ストーリー・世界観検証


このページはアサシンクリードIIIの設定や物語・人物関係などを検証・考察するものです。
本編とDLCのはげしいネタバレを含みます。

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未解決の謎

前作からの謎

★マークの付いている物は、解決済みの謎。
+ ルーシーの正体★
  • ブラザーフッドにて、Sequence6以降ルーシーがモンテリジョーニのどこにもいない、鷹の眼で見える赤い足跡がヴィラに続いている、デズモンドがリンゴに触れた途端ジュノーが彼を操りルーシーを刺させたなどのことから、ルーシーは裏切り者ではないかと考えられていた。
  • リベレーションのDLC「失われた記録」にて、ルーシーが教団を裏切っていたことが判明。デズモンドを脱出させたことや隠れ家で他のアサシンと合流することも全て計画の内だった。

+ 被験体16号の言葉の意味★
  • 隠された真実の中で被験体16号が語った言葉の意味。
    • 録画されたメッセージではなくデズモンドと会話しているため、実は生きているのではないかと考えられた。
      • 被験体16号ことクレイ・カズマレクは、死の直前に自らの意識をデータ化し、細分化・暗号化してアニムス内の随所に隠していた。それをデズモンドらが「隠された真実」としてII、ブラザーフッドで見つけ出したため、彼はアニムス内でのみの生を得ることとなった。つまり、彼は実際に生きているのではなく、コンピュータ上で人格を再現したプログラムに過ぎない。
    • 「彼女の正体」→彼女=ルーシー?アサシンではなく実はテンプル騎士団のスパイ?彼女=ミネルヴァやジュノーなどのかつて来たりし者たち?実はデズモンドらの味方ではない?彼女=イブ?
      • ルーシーが裏切り者だったと判明したため、恐らくはルーシーの事を指していたと考えられる。

+ ウィリアムの正体★
  • ウィリアムとは、ルーシーやショーンらにメールで指示を与えていた、より高位のアサシン(メールでの署名はW.M.)。
    • 本編エンディングのスタッフロールで、彼を含む複数名の男性が会話をしていた。
    • DLC「ダ・ヴィンチ、失踪」の開始時、終了時にもウィリアムらの会話が挿入される(本編クリア前にDLCを導入するとメール表示に置き換わる)。
      • 英語版の台詞から、会話しているうちの一人はウィリアムであると判明。
      • 心拍の上昇を鎮静剤で抑えなかったため、デズモンドは一種の昏睡状態に。
      • メールの文面から、ウィリアム(=W.M.)はルーシーやショーンにはこの情報を隠したがっている。
        • ウィリアムはアサシンとは目的が違う?ルーシーかショーンまたはその両方がスパイだと考えている?
      • メールのサービス名(?)の「ヘーパイストス」とは、ギリシャ神話の鍛冶の神。
        • カイン(テンプル騎士団の源流)も鍛冶を司ることから、「ヘーパイストス=カイン」説もある。
  • カインとの関連、ルーシーらに情報を隠そうとしていた態度、デズモンドを昏睡状態に陥れておきながら悪びれる様子もない、などの事実から何らかの形でテンプル騎士団と繋がりがあるのではないかと考えられていた。
  • W.M.とはウィリアム・マイルズのイニシャルであり、彼はデズモンド・マイルズの実の父親であることがリベレーションで判明した。しかし、もちろん彼が裏切り者ではないという確証はない。

+ DLC「ダ・ヴィンチ、失踪」の文字列の意味★
  • DLC「ダ・ヴィンチ、失踪」の最後に、レオナルドが読み上げる数字とアルファベットの羅列。
    • これは緯度と経度を表している。アメリカ合衆国、ニューヨーク州のはずれにあるグレンフィールドという小さな町の、ウエッツトン ガルフ州立公園にある奇妙な穴の位置である。
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    • この穴は、1998年の時点では存在していない。
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    • この座標の地点(下図、"COORDINATES")からフローレンス(下図、"FLORENCE" フィレンツェの英語名)とローマ(下図、"ROME" ローマの英語名)を線で結ぶと、ピタゴラスの三角形となる。
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    • また、アメリカ建国の父であるジョージ・ワシントンは一時リンゴ(PE3)を所有していた事が前作の「隠された真実」で判明しており、このことから「次回作(=AC3?)はアメリカ独立戦争の時代が舞台になるのでは」という説もあった。
  • この地点はかつて来たりし者たちが世界中に築き上げた<宝物庫>の情報を集約する施設が存在した場所であることがリベレーションで判明。DLCのあの時点でその座標が表示された理由は不明だが、ウィリアムらはこの座標を基にNYCへと向かった。また、IIIの舞台がアメリカ独立戦争前後の1753年~1783年のアメリカ植民地が舞台であることも明らかになった。

+ 隠された真実のメッセージ
  • ブラザーフッドの隠された真実にて表示される「奇跡は処刑の中に」というメッセージの意味が判明していない。
    • アサシンクリードシリーズで登場した「処刑」というと、1.キリストの磔刑 2.ジャンヌダルクの火刑 3.マハド・アッディーンによる市民の処刑 4.サヴォナローラの火刑 5.テンプル騎士団総長ジャック・ド・モレーの火刑など。3番はほとんど無意味、4もそこまで重要でないことを考えると、1・2・5の何れかの事を指していると考えられる(もちろん、これ以外のまだ出ていない処刑の可能性もある)。また、処刑にまつわる「奇跡」というとキリストの復活が代表的。
    • なお、キリストが処刑されたのちに死体を包んだ聖骸布はPoEの一種であり、キリストの復活は聖骸布の力による。

+ 被験体16号の言葉の意味
  • 隠された真実の中で被験体16号が語った言葉の意味。
    • 「イブを探せ」
      • 「隠された真実」に登場したイブ?現代でも生存している?それとも墓や遺体、遺物などを探すという意味?
    • 「お前の子」
      • デズモンドに子供がいるという事実は判明していない。被験体15号が懐妊していたことと関係?将来の子供?

+ "Erudito"の正体
  • "Erudito"(イタリア語で「学者」の意)は、現代編でデズモンドにルーシーやショーンのメールアカウントのパスワードを教えた人物。
    • 彼ら全員のパスワードを知っている人物は、今までの所登場していないと思われる。なお、 Erudito は Facebook のアプリ "Assassin's Creed Project Legacy" でも登場している。
      • ACPL では、プレイヤーはアブスターゴ社の新入社員となるのだが、時折実施されるアンケートに対してアサシンのような回答を行うと、主人公に対して「お前の身に危険が迫っている」という旨のメールを送信してくる。
    • アブスターゴ社の内部資料(アブスターゴファイル、ファイル0.07)でも言及されているが、「個人なのかグループなのか」や「アサシン教団と共謀しているか否か」さえ不明となっている。
    • "Erudito"の文字を並び替えると"UDITORE"(イタリア語で、Auditore)となる。

+ エツィオがヴィラに帰った理由
  • 現代編の冒頭で、デズモンドが流入現象によりエツィオの幻覚を見た際に「随分老けてるな。襲撃の後にもここに来たのか、何故だ?」と言っていたが、結局理由不明のままである。
    • 「1420 等のヒントを書きに行った」という説が現状では有力。

+ 「エツィオの秘宝」の意味
  • 現代編1の時点では存在しない
  • 街中に 500 年前の物が無造作に置いてあるのも不自然。また、5 つすべて集めても実績やトロフィーは無く、イベントなども一切存在しない。キャラクターも一切言及していない。
  • エツィオ編をクリアしてリンゴの位置が判明した後、現代に戻ると停電が起きるが、その後には棚から全て無くなっている。
  • どれか一つでも手にすると「ちりはちりに」という実績/トロフィーを取得出来る。本シリーズはキリスト教関連のエピソードが多数みられるので「土は土に、灰は灰に、塵は塵に」という祈祷書の有名なフレーズに関連があるかもしれない。
    • ちなみに祈祷書のフレーズの意味は「アダムとイブが楽園から追放されるとき、神がアダムに対して語りかける台詞である。楽園から追放されたことによって死する存在となったアダム(人間) を象徴させる場面である。なお、アダムはヘブライ語で「土」と「人間」の両方を意味する言葉であり(正確には「土」はアダマーという)、アダムは元々神が土から作ったため、アダムが死ねば土に還るという背景が暗示されている」 (出典:Wikipedia)

+ 「72」の意味
  • 物語終盤で、コロッセオ地下の宝物庫に入る際に使ったパスワード。デズモンドが音声認証で入力した。この数字には多くの意味が込められている。
    • アブスターゴ社によるエデンの果実搭人工衛星の打ち上げ予定日(2012/12/21)はデズモンド達が宝物庫に入った日(2012/10/10)から72日後。
    • ジュノーが述べた「目覚めのとき」までの日数。
    • コロッセオの建設開始年。
    • ロドリゴ・ボルジアが死亡した際の年齢。
    • "テトラグラマトン"(ヘブライ語で神を現す4文字≒YHWHの事)、つまりメタトロン(神と同格視される天使。)の名前の数。

+ ユン・シャオに渡した箱の中身
  • 『エンバース』でエツィオが中国人アサシンのユン・シャオに渡した箱の中身。
    • 様々な仮説が述べられているが、どれも確たる根拠は無く可能性が高いと言えそうなものはない。

+ エツィオの死因
  • 『エンバース』で描かれているエツィオの死の原因。
  • エツィオが死ぬ寸前に若い男が近づいて話しかけているが、この解釈が問題となっている。
    • 男はテンプル騎士団などの手先で、エツィオを毒殺したという説。
    • 男はエツィオの見た幻で、エツィオは天寿を全うしたという説。なお、この説では幻の男がヴィエリ・デ・パッツィに似ているのではとも言われている。

今作の謎

+ デズモンドの安否
  • 本作エンディングでのデズモンドの生死について。彼が死亡したのか、単に意識を失っているだけなのか詳細が不明のままとなっている。
    • 但し、本作発売前に「デズモンドの物語は今作が最後」との発表があったため、彼は死亡したのではないかという説が有力となっている。

+ クリア後の被験体
  • 本編終了後もプレイヤーは引き続きコナーとしてプレイできるが、本編終了後にデズモンドがアニムスに入った描写は無い。このことから、クリア後のアニムス被験体について複数の仮説が考えられている。
    • 被験体はデズモンド説:デズモンドが実は生きていた、又は彼の死体の一部や残留DNAを使用してコナーの記憶を辿っているとする説。また、クレイの場合と同様にデズモンドがアニムス内に何らかの形で意識を残しているとする説もある。
    • 被験体はウィリアム説:デズモンドの父のウィリアムが被験体だとする説。本編中でも、デズモンドが彼に「同じDNAを持っているんだから、あんたがアニムスに入れば良い」という旨の発言をしている。
    • その他の被験体説:この説については具体的に誰なのかは今の所推論できるだけの証拠がないものの、アブスターゴ社が既に用意していると言及していた被験体18号、アブスターゴ社が作ったデズモンドのクローン(もちろん、クローンの存在そのものが憶測に過ぎないが)、クレイの語っていた「イヴ」、次回作(AC4?)の主人公など様々な候補が挙げられている。
    • 被験体はいない、又はコナーと縁のない人物だとする説:アブスターゴ社のアニムスは一度辿ったDNAの記憶は同じ被験体でなくとも辿ることができるので(マルチプレイヤー)、被験体は誰もおらず、一度辿ったコナーの記憶を辿っているだけだとする説。但し、この説ではクリア後に接触してくる男性(「ピボットの意味」参照)が話しかけている相手がいない事になってしまうので、可能性は高いとは言えない。

+ ピボットの意味
  • 本編クリア後に収集可能なピボットの意味について。何者かがアニムスを介して被験体(プレイヤー)に接触し、ピボットを収集するように指示するが、収集する意味も指示を与える男性の正体も判明していない。
    • 各ピボットを集める度に新たなチートがアンロックされる。全てのピボットを集め終わると、最初に指示を与えたのと同一と思われる男性が喜んで興奮した様子で「クラウドにデータをアップロードした」等の謎の言葉を述べる(「クラウド時代」、英語では"Head in the Cloud"のトロフィー/実績も取得できる)。また、「○○(ユーザーのPSN又はXboxliveのID)はクラウドとシンクロしています」という文言と共に謎の文字列(5523C23D2553)が表示される。
      • ピボットを全て収集した後に表示される謎の文字列は暗号文だとする説もある。
        • 具体的には、まず文字列を2進数に置き換え(0101 0101 0010 0011 1010 0010 0011 1011 0010 0101 0101 0011)、これを6桁ごとに区切り(010101 010010 001110 100010 001110 110010 010101 010011)、base64で置き換えると「V S P C P S V T」となる。さらにこの文字列をシーザー暗号のようにアルファベット順に一文字前に置き換えると(V→U)、「UROBORUS(ウロボロス)」という単語になる。ただしその単語が何を意味するのかは不明であり、憶測の域を出ない説ではある。
      • トロフィー/実績の英語名"Head in the Cloud"は、"Have one's head in the cloud(空想にふける)"という熟語とIT用語のクラウドを引っ掛けた名前と思われる。
    • 男性については、ERUDITOではないかとする説がある。
    • 「アップロード」したものについても、デズモンドのDNA、アニムスの実験データ、アニムスの設計図、アブスターゴ社の機密情報など様々な仮説が考えられている。ただし、アニムス自体についてはアブスターゴ社が既に商品化しているので(今作のマルチプレイヤー)、設計図を流出させる必要性はそれほどないとも考えられる。

+ LLエンディングの円盤の預言の意味
  • レディリバティのエンディングで、PoEとみられる円盤からかつて来たりし者達と思しき三人組が現れた際に彼らが語った言葉の意味(彼らの台詞については資料を参照)。
    • "Eve will lead us through the war of generations."
      • "war of generations(世代間の争い)"とは、旧世代の人類(=かつて来たりし者達)と新世代の人類(=我々現生人類)との争いの事と思われる。但し、"Eve will"と未来形が使われているので、TWCBの文明が滅亡するきっかけになった過去の戦争とは別物と思われる。恐らくは、ジュノーによる支配とそれに抗う人類による、III現代編終了後に勃発するであろう戦争の事?
    • "There will be great sacrifice, great sorrow, to end the enslavement of the human race."
      • "great sacrifice(大いなる犠牲)"とはデズモンドの死(生死自体が未確定だが)の事?但し、この犠牲は上記の戦争勃発以前であり、ここでも"There will be"と未来形が用いられているので、また別の犠牲があるのかもしれない。

アメリカ独立戦争前後(1753~1783年)

+ ヘイザムの経歴
  • ヘイザムはアサシンであるエドワード・ケンウェイと彼の二番目の妻であるテッサ・ケンウェイの息子として生を受け、アサシンとしての訓練を受けながら成長した。
  • だがエドワードはヘイザムが10歳の年、彼が所有する書籍(第一文明について暗号化された情報が載っていた)を狙った強盗に殺害される。この後、本編冒頭にも登場するテンプル騎士団イギリス支部総長のレジナルド・バーチ(彼はエドワードの主席資産管理人でもあった。つまり、書籍等を含む彼の資産を一覧できる立場にあったと言える)に勧誘され、ヘイザムはテンプル騎士団に加わる事になる。

+ ヘイザム編で登場するアサシン
  • 当初は意図的に隠されているが、ヘイザム編には数人のアサシンが登場している。
    • 冒頭の王立オペラ劇場で暗殺し、大神殿の鍵であるアミュレットを盗んだ相手はミコというアサシン。彼とヘイザムはこの以前にもコルシカ島で面識があり、その際にヘイザムは彼が護衛していた暗号解読者のみならず、彼のアサシンブレードをも強奪した。だが、その際にヘイザムは彼を殺す理由が無いと判断したために彼を殺害しなかった。なお、彼は後にコナーの協力者となるダンカン・リトルの叔父であり、ヘイザムが彼を暗殺した後にその現場に出くわした少年はリトル本人である。
    • ヘイザムが新大陸へ向かう際に乗船したプロビデンス号にて、樽を海に落として他の船が同船を追跡できるようにした人物はルイス・ミルズというアサシン。彼はヘイザムがミコを暗殺した後に、ヘイザムを追跡する任を教団から受けていた。彼の努力によりプロビデンス号が他船から襲撃を受けた際、彼は下層デッキに降りたヘイザムを待ち受け彼を捕縛しようとしたものの、圧倒的力量の差は埋まらず、ヘイザムに殺害されるに至った。

+ コナーの名前の由来
  • 「コナー」という名前はアキレスが付けた名前だが、これは夭逝した彼の息子と同じ名前。
    • アキレスの死後に彼を埋葬した墓の隣には彼の妻と息子の墓があり、かすれてはいるものの墓碑に刻まれた名前が読み取れる。
    • アキレスに頼まれてニューヨークから取って来たものの飾らず、彼の死後コナーが飾った肖像画で息子の顔も確認できる。

+ モホーク族の人々の名前の由来
  • コナーの本名であるラドンハゲードン(Ratonhnhaké:ton)は、モホーク語で「傷のある人生」の意。
    • なお彼の英語名についてであるが、彼は父の苗字である「ケンウェイ」の名を引き継ぎはしなかった(父との確執云々の話だけでは無く、ラドンハゲードンとして成長し、「コナー」の名はアキレスから貰ったものである以上、彼が自身を「コナー・ケンウェイ」という名前であると思っていたとは考えにくく、周囲の人も彼を「ケンウェイ」とは捉えていなかったであろう)為、フルネームを「コナー・ケンウェイ」とするのは(UBISOFTまでもがそうしているが)、厳密に言えば誤りである。
  • コナーの母であるガジージーオ(Kaniehtí:io)の名は、彼女の声を担当したモホーク人声優Kaniehtiio Hornの名に由来している。
  • ガネンドゴン(Kanen'tó:kon)

+ コナーの特異性
  • コナーは、デズモンドが記憶を追体験した彼の先祖の中では様々な点で特異である。
    • デズモンドの先祖の内、アルタイルとエツィオの二人はデズモンド本人と同様に口の右端に縦の切り傷を負っているが、コナーは負っていない。その代り、彼は右頬に傷がある。
    • アルタイル、エツィオ、アブリーン、そしてニコライ(被験体4号こと、ダニエル・クロスの先祖であるロシア人アサシン)などの多くの重要なアサシンはその名前などに鷲にまつわるモチーフが用いられているが、コナーの場合は狼にまつわるモチーフが用いられている("Connor"というのはゲール語の"Conchobhar(=犬を愛する者、狼を愛する者)"に由来するアイルランド系の名前)。
    • アルタイル、エツィオと違い、コナーの両親は何れもがアサシンではない。

+ トリビア
  • ガジージーオは劇中でイーグル・ダイブを華麗に決めているが、アサシン教団・テンプル騎士団のどちらにも所属していない人物でイーグル・ダイブを行ったのはシリーズ全編を通じて今の所彼女だけである。
  • ホームステッドでオリバー夫妻が経営する宿屋の名前は"The Mile's End"、直訳すると「マイルズの終わり」である。

現代編(2012年)

+ 摩天楼
  • デズモンドたちが最初の動力源を確保しに向かった建築中の高層ビルは、アメリカ同時多発テロで崩壊したワールドトレードセンター跡地に建設中のOne World Trade Center。
  • その後、デズモンドがパラシュートを利用して侵入したビルは米国の大手通信会社ベライゾン・コミュニケーションズの本社であるVerizon Buildingである。そのため、第一の動力源を保有していたのはVerizon社かその関係者であったとも考えられるが、同じ位置に存在するというだけであって、劇中ではアブスターゴ社の関連施設という設定なのかもしれない。

+ 「マナ」
  • 現代編でショーンに話しかけると、「マナ、つまり神の食事の生成装置を見つけた」といった旨の会話を聞ける。
  • 日本語で「マナ」と聞くと、カードゲームなどでもお馴染みの「太平洋島嶼部の原始宗教における、神秘的な力の源とされる概念」の事と勘違いする向きが多いかもしれないが、ここでいうマナは旧約聖書「出エジプト記」第16章に登場する食物で、モーセの祈りに答えた神が飢えたイスラエルの人々の為に天から降らせたもの。
  • 「蜜のように甘い」とする記述もあるが、ショーンの説明を聞くに決して美味しいという訳では無いようだ。砂糖などが豊富にあるはずもない紀元前の、長らく虐げられていた人々にとっては至上の甘味でも、人工甘味料などになれた現代人にとっては甘くもなんともないということなのかもしれない。ただしショーンの説明は冗談めかした物であったため、どこまで本当なのかはよくわからない。

+ ジュノーの伴侶
  • 現代編では、ジュノーから第一文明の人々が太陽フレアの災禍から免れるために取った様々な手段を説明される。
  • その中で、彼女に「エイタ」という名の伴侶がいたという発言があったが、"Eita"("Aita"とも)とはユニ(=ローマ神話のジュノー)やメンルヴァ(=ローマ神話のミネルヴァ)などと同様にエトルリア神話における神の名である。つまり、彼もジュノーらカピトリーノ三柱神と同様に第一文明の一員であった。
  • エトルリア神話におけるエイタは、冥府を司る神でありローマ神話のプルートと同一視される。なお、エトルリア美術においてエイタは髭を蓄え、狼の毛皮を被った姿で描かれる。
  • 様々な手段を講じても太陽フレアの影響を免れえないと悟った第一文明の者たちは、精神だけを肉体以外の器に移し替える事で太陽フレアを生き延びる計画を思いつくが、結局はこれも失敗。その実験台に自ら志願したエイタは精神が崩壊し不安定となった。波のように周期的に戻ってくる正常状態の際、彼はジュノーに無意味な苦しみを終えるよう哀願し、それに応えたジュノーは彼の胸を刺すに至ったとジュノーが語っている。
    • 彼を安楽死させる際、ジュノーはナイフのようなもので彼の胸を刺しているが、これはかつて来たりし者たちといえども急所を刺せば命は無いということであり、今後ジュノーと人類との間で再び戦争が繰り広げられるのであれば参考となるかもしれない。もちろん、ただのナイフではなく一種のPoEであった可能性もある。

+ トリビア
  • 今作のマルチプレイヤーは、アブスターゴ社がアニムスを一般向けに商品化した物という設定。そのため、トレイラー映像にアニムスのテレビCMをイメージした映像があるが、これは1でのルーシーの冗談(デズモンドがアニムスは極秘プロジェクトなのかと尋ねた事に対し、「何よ、CM流れてるでしょ?」と返した)を本当にしてしまった一種のセルフパロディーと考えられる。
  • アブスターゴ(Abstergo)はラテン語で「浄化する、清潔にする」という動詞の一人称単数の形。この社名は、テンプル騎士団の「エリートによる民衆の支配」の思想を体現した物であると言える。
  • アブスターゴ社のロゴマークはペンローズの三角形をモチーフとしている。作者によると、この三角形は「不可能性を最も純粋な形で表したもの」。
    • なお、今作のマルチプレイヤーで表示されるロゴに関して、「色彩が付いていたり微妙に形状が異なる」とする意見があるが、これはこのロゴがアブスターゴ社(Abstergo Industries)のものでは無くアブスターゴエンターテイメント社(Abstergo Entertainment)のものだからである。

その他

+ 公式Twitterの謎
  • 2012年8月8日に公式Twitterアカウントがツイートした一連の謎のメッセージ(以下参照、翻訳は筆者)。
  • 一連のツイートの直後、これらは単なる「technical issues(技術的な問題)」であり、解決済みだとするツイートがなされた。
  • なお、2012年8月8日は被験体16号が死亡した日である。

+ Assassin's Creed Initiates
  • シリーズ現代編の出来事を、実際の日付と連動させて再現している公式企画。

+ Hacked History
  • 公式サイトで展開されている企画 Hacked History Webgame。バンカーヒルの戦いなど、歴史的な場面を描いた絵画に隠されたPoEなどを発見することで進捗度があがるウェブゲームである。
    • クリア後はデズモンドが闘技場とおぼしき場所にいる画像が表示され、その中にはQRコードと数字の羅列が埋め込まれている(Photoshop等でRGBのブルーチャンネルのみを表示するとはっきりと見える)。QRコードから飛べるページにパスワード「Desmond」を入力すると、アメリカ独立宣言の全文が表示される。
      • さらに、画像に埋め込まれた数字を独立宣言のページにある入力欄にすべて入力すると、デズモンドトレーラーが見られるという仕組み。
  • ちなみに、画像に埋め込まれた数字は独立宣言文からスペースを除いた○文字目を拾えということ。これに従い解読すると、"If the first civ couldn't save the world - how the hell are we supposed to swing it" という文章になる。

コメント欄

過去ログはこちら
  • あさしんくりーどは、やっぱなぞが多いですね - yamamoto 2013-07-13 15:46:43
  • 仮説だけど、アルタイル=かつて来たりしものの子孫 アルタイルの子孫=デズモンドだから、デズモンドにはかつて来たりしものの血が流れてるって事だし、だから最後のかつて来たりしものが作った(多分)あの台座では死なないんじゃない? - 名無しさん 2013-11-28 20:21:55
  • ピラミッドに目があるやつってオーパーツとかゆー名前じゃ無かったっけ? - 名無しさん 2013-11-28 20:25:16
  • デズモンドの安否ってもう - 名無しさん 2013-12-01 02:04:35
  • デズモンドの安否ってもう4で判明したから解決済みにしていいんじゃないかな - 名無しさん 2013-12-01 02:05:11

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最終更新:2013年01月24日 11:50