→アレティエ♀夏祭り 前編→アレティエ♀夏祭り 中編
126 名無しさん@ビンキー [sage] Date:2008/06/29(日) 09:43:35 O ID: Be:前スレ(もしかしたら前々スレかもしれない)の彼方から、夏祭り後編Apart投下。・アレティエ♀・そしてごめんなさい、またまた長くなったので分けます…orz・少しだけエロに突入・浴衣えっちおk!な人はどうぞ!127 アレティエ♀で夏祭り後編Apart [sage] Date:2008/06/29(日) 09:44:44 O ID: Be:「……そうだね、じゃあ、適当にぶらぶら歩こうか」名残惜しげに互いに密着していた体を離すと、不安げに揺れるティエリアの真っ赤な瞳とぶつかる。大きく開いてしまった胸元から見える白い肌に、思わず胸が高鳴る。 「アレルヤ…その…」視線を自分の足元にずらし、何かを訴えるかのように再びアレルヤを見上げる。それに気付いたアレルヤは優しく微笑みながら、くるりと背中をティエリアに向けてその場にしゃがみ込んだ。 「え」「鼻緒、切れちゃってるから歩けないでしょ。それに、こうすれば着崩れも気にならないだろうし」「………」若干躊躇いながらも、ティエリアは大人しくアレルヤの背中に覆い被さった。それと同時にアレルヤの腕がティエリアの足に絡みつき、そのままゆっくり立ち上がった。 「わ…」突然高くなった視界に驚いて、思わずぎゅっとアレルヤの肩を掴む。再び密着する体に、どきどきと胸が高鳴る。「危ないから、僕の首に腕回してもいいよ?」「………」アレルヤの言う通りにそっと首に腕を回すと、さらにアレルヤの背中とティエリアの胸が密着する。柔らかく控えめなティエリアの双丘の感触を鮮明に感じ取り、アレルヤの胸もまた高鳴る。 「…重くないか?」「むしろ軽すぎてびっくりだよ。ちゃんと食べてる?」無重力下ならともかく、地上での重力下の中で自分の体重全てを預ける今の体勢に若干不安を覚えそう尋ねるが、アレルヤはそれを苦にもしないと微笑む。「………」ふと気付けば、辺りはうっすらと暗くなり始めていて。人の声もいっそう賑やかに響く中、ティエリアを背負ったアレルヤは逆に人通りの無い林道へと歩みを進めていた。× × ×「アレルヤ…」「ん?何?」じゃり、じゃり、と小石と土を踏み締める音だけが遠くの祭り囃子の音に乗って耳に届く。「何処に向かってるんだ…?」すっかり人が居なくなってしまった暗い道に少しの不安を抱き、ティエリアはアレルヤが苦しくならない程度にぎゅっと首元に回した腕の力を強めた。家に帰るのとは全く逆方向の、やがて緩やかな坂道になってゆくその林道を、アレルヤは歩き続ける。「んー、着いてからのお楽しみ」悪戯っぽくそう言うと、アレルヤは僅かにティエリアへと振り返り微笑んだ。「………」卑怯だ、そんな顔して。ティエリアは黙ったままさらにアレルヤの体に縋りついた。× × ×「はい、到着」アレルヤのその言葉にふと顔を上げると、緩やかな坂道を登りきったそこは、少し開けた広場のような所だった。視線の先には古びた社のようなものが佇んでいる。「ここは…神社、か?」「うん。さっき、大きな神社が在ったでしょ?祭の会場だった…その神社の別棟というか、まあそんなものだよ。」そう言いながら、アレルヤはティエリアをそっと社の階段へと座らせるように背中から降ろした。ひんやりとした石の感覚が、着物越しに微かに伝わって来る。「こんな場所に在るから、地元の人にもあまり知られてないらしいんだけどね。穴場というか…」アレルヤもまたティエリアの隣へ腰掛けると、優しく微笑みを浮かべる。「?穴場…何のだ?」僅かに首を傾げながらそう尋ねるティエリアの肩に手を回し、グイッと自分へと引き寄せると、ティエリアの顔が真っ赤に染まった。「な、何をする!」「んー、そろそろ…かな?」間近に感じるアレルヤの逞しい胸板にドキドキと胸を高鳴らせるティエリアを横目に、アレルヤは甚平のポケットから端末を取り出すと、時間を確認してまた戻した。何が、そう問い掛けようとティエリアの唇が僅かに開かれた瞬間、ひゅううう、という空間を切り裂くような高い音が静まり返った辺りに響いた。―――――ドンッ!!!次の瞬間、大きな音と共に空が鮮やかに彩られる。慌てて真っ暗な筈の空を見上げたティエリアの瞳にも、確かにその様子は映り込んだ。「………!」「ティエリア、さっきの問題の答えね……花火のよく見える穴場、だよ。」アレルヤもまた、ティエリアをぎゅっと抱き締めながら同じ空を見上げた。次々とドンッ!!と大きな音を響かせ空に咲いては散ってゆく儚い夜の花が、そんな2人を優しく照らす。「………」「『花火』…見るの初めて?」「ああ…」「そうだよね、宇宙じゃ見られないもんね」アレルヤの言葉ですら、右から左へ流れてしまう。それほどまでに、ティエリアにとって初めて見る『花火』というものは衝撃的なものだった。「………」ちらり、と横目でティエリアの顔を盗み見ると、呆けたようにその真っ赤な瞳を大きく見開かせていた。真っ白な肌が、轟音と共に鮮やかに照らし出されては、また真っ白に戻り。 「……綺麗…だ…。」ぽつり。そう呟かれた言葉を聞いて、思わず、君の方が。だなんて言ってしまいたかった。でも、多分、言ってしまったら歯止めが効かなくなってしまうから。折角だから、もう二度と見れないかもしれないのだから、せめてちゃんと最後まで花火というものをティエリアに見させてやりたい。 そう思い、アレルヤはさらに強くティエリアの肩を抱き寄せるだけに留めた。やがてドンッ!!ドンッ!!と連続して盛大な音が鳴り響くと、一層鮮やかに花火が空に舞い散った。「あ………」そして、辺りが静まり返り、空は僅かな硝煙を残し、再び真っ暗に染まった。「終わっちゃった、ね」「………アレルヤ」ふと、腕の中のティエリアが視線を空からアレルヤへと向ける。何、そう尋ねようとしたアレルヤの唇に、ティエリアの唇が軽く重なって、そしてすぐに離された。「………綺麗、だった、花火。その…見させてくれた、…礼、だ。」たどたどしく、顔を真っ赤にしながら呟かれる言葉に、アレルヤは思わず瞳を瞬かせた。え?今、ティエリアが、僕に―――「ティエリア」無理、だ。もう。折角我慢してたのに。衝動的にティエリアの体に腕を回し、そのままの体勢で軽々しく持ち上げる。ふわり、とした浮遊感を感じたと思った瞬間には、ティエリアの体はアレルヤの膝の上へ横向に乗せ上げられてしまっていた。「な…」あまりに突然のことに、一瞬ティエリアの判断が遅れる。その隙を突くように、アレルヤは僅かに開かれたままだったティエリアの唇に、貪るように吸い付いた。「んむっ…!」強く押し付けられたアレルヤの唇に、反射的に顔を横に反らそうとする。しかしそれを阻むように、アレルヤの片腕がティエリアの体を抱き込むかのように回され、もう片方の手がしっかりと後頭部を固定する。 「ん、っん!ん…!」容赦なく侵入してくる生暖かい舌に、ぞくりと背筋が震える。アレルヤはそんなティエリアの反応を確かめるかのように、後頭部を抑えていた手を、つつっ…と浴衣を着る際に髪を上でまとめ上げた為に露わになっていた白い項へと這わせた。 「っ!」ぴくん、と体が跳ねる。アレルヤはその反応に心を良くしたのか、しつこく、何度も触れるか触れないかぐらいの距離感で項を撫で続ける。もどかしい感覚と対照的に、口内がくちゅ、くちゅ、と激しく犯されてゆく感覚に、頭がどうかなってしまいそうだった。 「ん、……!」この馬鹿、何をするんだ。万死に値する…!ティエリアはお返しだ、とばかりに、先ほどまで控えめだった自らの舌を、ずいっとアレルヤの口内へと侵入させた。「ん…っ?」「ん、ふ、っん……!」慣れない動作を、アレルヤとの経験を思い出しながら、必死にこなす。そのたびにリアルに頭の中にアレルヤの感触諸々が浮かび上がり、自然と体の奥底が火照ってくる。 「っ、う……!?」すると、ピリ、と鋭い痛みがティエリアの舌に走り、とっさに唇を離した。「はぁ、はぁ…っん、の、馬鹿…!!」「ごめんね、ティエリア……痛かった?」アレルヤの唇から、普段は見えることのない鋭い八重歯がちらりと悪戯っぽく覗かれる。「…ぴりぴりする」「ティエリアが可愛かったから。ちょっと悪戯してみたくなっちゃって…本当にごめん」べっ、と出された真っ赤な舌先に、ほんの少しの傷が浮き出ていた。アレルヤの鋭い八重歯によって生み出された傷が。アレルヤはお詫びだとでもいうように、そんなティエリアの舌の傷を、ぺろりと舐めあげた。「ティエリア…」そのまま、するりと自然な流れで白い首筋へと顔を埋める。「ア、レルヤ…」ぴくん、と震えた白い肌にねっとりと舌を這わすと、慌ててティエリアの手がアレルヤの肩を押し、ささやかな抵抗を試みた。「これ以上は、駄目だ…誰か、来るかもしれない、から…」「来ないよ。誰も、来ない。」「そんなこと…!」「だって、ねえティエリア」着崩れして大きく開いてしまった胸元から、アレルヤの手が侵入し、ティエリアの小ぶりな胸をそっと包み込んだ。「や……!」「こんなティエリアが目の前に居るのに、我慢、だなんて……人でなしの僕には無理だよ…」普段は隠されているのに露わになった白い項に、先程のキスで既に真っ赤に染まった頬、そして何故か普段より三倍は色っぽく見えてしまう、東洋の浴衣・マジック。その全ての要素が、今のアレルヤの理性という壁を、がらがらと崩壊させていった。「な…!」「綺麗、だよ、ティエリア」何か言いかけたティエリアの唇に、今度は軽く触れるだけのキスを送る。「すごく綺麗………」そして、ほぼ強引に、するりとティエリアの左肩の浴衣をずらし、肩や胸元を露わにさせてしまった。闇夜にぼんやりと浮かび上がる真っ白な肌に、頭がくらくらしてしまいそうだった。「あ……っ」性急に下着を捲くし上げ凹凸の小さな胸を露わにすると、吸い寄せられるかのように、左胸の果実を唇ではむ。丁寧に唾液を絡ませ、時折吸ってやれば、ティエリアは漏れる声を殺すかのように自分の紫色の浴衣の裾を噛んだ。「ティエリア…」「っや、っ、含、んだ、まま…喋るなぁ……!」懇願するティエリアに、一旦唇を胸から離してやると、細い唾液がアレルヤの舌とティエリアの胸の果実を繋ぎ、その淫猥さに2人の頬が赤く染まる。「声、我慢しないで」「や、だ…無理だ、こんな…外でなんて……!!」「無理じゃないよ。外だから、気になる?…じゃあ、」アレルヤの顔がティエリアの耳元に引き寄せられ、そして熱の篭もった低い声でゆっくりと囁いた。「僕が、そんなの考えられないくらい、めちゃくちゃにしてあげる…」
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。