつとした岩肌の足場を器用に登ってゆくと、やがて大きな洞穴に辿り着いた。
「ここが、僕の家だよ」
「…こんな所、初めて来た…。」
アレルヤが中へ足を進めてゆくと、ひんやりとした空気がティエリアにまとわり付いた。
中は予想以上に広くて、薄暗かった。
ごつごつとした岩肌の他に在るものといえば、葉や草などを大量に積み重ねただけの、まさに自然のベッド。
そのベッドにだけ、岩と岩の間から漏れた僅かな太陽の光がきらきらと輝いていた。
「っ!!」
ぼーっとしていると、突然アレルヤがティエリアの体を放り投げた。
思わず瞳をぎゅっと閉じ体を堅く緊張させるが、次の瞬間にティエリアが感じたのは岩肌の痛みでは無く、ふわふわとした葉や草の柔らかい感触だった。
「…?」
「予想以上に柔らかいでしょ、僕のベッド」
ドサリと僅かな重みを感じ、恐る恐る瞳を開ければ、アレルヤもまたティエリアの体の上に覆い被さっていた。また顔と顔が接近していて。
「アレルヤ…?」
見上げたアレルヤの様子が、いつもとは違っていて。ティエリアは心配そうに首を傾げた。
「ティエリア……」
ここまで走ってきたからだろうか。
アレルヤの頬は紅上し、はぁはぁと僅かに息を荒げて肩を上下に揺らしている。
真っ赤な舌を下唇の上へと出し、灰色のふさふさとした尻尾を勢いよく左右に揺らしている。
「?走って、疲れた、のか?」
「ううん、違う」
口を開けているせいで、アレルヤの鈍く光る鋭い刃が僅かに見えてしまい、ティエリアは無意識に体を強ばらせる。
「…じゃあ、君はどうして、そんなに息が荒いんだ?」
「それはね、………知りたい?」
そう呟いたアレルヤは、次に信じられないくらいの強い力でティエリアの細い両手首を掴むと、だんっ!!とティエリアの顔の横辺りのベッドに押さえつけた。
「んっ…!?」
それにびっくりして目を見開いたのも束の間、あろうことか再びアレルヤの唇がティエリアの唇を塞いだ。



「んん、んぅ、ん……!」
しかし、その行為は先ほどの優しいキスとは全くの別物で。
強く押し付けられた唇の間から、ぬるりとアレルヤのざらざらとした舌が侵入してくる。
「んんんん……!!」
ぞくぞくと未知の感覚がティエリアの背中を這い上がってゆく。
アレルヤの舌は好き勝手にティエリアの口内を蹂躙し、やがて震えるティエリアの舌へねっとりと絡み付いた。
「ん、っん!んぅ……!!」
どちらのものかも分からない唾液が、堪えきれずにティエリアの口端からつつっと伝って。
条件反射のようにティエリアは押さえつけられた両腕を暴れさせようとしたが、アレルヤの力が強すぎてぴくりとも動かせない。
「ん…………っ!」
アレルヤが貪るようにティエリアの唇に吸いつく度に、くちゅ、くちゅ、という恥ずかしい音が岩肌に反響し、より鮮明に2人の耳に届く。
やがて全ての抵抗を止めたティエリアは、与えられる未知の感覚を全て受け止めようと、息苦しさを感じながらもそっと真っ赤な瞳を閉ざした。

「っ、ティエリア……」
「っぷは、ぁ、はぁっ、ん………」
やがて唇が離されると、細い唾液が2人の真っ赤な舌を細く繋ぎとめる。
アレルヤもはぁはぁと息を荒げていたが、ティエリアはそれ以上に大きく息を荒げていた。
「ごめんね…苦しかった?」
「…っ、ん、なの…」
「え?」
荒い息を何とか整えようとしながらも、ティエリアは何かを言いかけた。
アレルヤはよく聞こえるようにと顔を接近させると、ぎろりと潤んだ真っ赤な瞳で睨まれた。
「こんな、の、……知らない…。何だ、今の、は……」
「え、うそ、…知らない?」
初めて会った時、ティエリアは自分を16歳の『おとな』だと言った。
経験が在るか無いかは別として、そのぐらいの年頃の人間の女の子は、そういう知識は既に蓄えているものだと思っていたアレルヤは、顔をきょとんとさせた。
「…テレビで見たから『きす』は知ってる。お互いが好き合った時にするのが、『きす』だ。唇と唇を合わせて…それで『こいびと』同士になって、ハッピーエンド!…だろう?」
無垢な瞳で見上げてくるティエリアに、アレルヤは金槌で頭を思いっきり叩かれたような感覚に陥った。



「え…うん、そうだけど、…え?もしかしてティエリア、さっき僕としたキスが…」
「ああ…あれが、ファ、ファーストキス、だった…」
恥じらうようにそう宣言するティエリアに、今度は金ダライが頭の上に落ちてきたかのような衝撃を覚えた。
「とにかく、これで私たちは、その…キ、キスもしたし、『こいびと』にもなったし…そしたら次は10ヶ月後くらいに0ガンダムが子供を運んできてくれるんだよな?」
そういえばファーストキスはレモンの味なんかしなかった、と、次々と想像を絶する言葉を紡いでいくティエリアに、完璧に脱力してしまう。
「アレルヤ?」
ずるずるとティエリアの首元に顔を埋めてしまったアレルヤに、心配そうな声が掛けられる。
(こんなに綺麗だから、とっくに恋の1つや2つ、してると思ってた…)
そういえば、この森にはティエリア以外の人間がそう滅多に居ないんだったっけ。
そうか、だからティエリアは純粋無垢で、何も、本当に何も知らないんだ―――。
そう思うと、どくん、とアレルヤの中の動物としての本能が高鳴るのを、アレルヤは静かに自覚した。
何も知らないティエリア。無防備なまま狼の巣へ放り出されたティエリア。それでも、アレルヤのことが好きだと、キスを受け入れてくれたティエリア。

「………ティエリア」
決意は固まっていた。
ゆっくりと顔を上げると、?マークを浮かべたままのティエリアとばっちり視線が重なる。
「さっきの質問、答えてなかったね。『君はどうして、そんなに息が荒いんだ?』って……」
それはね、
言葉を紡ぎながら、しかし依然としてティエリアの両手首をしっかりと押さえつけたまま、アレルヤはティエリアの耳元へと唇を寄せた。

「君を、食べてしまいたいからだよ…」
「………っ…!!」

“食べる”
その単語からティエリアが導き出せる答えは、1つしかなかった。
「…や、やだ…アレルヤのことは、好き、だけど、…それは絶対に痛いし、苦しいし、血も出るし…」
「違うよ。そういう意味の“食べたい”じゃなくて、」
まあ、或る意味痛いし苦しいし、血も出るけど…といった言葉を飲み込み、アレルヤは顔を上げて不安そうなティエリアと視線を合わせた。

「君と、1つになりたい…ってこと。」



その言葉にティエリアは目をぱちぱちと瞬かせた後、さらに?マークを浮かべた。
「1つに…?それはつまり、どういう…?」
「えっとね、さっきティエリアは恋人同士になったら0ガンダムが子供を運んできてくる、とか言ってたよね。それ、実は間違いなんだ」
「何っ!?畜生、あのガンダム馬鹿め…!俺に嘘を教えるとは…!!万死に値する!!」
ガンダム馬鹿って誰のことだろう。
アレルヤはぼんやりとその悪戯とも優しさとも取れる嘘を吐いたティエリアの知り合いのことを考えたが、すぐにまた意識をティエリアに集中させた。
「あのね、恋人同士になったら、お互いの存在をより近くに感じられるように、『或ること』をするんだ。その結果として、子供が出来るんだけど…」
「…その『或ること』が、『1つになる』ってことなのか?」
こくん、とアレルヤは頷いた。
ティエリアも新しい知識を反芻させるように数回頷き、やがて口を開いた。
「わかった。アレルヤ、1つになろう」
「え!?そ、そんな簡単に決めちゃっていいの!?」
突然の超展開に、アレルヤの心臓が飛び跳ねた。
もちろん、『そういうこと』をするためにティエリアを自分の家に連れて来たわけだが…それでも、アレルヤは理性と本能のジレンマに挟まれ、未だ悩んでいた。
それをあっという間に吹き飛ばす、ティエリアの一声で在る。
「私も、アレルヤをもっと近くに感じたい…だって、アレルヤのことを考えると、胸が締め付けられるみたいに痛くなって、苦しくて…」
「ティエリア…」
「こんなに、こんなに好きなんだ、アレルヤのこと、」
だから……
そう言いかけたティエリアの唇を、再び貪るような深いキスで塞ぐ。
水音を響かせながら、ティエリアの唇から時々漏れる声に耳を傾け、雄の本能をたぎらせる。

「ん、んぁ、…アレルヤぁ…」
「ティエリア、僕がティエリアのこと、」
ティエリアの唇から自らの唇を離れさせると、ざらざらとした舌でぷっくりと膨らんだティエリアの唇を、まるで味見するかのように一舐めした。

「『おとな』にしてあげる………。」

× × ×

「やっ………」
まず、アレルヤの両手にがっちりと掴まれていた両手首が解放された。
それでもどう体を横たえていればいいのかよく分からないので、そのまま手首を反転させて、くしゃりとたくさんの葉や草を掴んでみた。
その間にアレルヤの手が木綿生地の白いワンピースの上からティエリアの年齢にしてはかなり小振りな胸を鷲掴みし、ティエリアの体がびくんっ!と跳ねた。
「すごく…柔らかい…」
「あ…アレルヤっ…!」
形を確かめるように胸を揉みしだくアレルヤに、ティエリアは顔を真っ赤に染める。不安げに瞳を揺らすティエリアに、大丈夫、とでもいうように再びアレルヤはぺろりとティエリアの唇を舐めた。
「…ごめん、とめられないかも…」
何が、そう尋ねる前に、アレルヤのごつごつとした手が、ぐっ、と胸元の白い木綿生地の布を掴んだと思った次の瞬間、
「っ………!」
びりいっ!!と無惨な音が薄暗い洞穴の中に響き渡った。目の前に舞い散る真っ白な布。それは、まさにティエリアのワンピースのものだった。
「いやぁっ……!!」
アレルヤはその逞しい狼の力で、いとも簡単にティエリアのワンピースを豪快に破りきってしまったのだった。
胸元が露わになり、同時に慎ましやかなピンクの可愛らしいブラも露わになる。
アレルヤの顔がそのブラに近付く。アレルヤのはぁはぁとした荒い吐息を直に胸元に感じ、ティエリアは小さく震えた。
「ぁ……!!」
やがてアレルヤはティエリアの肌を傷つけないように配慮しながらブラの真ん中付近へと鋭い歯を使い噛み付くと、勢いよく手前へ引いた。
その勢いで、ブラは簡単に真ん中からブチッと引きちぎれてしまった。
ワンピースも、ブラも、お気に入りだったのに。そんな気持ちも頭によぎったが、何よりもティエリアを満たしていたのは、普段の優しい姿からは想像出来ないアレルヤの荒々しい姿への、恐怖心だった。
しかしそれでも、ティエリアは抵抗しなかった。その恐怖心よりも何よりアレルヤへの愛しさが、強くティエリアを満たしていたからだった。
「ひゃっ!!」
あっという間に露わになってしまったティエリアの胸へ、勢いよくアレルヤが吸い付いた。片方は大きな手で包み込み、もう片方はざらざらの舌で先端を蹂躙する。
「ぁあ、っあ、やぁ……!!」



アレルヤが触れるたびに、触れられた箇所が熱を帯びる。
そこから甘い疼きが生まれて、一気にぞくぞくと背筋を這い上がって来る。
やめてほしくて、やめてほしくなくて。
初めて感じる感覚に、心が、体が、びくびくと震えているのが分かる。
「っ、ティエリア…」
「あ、や、っん…!」
徐々にアレルヤのごつごつとした手が下へ下へと下がってゆくと、先ほど枝に引っかかり細く一線裂けてしまった白いワンピースの間から覗くティエリアの太ももに辿り着いた。
吸い付くようにそこを撫で回してやると、擽ったそうにぴくりと跳ねた。
「や…!!」
やがてさらにそこからつつっ…と手を滑らせてゆくと、同時に捲り上げられたワンピースからブラと同じ色のショーツが露わになった。
そしてアレルヤの手がティエリア自身もよく知らない、しかし最も敏感な箇所に辿り着く。
確かめるようにショーツの上から秘裂をなぞると、一際大きくティエリアの体が震えた。
「っあぁあ……!」
「凄い…ぐちゃぐちゃだ、ここ」
触れたそこは、ショーツの上からでも分かるくらい湿っていて。よく見ると、じんわりとショーツの色が変わっていた。
「やだ、っ、見るなぁ……!!!」
「駄目、もっとよく見せて…」
ぐっ、とアレルヤの手により太ももをしっかりと掴まれて、左右に大きく開かれる。
「下着の上からでも分かるよ…こんなに、濡れてる」
「っうぅ…!」
あまりにも、全てをさらけ出すような体勢が恥ずかしくて、恥ずかしくて。
ティエリアの瞳から堪えきれなかった涙が頬を伝う。
真っ赤な頭巾を被り、その下のワンピースはずたずたに引き裂かれ、あられもない姿で涙を流すティエリアに、アレルヤの獣の本能がたぎる。
「………もっと、見せて。ティエリアの全てを、僕に……」
「やっ!!」
アレルヤの手が、唯一ティエリアの最も大切な箇所を守るショーツにかけられて。とっさにティエリアはそのアレルヤの手を抑えつけた。
「やだ…や、だぁ……」
「ティエリア………」
重なり合った視線。
ゆっくりと首を左右に振るティエリアが見たものは、まるで獲物を狙って追い詰めるかのような熱と欲望を秘めた、狼としてのアレルヤの銀色の瞳だった。



「…………っ!!」
しかし、そんなティエリアのささやかな抵抗も、獣と化したアレルヤの前では無にも等しくて。
ショーツに指を引っ掛けたアレルヤがそのまま横へ勢いよく引っ張ると、僅かな反動と共にびりいっ!!という音が響き渡り、無惨にも引き裂かれたショーツが力無くティエリアの肌の上へと覆い被さった。
「アレルヤ…っ…」
もうそのショーツは、ショーツとしての役目を果たしてはくれなくて。ぱさりとティエリアの秘部が露わになり、ティエリアの頬がこれ以上にないくらい真っ赤に染まった。

「ティエリア…ティエリア、可愛い…可愛いよ、ティエリア……」
はあはあと息を荒げながら、アレルヤは露わになった秘部へと顔を近付ける。
「あ!っあぁあ…!」
そしてざらざらとした舌で、ぴちゃ、ぴちゃりとそこを舐め始めた。
「やだ、やっ…そこ…汚い……!!」
「汚くなんかないよ…すごく甘くて美味しい、ティエリアの……どんどん溢れてくる……」
「いやあぁぁあ……!!」
直接体の奥に響いてくるような刺激に、体が持続的にびくんびくんっ!と跳ねる。
その度に自らの体内から、くち、と粘液が溢れる感触がリアルに感じられて、羞恥で顔が真っ赤に染め上げられる。
「ひぁぁあぁっ」
アレルヤの舌が淫核を掠めると、さらに媚声が大きくなって。頭に靄が掛かって、何も考えられない。
何か言いたくて、でも何も言えなくて。口から漏れるのは、意味の無い喘ぎ声だけで。

「…ティエリア」
やがてアレルヤが秘部から口を離すと、与えられ続けていた快楽の波から解放され、ティエリアははあはあと息を荒げながらもようやく一息吐く。
予想以上に体力が消耗され、もう指一本動かせない。不思議だ。ただ横たわっているだけなのに。
「ごめんね、なるべく優しくするけど、もしかしたら痛いかもしれない……」
そう言ったアレルヤの指が再び秘部を伝うと、ゆっくりと、つぷりと音をたてて一本の指がティエリアの肉壁を割って侵入してきた。
「っ、あ………っ!?」
予想外のアレルヤの行動に、喉の奥がひくりと鳴った。
16年間生きてきて、誰の侵入も受けなかったそこに、まさに今アレルヤの指が挿入されている―――その事実に、頭が真っ白になった。
「や、むり、入らな……っ!」
「大丈夫、力抜いて…」



異物感に顔をしかめながら、ティエリアは、いやいや、と首を左右に振る。
無理だ、入らない、入るわけがない、こんな―――
「ティエリア…」
「んっ…」
がちがちに固まってしまったティエリアの体を解すように、アレルヤは出来るだけ優しくティエリアの唇に深い深いキスを送った。
「ん………」
アレルヤの優しさを直接感じとったティエリアは、自然と体の力をすっと抜けさせた。それと同時にアレルヤの指が奥まで入り込み、さらにもう1本の指が内部へ追加される。
「っあ、ぁ、あ………!!」
「ん、いいこ」
ばらばらに指を動かしながらしっかりと肉壁を解してやると、ぬちゅ、と夥しい程の粘液が溢れてくる。
そろそろ、かな。
そう思って2本の指をずるりとティエリアの内部から引き抜くと、一瞬ティエリアの体がひくりと跳ねた。
「っは、はぁ、はぁ、…アレルヤぁ…」
「…お待たせ、ティエリア。やっと、1つになれる…よ。」
アレルヤはカチャカチャと自らのベルトを解放させ、興奮によりそそり立った己の欲望の体現を取り出した。
「アレルヤ……」
先ほどの指よりもっともっと質量の在るそれに、ティエリアの体が僅かに震える。しかし、ごくりと不安を飲み込むと、涙と熱とでぐちゃぐちゃに潤んだ瞳にアレルヤを映し出して、呟いた。
「……優しく、しろ……」
掠れそうな声が、静かな洞穴の中に響き渡って。それに応えるように、アレルヤはティエリアの額にちゅ、と口付けると、そのそそり立った雄の証を熟れきった秘部へとあてがった。

「っ、は、ぁ、ぁああ………!!!」
「はぁっ、はあ、ティエリア、大丈夫……?」
先ほどとは比べものにならない程の圧迫感が、体の奥底からティエリアを貫いてくる。まともに息すら出来なくて。多分全然大丈夫じゃないのだけど、すぐ近くに在るアレルヤの顔が、苦しそうに、しかし満足そうに微笑んでいるのを見たら、そんなことどうだってよくなって。
「っう、痛……!」
ちくり、と僅かな痛みを感じたと思ったら、あ、とアレルヤの呆けたような声が聞こえてきた。
「初めてだから…血、出ちゃったね」
ぐちゅぐちゅと淫猥な音を響かせながら接合するそこから、つつっと一筋の赤い線が流れ伝ってくる。
「アレルヤ……ぁ」
「ん。これで、ティエリアは『大人』になったんだよ…」
「大人…」



不安げに揺れた瞳を落ち着かせるように、優しく微笑んだ。お互いにはあはあと息が荒い。
「……ティエリア、動くよ」
完璧に収まりきった己の雄を緩やかに律動させると、たまらずティエリアはびくん!と体を跳ねさせ、甘い叫びを上げるようになった。
「あ!っあぁ、ああ……ん!」
ぬちゅ、ぬちゅ、と耐え難い音が岩肌に反響して耳に届く。やがて緩やかだった律動が激しくエスカレートしてゆくと、耐えきれずに、ティエリアは両腕をアレルヤの首に回ししがみついた。
「やあぁぁあぁあ!!」
「ん、ティエリア、可愛い…可愛い、よ……」
彼女の象徴で在る赤頭巾は依然としてそのままなのに、その下で慎ましやかに彼女の体を包み込んでいた膝下の丈の純白のワンピースやピンクの下着は、全て無残にもずたずたに引き裂かれて。
そして、俗なことは何も知らない純粋無垢なティエリアという花が、今まさに狼で在る自分に散らされている。そんな、気持ちは確かに通じ合っているが、何処か倒錯的なこのシチュエーションに、アレルヤの中の獣がさらに息を荒げて。
「や、も、むり、やだぁ……!!」
与えられる大きすぎる快感に、ティエリアは喉元をさらけ出して喘いだ。本能的に、そのさらけ出された真っ白な喉に、アレルヤがかぷりと噛みついて。
「や……!」
勿論歯は立てていないのだが、アレルヤの鋭い獣の牙を直接感じ、ティエリアの喉がひくりと鳴る。震える白い喉をざらざらの舌で感じとると、アレルヤの獣としての支配欲が、満たされてゆくようで。
人間と狼。雌と雄。絶対的なその力の差に、なすすべもなく蹂躙されるティエリアに、僅かばかりの同情と優越感、そして多大なる愛情を感じた。
「…っ、ティエリア、も…」
「ひぁあぁあああ……!!!」
そっと喉から口を離し、最奥を勢いよく貫いた。がくがくとティエリアの体が揺れ、内部がきゅっとキツく締め付けられる。
「…っ」
それにより自らの限界を感じたアレルヤは、さらに勢いを強め、ティエリアの内部を激しくかき回し始めた。
「っ―――――…!!!!!」
次の瞬間、ティエリアは声にならない声を上げた後、大きく瞳を見開きながらびくびくと体を跳ねさせた。
「うっ……!」
そしてアレルヤもまた快感の波に引き寄せられ、ティエリアの最奥にどくんっと熱い液体を注ぎ込んだ。



「…ティエリア、ティエリア?」
全てに脱力し虚ろに洞穴の天上を見上げるティエリアの頬に優しく触れると、ようやくティエリアの瞳に光が戻った。
「……ア、レル、ヤ……」
ぽう、と赤らめられた頬が、とても可愛らしくて。アレルヤは唇にちゅ、と軽いキスを送った。
「……これで私も、『大人』、か?」
「うん。今日からティエリアも立派な、大人、だよ」
未だ繋がったままだった体を、労るように離れさせる。ずるりとそれが引き抜かれた瞬間、微かにティエリアが喘いだ。
「可愛い………」
アレルヤのものが引き抜かれた秘部から、とろりと白濁とした液体が伝うのを見て、アレルヤの心がゆっくりと満たされてゆく。

「ね、ティエリア」
脱力しきったティエリアの体を抱き上げると、アレルヤはそっと慈しむように自らの膝の上へと座らせた。
「はぁ、はぁ、ん……アレルヤ…?」
荒い吐息を続けるティエリアの可愛らしい唇を、もう一度深いキスで繋げさせて。やがて再び唇を離した時、アレルヤはティエリアの瞳を真っ直ぐに見つめながら、囁いた。
「絶対に、幸せにするから。」
そして、きつく、しかし優しくティエリアの華奢な体を抱き締めた。
「………当たり前だ、ばか。」

それから2人は、ナドレお母さんやヴァーチェお婆ちゃんの前で恒例の『娘さんを僕に下さい!!』イベントをこなし、狼さんの洞穴で2人っきり同棲フラグを立て、いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。


「…『せっくす』する度に服を破くのは止めろと何度言ったら分かるんだ、この馬鹿狼!服代もばかにならないんだからな!罰として一週間俺に触るの禁止!!」
「そんなあああ、ティエリアぁぁあああーーー」


終わり。