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"青い空に白い雲"

そんな爽やかな表現が似合うにも関わらず、俺を萎えさせているのは茹だるような暑さだ。


「大丈夫かい?ジャン…」


色白な手が、横たわった俺の髪を梳く。

んー、と気怠げに答えれば、ベルナルドが困ったように笑う。


「…今日は一段と暑いね、そろそろ戻ろうか。」

「っ、やだ!…もうちょっと。」

「ジャン…」


呆れたようなため息を漏らされ、ちらりと見上げると涼しげなグリーンアップルが目に映る。


「こんな日に外出するなんて、自殺行為だ。」

「…だって…」

「…だって?」

「…やっぱ言わねぇ。」

「え、なんで…」

「お前、調子にのるから。」

「…そんなこと言わないで、教えてよ。ハニー」

「やーだ。」

「ジャーンー?」

「も、やだっつってんだろ…っこら、顔近ぇって!」

「あんまり素直じゃないと、今夜はお仕置きだよ?」

「えっ…;」


こいつが言うお仕置きは、大体マニアックでロクでもない。

絶ッ対言いたくねー!…けど、お仕置きもノー・グラッツェ…


「…言う気になった?」


渋々頷くと、俺の意地悪なダーリンは満足そうに口で弧を描いた。


「で…どうして、ジャンは…この暑い中、エアコンの効いたお家から逃げるの?」

「…部屋にいたら、お前と…こんな風にゆっくりできねーし…」


あそこに居たら、ジュリオやルキーノやその他のせいで(ここで「俺をその他に纏めんじゃねえ!」という怒鳴り声が聞こえた気がしたが、俺は華麗にスルーする)二人きりにはなれない。

よって、こんな日照りの中で実現なんかしちゃってる…俗に言う"膝枕"も、オアシスのような部屋では夢のまた夢になるってコト。

ふくれっ面になりながらぼそぼそ呟くと、驚いたように眼を見開いてやがった。

ただ…それはほんの一瞬のことで、すぐに元の顔に戻ったけど。


「…へぇ、それは良いことを聞いたな」

「だーかーら言いたくなかったんだよっ!!」

「ッハハ、まあそう怒るなって。」

「ったく…」


(あー顔が熱ィ…何か、急に帰りたくなってきた…クソッ、このオヤジ!)


「じゃ、帰ろうか。」

「へ?ちょっ、お前、俺の話聞いてた?!;」


戻りたくない理由を無理矢理聞き出されたのに、それを裏切るように出された言葉に体を起こして抗議する。


「ん?ああ、勿論聞いてたよ?」

「だったら、」

「でもね、ジャン…」


ベルナルドの手で、両頬を包まれる。


「寝室にだって、エアコンはあるだろ?」

「し…ッ!?」

「ああ、夏バテ一歩手前で調子の悪いカポに手を出すほど、俺は野暮じゃないよ?一緒に寝るだけ。」

「…そっ、か」

「じゃ、お手をどうぞ。ハニー?」

「お、おう。」


差し伸べられた手を掴んで立ち上がると、13㎝上から唇が降ってきた。


「帰ったら、紅茶でも入れようか?」

「…いい。」

「眠たいの?」

「ん…あ、その代わり…」



ベッドでは腕枕じゃなきゃヤだからな。


























なんでこんなに残念かっていうと捻り出して書いたからです。
なんでこんなにわけわからんかっていうと口調把握し切れてないからです。
なんで書いちゃったかっていうと大好きだからです。

後悔はしている。