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屋根の上から


5日と2日… 九日、六日…
日曜・月曜… 意味は感じられねぇ

でもね 週末 君んちには行くよ
君といる時は幸せだ 答えてくれよ


そうさ俺は 誰の声も 聞こえない 「ん?」
聞いて 匂って 感じて…
俺はそして思う


人の愛は キレイなだけじゃない
不器用ゆえ 嫌われるんじゃない

揚げ足取りは良くないぜ
何が見えたんだい?

きらめきを放つ 大便
傷跡を隠した ダイヤモンド

曲がった心じゃ見えないぜ?
アンタの昔話だよ…



俺が日なたぼっこしてた日々
平日も週末も無いよな日々

比べようもないね 君の暮らしとは
あの庭 屋根の上で
君を抱きしめていた

☆ リピート

♪ リピート

(ギターソロ)

♪ リピート


もう無理だよ 全部同じように見える…

凹んだけど前向きに
見てみるよ 屋根の上から


千夜舞踏会第七夜opening act『千夜城下町』

桜の開花を目前にした、ここ千夜城下町は音楽と笑いのたえない町
そんな町に辿り着いた、二人の旅人がいた。

「くぅ~疲れやしたね~ダンナァ~」
「今日はだいぶ歩いたからなぁ、    ・・・よし、今日はこの町に宿をとるか」
「ダ、ダンナァ~まだ歩くんですかい?まだ歩くんですかい?」
「どうした、疲れたか?」
「い、いやっまだ疲れてないです・・・」
「よしっ、じゃあこの町に宿をとるかぁ?」
「ほっ本当ですか?  よかったぁ~」
「はい、どうぞ御団子とお茶です。 お疲れでしょう、ゆっくりしてって下さい」
「こりゃあどうも、いただきます」
「はぁい、召し上がれ」

と、娘さんは店の奥へ行く

「(もぐもぐもぐ)んっんつんっ、まずい~」
「こらぁピヨルグ」
「いやっ、しかしダンナァ綺麗な娘さんですね~、あんな娘さんをお嫁さんにもらえたらなぁ」
「あっ、ダンナァあの娘さんもお供に三人で旅を続けるってのはどうですぅ?」
「こりゃあ毎日が楽しいですぜぇ~、   ひっひっひっひっぃ」
「やかましいぃ、静かに食えんのかぁ、 くだらん想像をしてる暇があったら剣の稽古でもしなさい」
「はぃっ、すいあせん」
「全くお前はいつになっても・・いてて・・・まったく・・・腹いてぇ・・全く、 御手洗い」
「行ってらっしゃいあせ~」
「あっ、ピヨルグ~、そ、その刀見張っとけ~」
「はいっ、了解しあしたぁ」
「ふぅ~、しっかしダンナァ~、あんなに急いでどこいっちゃったのかなぁ? 
あっ、さっきの綺麗な娘さん見て一人でどっかいっちゃったんじゃないのかな~
やっぱりダンナも男だなぁ、たまには息抜きしないとね~
ふぅ~、しっかしまずい団子だったなぁ~、んっんっ、んっ、
なんだかおいらもお腹が痛くなってきたぞ~、トイレ~」

キャャャャャャャャーーーーーーーーーーーーーーー

「な、なんじゃお前らは、やめれやめてたもれ、わらわを誰だと思っとるのじゃ?誰か、誰かおらぬのか?」
「おお~静かにさせろ~、うるせー女だ、ガタガタ騒ぐんじゃね~、これからいいことしてやっからよ。
おっぱい揉んじまうぞ~」
「いいんすか、じゃあ俺が、じゃあ俺が、じゃあおのも、じゃあ俺も・・・」
「ではわらはが・・・」
「どうぞどうぞどうぞどうぞとうぞ~」

「やめなさい」
「あぁん、何だお前はぁ、見ねぇ面だな、この俺に指図とは」
「その度胸は買ってやる、  だが相手が悪かったな」
「おいっ、やっちまえ」


「死ねおら~、チェストぉ~、ぬお~、好きだおら~・・・」
シャキン、シャキン、シャキン、シャキン

悪役全員倒れる

「なっ、なかなかやるようだな、だが俺に刀を抜かせたのが運のツキ、 二度と立てなくしてやろう 」
「あっちもな」

「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー、ダメダメダメダメ」
「来いっ」

「ぬぅぅぉぉぉぉ~、うぅぅぉぉぉぉぉ~・・・」

「くたばれ」
ズシャッッッッ
「うあぁぁぁぁぁーーー、        くっ、覚えてろ、この仇必ず・・・・・」

「またつまらぬものを切ってしまった」



「やっ、やりあしたねダンナァーー、さっすがダンナァーー」
「ケガはないかい、お嬢さん」
「そんなことよりズボンを上げんか、ヘンタイ」 (平手)
「あいたっ!」
「ま、まぁ助けてくれた事には礼を言うぞ、そちらの白いの、それからヘンタイ」
「へんたい? ハハッ、やけに高貴なお育ちとお見受けするが?」
「は、はいはいそれはそうでございます、何を隠そうこちらのお嬢様」
「あちらに見えます千夜城のお姫様でございます」
「お姫様っ?」
「なんとなんと、こりゃあ失礼いたした」
「ちゃんと礼もしたいし、そうじゃ、わらわの城へ来ぬか?」
「そ、それはようございますね。今千夜城では毎年恒例の千夜舞踏会が開かれております」
「きっと楽しゅうございますよ」
「ダンナァ、お姫様がこう言ってるわけだし行きあしょうよ」
「あぁそうだなぁ、ではお言葉に甘えさせていただきますかぁ」

ゆき姫を助けた森の黒津は、千夜城へ向かう

「さっ、ではではこちらへどうぞ、案内いたします」

こうして一行をむかえたのは、満開の桜の中、今まさに始まろうとしている千夜舞踏会でした
BGM

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第四夜opening act
ヌルルン滞在記台本


代官山Art Stage Birth。そこにある、個性豊かな人々が暮らす小さな集落。千夜村だ。
「あぁ、やっと着いたぁ。ここが千夜村かぁ…!」
今回、この村を訪れたのは“種馬”クロツアツシ。作物の収穫が始まるこの時期、村では実りの感謝を捧げる舞踏会が開かれる。クロツはその舞踏会を体験するために来たのだ。
早速村人達がクロツを出迎える。
「あっ、はっ、やっ、う…遠いところせば、我が千夜村さばよくぞおいでなすった。や、さば、存分に舞踏会ば楽しんでいきなさい。えあぁささぁどお~ぞどお~ぞ!!やっホラ!お前たちも挨拶してばさ…さぁほらほら…や~!!まんず楽しんでってけばいや!なあ、ほら最後までな、楽しんでイこう!

千夜村の愉快な舞踏会にぃ…クロツアツシがぁ…出会ったぁ…

「はい、始まりました今夜の世界ヌルルン滞在記。今回は千夜村のお祭りに触れるということで…」
「正解ヌルルンはこのあとすぐです。」
「しょ、翔子ちゃん!まだ問題出してないから。…そ、それでは今回の旅人をお呼びいたしましょう。クロツアツシさんです!」
「こんばんはー。」
「個性豊かな村人ということでしたけれども、村長さんがすでにかなりの個性を発揮してらっしゃいましたねぇ。」
「そうなんですよぉ。とにかくみんな頭がおかし……楽しい方々でしたねー。」
「正解ヌルルンはCMのあと、すぐです。」
「翔子ちゃん!めっ!!問題出してないし、まだCMもいかないよ!」
「ふん。」
「いたっ…って、なんでやねん!」

「そ、それではVTRを見てみましょう。クロツアツシさんの千夜村・舞踏会ヌルルンです。VTRすたーとぉ」


「…おぅ!ちょっ、クロツぅ!お、クロツぅ、ちょっとこっちゃ来い。こっちゃ来なさいぃ。」
村長のオノさんがクロツを呼んだ。
「はいはい、何でしょう?」
「あ…、あのこの村さばなぁ、昔からしきたりがあってばさ、この舞踏会に参加する客人はさぁ、あの2っつの試練を受けねばいけねぇんだじゃあ。」

台詞
「2つの試練…ですか。でも、何でまたお祭りに参加するのに試練なんかを受けなきゃいけないんですか?」
「(もじもじ)………。」
別れの時がやってきたぁ…
「いやいやいやいや!いきなり終わっちゃ困るって!…わ、わかりました。何も聞きませんよ。受けます、受けます。で、その試練ってのは?」
「…おん。そうだねな。うん、お~い!ちょっとお~ぃ!アレば持って来てねかぁ?」
「へい、お持ちしやしたー。」
「ぅおん、ちょと。ぉぅありがとう。…せばな、まずばこの聖水ばさ飲み干してあの体、清めねばいけねんだじゃあ。」
「聖水って…これ、ただの青汁じゃあないですか!?ちょっとぉ、勘弁してくださいよぉ。バラエティー番組の若手芸人じゃないんですからぁ。」
別れの時がぁ…
「だぁぁぁぁ!!わかったよ!飲みますよ。飲めばいいんでしょ、飲めば!…んぐっんぐっんぐっ…ぷはぁ、まずい!もういっぱい!…って言うか、あほぅ!」

「…おぉぉぉぉ!」
クロツ、本当に飲んでしまった。
「飲んじゃいけなかったのかよ!?」

「やッ…、ホントに飲んでしまうとは思わなかったな…ちょッどーすんべな、冗談のつもりだったんけどなぁ…。う~んと、うん、じゃあせば、あのあの…次…次あ、うん。あの次の試練ばさ、受けてもらうすけなぁ。おん」
「村長、めちゃめちゃうろたえてるし!」
クロツ、なんとか1つ目の試練をクリアした。

「せば2つ目の試練ばさぁ、あの村長の私がよぉ、あの選んだ村の勇者とよ~。腕相撲で勝負をしてもらうすけな。んでぇ、見事、村の勇者を負かせばよぉ、試練達成だはんでなぁ。」
「えっ、腕相撲ですか?それなら僕、ちょっと自信ありますよぉ。」
クロツ、自信満々だ。村長のオノさん、村の男たちの中から腕相撲をする勇者を選ぶ。
「…うん、せばぁ、…マーシぃ、うん。と、ケイタ!、…それからジョー、…えぇ~と、それから徳光!うん、えぇんと…クロツの相手ばしなさい。」
「4対1かよ!?…ってか、徳さん!何であんたまで…」
別れの時…
「あきらめムードかよ!よーし、かなり分は悪いしワケわからない人も混ざってるが…種馬クロツの本気ってヤツを見せてやるぜ!!」
「よし!せばぁピヨルグちょっと来なさい。あのぉ…レフリーばやってあげなさい。」
「わかったでやんす。」

2つ目の試練、腕相撲が始まった。
「いくぜぇぇぇl…。レディー……ゴー!!!」
「ぬ…ぬぬぬぅ…!」
「!&#$!“&$%(‘$’&☆)」
「燃えろ、俺のコスモよぉぉぉ!…うぉりゃぁぁぁl!!!」
「うぎゃぁぁぁl!!(みたいな)」
「おぉぉぉぉぉぉ!!!!」



ナレーション なんと、クロツ、勝ってしまった。

「おめでとう、クロツ。じゃいやや、これでお前も正式な舞踏会の出演者ばなったんべぇ!」
「ありがとうございます!やったぜ、チクショー!!」
「さぁ、おまたせしました皆の衆!せばな、今宵の千夜舞踏会ばはじめるとするべし!!!」

こうして…いよいよ、千夜村の舞踏会がはじまった…。


THE END


獣神サンダーライガー




第四夜もとき茶屋食材費明細
  • 混ぜ御飯の具75×X = 500 (特別価格でご奉仕!!)
  • ゆで栗250×2 = 500
  • いくら0
  • めんたいこ0
  • きざみのり0
  • しば漬け188×2 = 376
  • キャベツ128×1 = 128
  • キャベツ70×1  = 70
  • トマト(4コ)350×1 = 350
  • レタス198×2 = 396
  • きゅうり(5本)175×1 = 175
  • 味付けコーン156×1 = 156
  • 玉子マカロニサラダ330×2 = 660-330=330(1袋無料
  • ポテトサラダ0
  • 海藻サラダ0
  • ドレッシング0
  • オードブル容器0
  • クリア容器0×48  = 0


第参夜台本

おの 「ちょっと待ったぁ!!

ごえ 「な、なんですか?あなたは?

おの 「ある時は弁当屋の店長!! また、ある時は日本バレー復活請負人!!
    さすらいのギタリスト、おの もときだぁ……

ごえ 「結局何者なんだよ…?

おの 「前回、あんたらの舞踏会を見させてもらったんだけどよぉ
    あんまし楽しそうだったからさー。
    今回は…俺も参加してみたくなったのさっ!!
    …はぁ……なぁ?いいだろぅ!!??

ごえ 「と、突然そのような事を申されましてもぉ……
    事前に決められた”タイムテーブル”という物が御座いますゆえ……

おの 「そ…そこをなんとかさぁ・・・・もぉぅ、
    たぁーのぉーむぅ、よ~~♪(駄々っ子)
    なぁ?…なぁ…?たのむよー♪(すがる)


ごえ 「こ、困りましたねぇ……(汗)

おの (なぁ?…なぁ?…たのむよ、なぁ?)


ごえ 「そ、それではオーナーの方に相談してまいりますのでッ!
    少々おまちくださいっっ!!

おの 「んぉっ!?ありがてぇ。。。
    上手い事言ってくれよなっ

    (BGM消える)
       ↓
おの (♪♪「ナウシカレクイエム」ハミング♪♪淡々→のりのり)
    「……ん、んんぅっ(咳払い)

ごえ 「お待たせいたしました。

    (BGM戻る)

おの 「…で、オーナーさんはナンだって???

ごえ 「オーナーはこうおっしゃいました。
    ……当ホテルおかかえのアームレスラーに、
    腕相撲で勝つことが出来たら舞踏会への参加を認める……と。

おの 「うッ?腕相撲ぉぉ!?
    …なんでッ(ジタバタ)…あっ、うっ、……いいか。
    オーケー!!オッケーオッケー!! なんでもやるゼ♪
    それで……参加出来るんならなっ!!


ごえ 「これよりぃ、舞踏会参加権利を賭けましてぇ
    アームレスリング1本勝負を行います…!!

    (歓声→BGMボンバイエ,「あーにーきー」)

ごえ 「赤コーナー、ホテルミレナイツ所属、
    自称町田の種馬ッ……中肉中背世界IWGP
    スケア~クロツ~~!!!!!

舎弟 「ア…アニキぃ?い、いよいよ出番でヤンスねぇ?

種馬 「…ぉ、オウ!?

舎弟 「ア…アニキ、緊張してるでヤンスねぇ?

種馬 「…ば、ばっきゃろぅ!!そんな訳……ないぃ!!あ…う、無い。無い…
    えっとぉ…手の平に”人”っと書いて…っとぉ。

舎弟 「ふ、不安でヤンスねぇ……。

    (BGMボンバイエ止まる)

ごえ 「続きましてぇ、青コーナー。
    柳本ジャパン所属、ギタリスト中肉中背…挑戦者……

    (BGM長州)

    おの~もと~き~!!!!!

おの 「打ってよし♪守ってよし♪
    攻守に輝くおのもときですっ!!

    (BGM長州止まる)

ごえ 「それでは両者、位置についてぇ……

舎弟 「い、いくぜぇ……
    ……、レディーーーGO!!!!

    (BGMドラクエ戦闘)

    「ぬぁ~~!!
    「ぐぉおぉおお~!!

舎弟 「ア…アニキぃ!もうちょっとでヤンスぜぇ~~

~ごえナレーション~
    「この時、おのもときは思った。 ”このままでは負けてしまう。そうだ…あの手を使おう”

    「ぬ、ぬおりゃ~~!!

    (BGMドラクエ戦闘止まる)

おの 「…お!? あんな所に…妊娠中の田村亮子が……

種馬 「ぇッ? どこぉ??

    (BGMドラクエ戦闘)

おの 「…今だッ!!
    くらえぇぇぇ……幕の内…フィ、フィ、フィ、フィニぃ~ッシュ!!!

種馬 「ギャ、ギャフン。

舎弟 「ア…アニキぃ!!
    な、なんでヤワラちゃんなんかに……?なんでヤワラちゃんなんかにぃ!!!

    (BGMドラクエ→幸せな曲)

~ごえナレーション~
    「こうして、新しい仲間、おの もときを加えて
    千夜舞踏会第参夜の幕は開けるのであった。




千夜城下町
あらすじ

  • 森の黒津はお供のピヨルグと共に、日本中を旅して歩くさすらいの旅人。
桜の開花を目前にした千夜城下町は、音楽と笑いのたえない町。
長旅の途中森の黒津らは、この千夜城下町へたどり着いた。

お供のピヨルグと共にお団子屋さんで疲れを癒していると、なにやら遠くの方から女性の悲鳴が。
とっさに駆けつけてみると、町の荒くれ者たちに女性(ゆき姫)とそのお供(丸谷平八郎)が襲われそうになっているではないか。
このまま見過ごすわけにはいかぬと、森の黒津は刀を抜く。

そして荒くれ者たちとの勝負。
人数で圧倒的不利な状況の中、森の黒津は奇跡の身のこなしで荒くれ者たちを蹴散らす。

そして荒くれ者たちのリーダー、おのも悪侍がベールを脱いだ。
森の黒津とおの侍の一騎打ち。

手強い敵に苦戦しながらも戦いに勝ち、ゆき姫と丸谷平八郎を助ける。

するとゆき姫と丸谷平八郎から、
是非お礼がしたいので私たちの城へ来て欲しいと。
ちょうど今から千夜城でのお祭り、千夜舞踏会をやるところだったという。
そこでおもてなしをさせてほしいとの事。

森の黒津はそりゃあ快諾。



そしてヒーロー森の黒津らを迎えていよいよ千夜舞踏会の幕が上がる。



  • 配役
森の黒津・・・AK           町の荒くれ者(おのも悪侍)・・・おのさん
森のお供・・・ピヨさん         町の荒くれ者1・・・ジョーさん
ゆき姫・・・ゆき姉           町の荒くれ者2・・・まーしさん
丸谷平八郎・・・丸谷          町の荒くれ者3・・・恋史
お団子屋さんの看板娘・・・みーさん      

ワタクシ、生まれも育ちも町田市原町田です。東名インター横、万葉の湯で産湯に浸かり、姓はクロツ、名はAK次郎。右から背負った大きな期待をそのまま左へ受け流す、人呼んで『残念なAK』と発します。
~祭囃子が流れ始める~
いやぁ~、今日もお天道様がまぶしいねぇ!
やだなぁアニキ、とっくに日が暮れてお天道様なんてどこにも見えやしませんよ。
ったく、つまらない男だねぇお前さんは。粋な物の例えってやつがまったくわかっちゃいねぇ。いいかい、そもそも…
あぁうるさいうるさいハゲ。そんなことよりアニキ、なんだか周りが賑やかになってきましたよ!
なんだいお前さん知らないのかい?この町田クローブのあたりじゃあよ、梅雨明けには毎年『千夜舞踏会』ってぇ祭りが開かれるんだよ。いいかいよく聞きなよ、この千夜舞踏会って祭りは…
あぁわかったわかったハゲ。でも、それなら丁度いぃや。アニキ、その千夜なんたらって祭であっしらも一儲けさせてもらいましょうや!
そうさねぇ、そうするかい?よしっ、んじゃあ早速この辺でおっぱじめるとするかい!?
ほいきた!
~仕事の準備をする二人~
さ~て、よってらっしゃいみてらっしゃい!見て気に入れば買ってらっしゃいときたもんだ。お立会いの皆の衆、これよりお見せいたしますお品物、昨今巷で売り切れ続出!全世界でなんと1000万本も売れたっていう大人気のダイエットグッズだ。皆さんも一度はテレビかなんかで観たことあるんじゃないかい?筋骨隆々鬼教官と一緒に七日間踊ればみるみる痩せるというあの商品!しかも今日は特別も特別の超特別!なんと、あの鬼教官ビリーのサイン付っていうプレミアもんだ!
さぁさぁ百聞は一見にしかず。早速皆さんに見せたって見せたって!
ほいきた、全世界でもここでしか手に入らない、ビリーズ…
大豆ダイエット!
えぇぇぇぇ!?
んじゃ、ビリーズ…痩せる石鹸!
そうそう、この石鹸でゴシゴシこすれば…ってバカヤロウ!これはウチのかぁちゃんが20年も前に買って戸棚に眠ってたやつぢゃねぇか!まったくさっきから邪魔ばかりしやがってぇよ?
はいはいすいませんハゲ。
あら!またハゲとか言ったな?よーし、お前さんがそういう態度ならね、オレにも考えがある。いいか、大体お前さんはいつも…
~バックス登場~
オイコラお前等ぁ、誰に断ってここに店広げてんのじゃあ!!
このへんのシマはなぁ、俺たち
バックスケルター2.9!!
…一家が取り仕切っとるんじゃあ!
それでついでに言うとね、この場所はクレープとかリンゴ飴とか『あま~い』もの系の出店しか出しちゃいけないんですよね、親分?
おうともよ!例えば、俺のあま~いチョコバ・ナ・ナーー!!
…とかな。
とにかくよ、これから俺たちゃここで一暴れするんだ。
おやおや、一暴れとは穏やかじゃないねぇ。戦争でもおっぱじめようってのかい?
馬鹿言っちゃいけねぇよ、俺たちを誰だと思ってるんだい?俺たちゃこう見えても平和を愛するミュージシャンだ。
この界隈じゃ知らねぇモンはいねぇ。泣く子もまた泣く爆音バンド、そう俺たちは
バックスケルター2.9
8!
7!
6!
ゴール!!

って、何おちょくってんだおめーら!!ちょ、ちょっと親分までやめてくださいよ!
なんつーか、こいつら完全に僕たちのコト、ナメてますよね。親分、量産型ザクばりに痛い目にあわせちゃっていいですか?
そうですよ!ここはいっちょがつーんと〆とかねーと!シマ取り仕切ってる俺たちの面子が保てねぇってもんですぜ!
タケの言うとおりだ!それにこいつらをどかさねぇと俺たちのスペシャルライブステージもできやしねぇ!よーし、やっちまえー
待たねぇかっ!!
ぎゃーぎゃー騒ぎ立てるんじゃねえやな。
今夜は楽しい祭り、『千夜舞踏会』。せっかくのどんちゃん騒ぎに極道もカタギも関係ねぇ。一緒に楽しんだらええじゃないか。
親分…
ま、親分がそう言うんなら、仕方…ナーイン!!!
いやいや何て寛大な親分さんもあったもんじゃないか。俺ぁ胸がアツくなっちまったよ。なぁ、お嬢さん!
きゃあ痴漢!
あいたぁ!





【配役】
<綱島太郎> クロツ
<馬> マルヤ
<おの姫> おの
<竜宮城支配人> タカオ
<竜宮ダンサーズ> Aまーし Bてっぺい Cけいた Dこーし
<ならず者> Aたづみ Bごえもん Cピヨルグ Dジョー

200X年、某ミサイルにより崩壊した世界は混沌を極め、ここ登戸Stargic Roomも無秩序な暴力によって支配されていた…


「ヒャッハァ!待ちやがれ~」
「あれー、お助けー!ブルンブルン…あぁ!」
「アニキ、捕まえやしたぜぇ」
「おう。…ったく、このウマ野郎がなめたマネしてくれやがって」
「俺たちのナワバリで勝手に食い物を取引きするたぁ良い度胸だ」
「おら、観念してさっさとそのニンジンを渡しやがれ」
「み、見逃してください!それはたてがみを売ってやっと手に入れたなけなしのニンジンなんですブルン」
「うるせぇ、知ったことか!ここではな、俺様が法律なんだよ。おい、お前ら!二度と立てつかねぇように痛めつけてやんな!」
「ヒャッハァァァァァ!!」
「ブルーン!!」

「待て!」
「あぁん!?何だぁ、おめぇ」
「ア、アニキ、こいつはマズいですぜ…」
「確か…神奈川の綱島に住んでいるっていう…綱島太郎」
「そのまんまだな」
「うん、そのまんまだ」
「浦島だか綱島知らねぇが、俺様に刃向かおうってやつぁ誰だろうと
…コレだぁ。構わねぇ、コイツからやっちまえぇぇ!」
「ヒャッハァ!」
「アタァ!」
「ひでぶっ!」   ×3
「ほぅ、少しはできるようだな…ならば次はこの俺様が相手だぁぁぁ。」
「ぬぅぅぅぅぅん」
「アータタタタタタタ…アタァ!」
「たわばっ」
「ア、アニキー!」
「引き上げるぞー」
「お、おぼえてやがれー!!」

「大丈夫ですか、馬面の方…」
「失礼な人ですね。馬面じゃなくて、馬の役です、馬の。…ていうか、意外と普通の人なんですね。なんかもっとこう…声が低くて無愛想で恐そうなキャラかと思いました」
「ははは。これでも職場では“気さくな兄ちゃん”で通ってます」
「そうなんですか。何はともあれ助かりました。あ、そうだ、助けて頂いたお礼と言ってはなんですが綱島太郎さん、あなたを素敵なトコロ…そう、竜宮城へご招待します」
「えっ、お礼なんていいですよぉ。そんな気ぃ遣わないでください」
「まぁまぁ、そういわずに。…カワイイ娘、いっぱい揃ってますよ?」
「ま、まじっすか!?じゃ、じゃあちょっとだけ…行っちゃおうかなぁ」
「そうこなくっちゃ。それでは早速、竜宮城へレッツ・ゴー!」
「あ、俺、細身の子がタイプなんだけど…」
「かしこまりました。シャチョウサンホントスケベネ…」

こうして、ならず者をこらしめた綱島太郎は、助けたウマに連れられて竜宮城へ行ってみることになった。

「いらっしゃいませ、クラブ竜宮城へようこそ。この度はウチのウマを助けて頂いたそうで、ありがとうございます。」
「いえいえ、たまたま通りかかっただけで…そんなたいしたことでは…」
「今宵はちょうど我が竜宮城最大のパーティー千夜舞踏会が開かれますので、どうぞ心ゆくまでお楽しみになってください」
「ありがとうございます。いやー、かえってなんか悪いなぁ。」
「ところで、コッチの方はご指名なさいますか?」
「え?あ、はい…でもはじめてなんでイマイチわからないんですが…」
「ふふ、かしこまりました。では当店イチオシの子をお付けいたしましょう。
おの姫さーん、ご指名入りまーす!」
「はぁい☆」



「はじめまして、おの姫です☆」
「お、おの姫って…。おとこ…ですよね?」
「んもう、サイテー!(ビンタ)ハートは超女の子Death!!!」

「さぁ、それでは当店クラブ竜宮城最大のイベント、いよいよ始まります千夜舞踏会第6夜。今宵ステージを彩るアーティストをおの姫からご紹介してもらいましょう!おの姫さん、よろしくぅぅぅ!」
「はぁい☆まずはこちら、お馴染み千夜レギュラーメンバー!
続いてゲストバンド、The Soul Kitchen!BLOOM!
そしてそして、ミラクルダンスパフォーマー、KERA!
「以上のメンバーでお送り致します今宵千夜舞踏会第6夜!
「綱島さんもお客様もどうぞ最後まで盛り上がっていってくださいねー!」

絵にも描けないおぞましさのおの姫の登場に綱島太郎は最大のピンチをむかえていた。


「まさか、竜宮上がおとこばっかりだなんて。甘い言葉にのって…えらいところにきちゃったなぁ」
「おや、綱島太郎さんどうしました?あんまり楽しそうじゃないですね」
「そ、そんなことないですよ…」
「…私のコト…お気に召しませんか?」
「あ、嫌いじゃないんですよ。嫌いじゃないんですけどね…竜宮城っていうからもっと綺麗な乙姫様みたいなお姫様的何かを期待していたんですけどね。どうも、そのなんというか…」
「…わかりました。そうですよね、オカマなんて嫌ですよね。」
「いや、おの姫さんが嫌ってことじゃないですよ…」
「いいんです、慣れてますからお気になさらないで下さい。
それではそんなスケベな綱島さんのために、クラブ竜宮城の紅一点をご紹介しましょう」
「え…まさか(ジェスチャー)」
「大丈夫です。ついてません(ジェスチャー)

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最終更新:2015年12月14日 06:05