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<p><font color="#808080">703 アレ×子ティエ 性別?お好きにどうぞ [sage] Date:2008/06/23(月) 19:06:43 O ID: Be:<br /><br /> 会社員アレルヤ×小学生ティエリアのパラレルSSを書いてみたから投下<br /><br /> ティエリアの性別は個人的にはどちらでもおいしいから、ちょっとぼかす感じでやってみた。どうだろ。<br /> アレルヤがロリコン・ショタコン入ってる、ていうか誘拐してるしそういうの苦手な人はスルーで。<br /> ハレルヤはえっち本番で!!1とか思ったけど、裏は性別はっきりしないといけないわ、その前に児童ポ☆ノ法とかやばいんじゃと思って自重しました。ハレティエ好きさんごめん、私もハレティエ大好きだ。負けないからな!<br /></font><br /><br /><br /> 704 アレ×子ティエ 性別?お好きにどうぞ [sage] Date:2008/06/23(月) 19:07:17 O ID: Be:<br /><br /> 電車を降り駅を出ると雨足は一段と強くなっていた。<br /> 今朝は時間が無くて天気予報をみることができなかったが、会社に置き傘をしていて良かった。ふぅと小さく息をついて、黒い鞄から折り畳み傘をとり出し、段々激しくなる雨の中を歩き始めた。<br /> アレルヤが住むマンションは、ブランコと滑り台、そして砂場がある小さな公園の隣にある。昼間は子供達が無邪気に遊んでいる公園も既に真っ暗で電灯が二つ三つぽつりとたっているだけ。それもそのはず、アレルヤの腕時計は既に夜の十時を差していた。<br /> 何気なく公園を見て歩いていると、塗装のはげかけたブランコに子供が座っているのに気が付いた。こんな夜遅くに子供が一人でいるのは危ない。しかも雨がかなり降っているのに傘もささずにいたら間違いなく風邪を引いてしまうだろう。<br /><br /> アレルヤは普段優しい性格(もしくは甘い性格)をしている。何の躊躇もなく公園に入り、傘を差し出した。<br /> 「どうしたの?」<br /> 優しくそう尋ねると、その子はゆっくり顔を上げた。恐らく小学生だろう。濡れた菫色の髪が白い肌に張りついているが、目を見張るほど綺麗な顔立ちだった。<br /> 別に、とそっけなく呟くが泣いていたのであろう、赤い瞳は潤んでいるのを見て、一瞬どきりとする。<br /> こんな子供に情欲を抱いてどうするんだ。アレルヤは沸き上がる欲をぐっと押さえ込み、次の台詞を出した。<br /> 「お母さんとお父さんは?心配するでしょ」<br /> 「…ぼくを愛してくれる人なんかいない」<br /> 雨の公園で、ずぶ濡れになったその子供は地面を小さく蹴りながら言った。<br /><br /> 帰るところは両親に捨てられてしまった子供達が集められた施設しかないという。アレルヤも孤児院で暮らしていたので、この子の気持ちはよく分かった。<br /> 学校でいくら仲良くしている友達がいても、家に帰ったら両親や兄弟と晩ご飯を食べたり、今日学校であった事を話して笑ったりしているのだ。自分とは違う、僕は幸せになれない、親に捨てられたことくらい分かっている。<br /> こんな夜遅くに子供一人では危ない?そうだ危ないのは僕だ。<br /> アレルヤがふふっと笑うと、怪訝そうに濡れた赤い瞳はその緩んだ笑顔を睨む。心の中でわずかに残る理性が駄目だと示しているけれど、そうせずにはいられない自分に嫌気がさした。<br /><br /> 「…君、名前は?」<br /> 「……ティエリア」<br /> 「いい名前だね。僕はアレルヤ」<br /> 短く答えたアレルヤは背広が濡れてしまうのも気にせずにティエリアに傘を持たせると、その小さく冷えた体を軽々と抱き上げた。<br /> 「な、何をする!」<br /> 「施設に帰るのが嫌なんでしょ?それなら僕の家においで」<br /> 「でも…っ」<br /> 「お腹もすいてるよね?いつまでもここにいるわけにもいかないし…あ、ティエリアが嫌なら、」<br /> 「………いやじゃないっ」<br /> 蚊の泣くような声でそう言ったティエリアは、空いている右手をそのままぎゅっとアレルヤの首に回した。<br /> アレルヤはうれしそうに微笑むと、一度ティエリア抱き直してそのままマンションに連れて帰った。<br /> ―――さぁ、堕ちるまで後少し。<br /><br /><br /> おわり</p> <p> </p> <p> </p>

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