699 名無しさん@ビンキー [sage] Date:2008/07/07(月) 01:39:41 O
ID: Be:
毎回毎回KYでご無礼☆なんだけど…
投下場はまだ作れそうにないんで、
>>469の続編的なアンラッキースケベ、
途中まで投下させて貰います。
相変わらずティエリア&刹那が♀なんで、
苦手な方は、申し訳ないんですが、スルーでおながいしまつ( ̄人 ̄;)
702 アンラッキースケベ「アレルヤ・ハプティズム」 [sage] Date:2008/07/07(月) 01:48:25 O ID: Be:
ティエリアは悩んでいた。
中学二年生といえば、思春期真っ只中の多感なお年頃。
勉強に恋に友情に…悩みや、戸惑い、不安は尽きることがない時期だ。
今、ティエリアの頭の中には一人の異性で占められていた。
彼の名はアレルヤ・ハプティズム。
はぁ、とティエリアは何処か甘さを含んだため息を吐いた。
(ヴェーダ……僕は、私は、どうしたら…
どうしたら、アレルヤの超兵を見ずに済むんだろう…)
ティエリアの悩みは…中学生にしては、深く、重い。
*
同時刻。ティエリアのクラスメート刹那・F・セイエイの家。
トゥルルルルルルルル
ちょうど学校が終わって、帰宅した時間帯で共働きの両親は、まだ家にはいない。
宗教の勧誘か何かかと思い、
うんざりしながら仕方なく刹那は電話を取った。
「…はい。こちら刹那・F・セイエイ。宗教勧誘は駆逐する」
「……刹那、か?ティエリアだが…」
聞き慣れた声に刹那の表情が和らぐ。
「…お前が電話をくれるなんて珍しい。どうかしたのか?」
「……刹那。一生のお願いがあるんだ…」
思いつめたようなティエリアの声に、
刹那はん?と眉間に皺を寄せ首を傾げた。
「え?ブラジャーを買いたい?」
大きなショッピングモールのある大通りに向かって歩きながら、
吃驚したように、刹那が聞き返す。
「刹那、声が大きい!」
私服姿のティエリアが慌てたように叫ぶが、
却って制止する声の方が大きく響いた。
心無しかティエリアの顔が赤い。
「ていうか、ブラジャー…持ってなかったっけ?」
今までの体育前の着替え風景を思い出し、刹那は問いかける。
「ロックオンに、無理矢理買わされたやつなら、ある!
だが、あれを家でするのは窮屈だし、地味でかわいくないだろ」
ティエリアの意外な返答に刹那が目を見張った。
「…鼻血吹かれたら困る、んだろ?
かわいいのを買うより、地味なのを買えばいいんじゃないか?」
疑問の声に、今度はティエリアがきょとん、と刹那を見返す。
「……どうせ見られるんなら、かわいい方がいいだろ?」
(……見られるのが前提、なのか?)
*
平日の夕方。ショッピングモールにいる人は疎らで、
中高生がよく利用する、安くてかわいい女性用の下着を集めたセレクトショップには、
刹那とティエリアしかいなかった。
んー…と、眉間に皺を寄せ、ティエリアがピンクのチェック模様のブラジャーの
サイズ表記 とにらめっこをしていると、
背後で刹那がため息を吐いた。
「……だから、家で使うんなら、ヌーブラかスポブラにしなよ…」
「でも、これがかわいいんだ…!」
頑としてそのコーナーから離れようとしないティエリアに、
刹那は呆れたように肩を竦めたあと、
徐に手を伸ばすと、ティエリアの小振りな胸をむにゅ、むにゅ、と揉みしだいた。
「~~~~~ッ?!」
ちょうど狙ったブラジャーを手に取っていた眺めていたティエリアは、
抵抗する間もなく、声にならない悲鳴をあげる。
「…Aの65…?それじゃあサイズが合わ」
「わかってるから悩んでるんじゃないか!!」
無表情のまま手を離した刹那に、
イチバンのコンプレックスを刺激され、ティエリアは叫ぶ。
無言のままぽす、と刹那がティエリアの口を塞いだ処で、
ショップの入口から声がして、二人同時に振り返った。
「ね~え、前にベビードールプレゼントしてくれるって言ったじゃな~い」
「いや、だからそれはハレルヤが…」
一人は長いウェーブの髪で、ボン・キュッ・ボン!の所謂ナイスバディな美人。
連れ添いの男の腕に胸を押し付けるように手を絡め、甘えた声を出す。
刹那はすぐに興味を失ったように視線を外したが、
ティエリアは見覚えのある高校の制服に凍りついた。
「アレ、ルヤ…?」
708 名無しさん@ビンキー [sage] Date:2008/07/07(月) 02:09:24 O ID:
Be:
そうして無責任に続きまつ。