160 名無しさん@ビンキー [sage] Date:2008/06/29(日) 20:50:45 O ID: Be:・前スレのロリショタコンの続きをプランツドールで書いてみた ・ちょっとwikiとかで調べただけだから設定矛盾プギャかもしれないけどその辺スルーで・今回もティエリアの性別はぼかしてはいるけど、ワンピース着てます・でもショタに女装とかいいよねロマンだよロマン・今回もエロ無しでハレルヤも居ないです。ではどうぞ162 アレティエ 性別はロリでもショタでも [sage] Date:2008/06/29(日) 20:51:41 O ID: Be:陽は既に沈み、夜。会社帰りで背広姿のアレルヤは少し遅くなったかな、と考えながら急ぎ足で自宅であるマンションに帰ってきた。《アレルヤ・ハプティズム》と書かれた可愛らしい表札の掛かった部屋の前で、これまた可愛らしいマルチーズの飾りの付いた鍵を差し込み、回す。「…ただいま、ティエリア」アレルヤは顔をしかめながら暗闇を見つめた。普段なら、鍵を開ける音に気付いてちょこちょこと走ってきて、おかえりのキスをしてくれるのに。いや、そうするように強制させているのだが。五割の不満と、五割の不安を抱きながら、廊下の電気をぱちっと付け靴を脱ぐ。「ティエリア?」奥のリビングの電気を付けると、アレルヤは小さく、居た、と呟いた。視線の先のソファーには、白いフリルとピンクの可愛いリボンのついたワンピースを着たティエリアがちょこんと丸くなって眠っていた。開いたままだったオレンジ色のカーテンを閉めると、その音に反応したティエリアの菫色の長いまつげがぴくりと動き、ゆっくりと目蓋を開ける。「おはよう、ティエリア?風邪引くよ」「あっアレルヤ…、」「昼寝してたみたいだね。寝汗かいてない?」「…だいじょうぶ」小さな腕を伸ばしてしがみつこうとするティエリアに、アレルヤは何も言わずにその腕を首に回した。ティエリアはぷっくりした唇を押しつけるようなキスをする。小さな舌先を少し出してみると、アレルヤはそれに答え、吸い付くようなキスをした。やがて酸素を取り込むことが出来なくなったのか、回している手で背中をとんとん叩く。それに気が付いたアレルヤは、名残惜しげに唇を放した。息切れしながら赤く潤んだ瞳で上目遣いで見上げるティエリアに、もっと先の事までしたくなるがぎりぎりの理性で欲望を押さえ込んだ。「…いつまでたっても慣れないね、ティエリアは」アレルヤがくすりと笑うのを見て、ティエリアは少し口を膨らませた。そんなところ全部含めて可愛いんだけど。肩口で揃えられた菫色の髪を手で優しく梳いてやると、気持ち良さそうにしながら小さく恥ずかしそうに言った。「おかえり、アレルヤ…」「ただいまティエリア」ぎゅっときつく抱き締めたがすぐにティエリアを解放し、アレルヤは覗き込むように尋ねた。「眠たい?寝る?」「…もう、ねむくない」そっか、とアレルヤが微笑んだとき、ぐぅっという声が静かな部屋に響く。ティエリアは耳まで真っ赤になってうつむいた。「はいはい、今ミルクあっためてくるね」ティエリアも台所に向かうアレルヤにちょこまかとした足取りで付いていった。冷蔵庫から市販の牛乳を取り出し、哺乳瓶(マグカップでもいいのだが、こちらのほうが人肌の温度に調節しやすいし、何より飲み方が可愛い)の中に入れようとした時、ティエリアはアレルヤの背広の裾を小さく引っ張った。「ふく」「…え?ふく?」「ふく、きがえなくていいのか?」言われてみれば、まだ背広を着たままだった。一度牛乳パックを置いて背広を脱ぐとそれをティエリアが持っていってくれた。ハンガーに掛けてくれるのだろう。本当に可愛いなぁ、と思いつつ作業を再開するがなかなかティエリアが帰ってこない。砂糖を適量、甘くなったミルクをレンジに入れて、60秒のボタンを押す。家のなかではあるが心配になり台所を出て寝室に直行すると、やはりそこでティエリアが高いところにあるハンガーを取ろうと苦戦していた。「…はい、どうぞ」背後からこっそり近寄り、ひょいとハンガーを取ってしまう。ティエリアはまだ体が小さいから、これを取るにはリビングから椅子を持ってこないかぎり無理だろう。そう思ったのだが、ティエリアは震えながら嗚咽をもらして俯き、ついには声を上げて泣いてしまった。「ちょ、ちょっと何で泣くの!?」「だって…っ、私がやろうと…したのに…っ」「…あー、もうー…」泣きじゃくるティエリアと視線を合わせるためにしゃがんで、そっと抱きしめた。そのまま頭を撫でてやると尚更激しく泣いてしまい、Yシャツの肩の部分はティエリアの涙で透けてしまうほどだった。台所の方から、レンジの音が聞こえる。加熱ができたらしい。「ティエリア、ごめんね…?」「…ゆるさない」「許して、ティエリア。ミルクできてるよ。飲む?」「のむ…」そう言いつつも、ティエリアはアレルヤにしがみついて離れようとしなかった。どうやら運べ、ということらしい。アレルヤはそのまま横抱きにしてリビングのソファーまで運び、レンジに入っている哺乳瓶に柔らかいゴムの口を付けて持っていった。「このミルク飲んだらお風呂入って寝ようね」ミルクを吸うために小さな口をとがらせながらこくんと頷くのを見て、本日何度目だろう、やっぱり可愛いなぁと思う。そしてアレルヤがお風呂を沸かすために立ち上がった数秒後、傍にいろとばかりに哺乳瓶を投げ付けられたのは、また別の話。おわり
→アレティエでプランツドール(エロエロ)※別の職人さんの作品です。タイミングが超兵。
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