佐々木×国木田

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佐々木×国木田」(2009/06/21 (日) 23:14:00) の最新版変更点

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 北高を卒業してはや一年。  僕は某有名国立大学に合格し、一人暮らしをしている。……いや、正確には二人暮らしなんだけどね。  中学時代に同じ学校に通っていた女の子なんだ。高校は違ったんだけど……たまたま同じ大学に入ってたらしくてね。僕から告白したのさ。  今日はでかけていないけど、雨が降ってきたなぁ……彼女、大丈夫かなぁ?と、ベランダから空を見上げていると、  がちゃんっ  いきなり玄関のドアが開いたかと思って振り向いたら、入ってきたのはいまは僕の恋人の佐々木さんだった。 「お帰り」 「はぁ……びしょびしょだ」  佐々木さんは濡れて張り付いた服をを摘みながらため息を一つ。 「とりあえず一通り拭いて」  と、脱衣所からとってきたタオルを渡す。 「うむ、ありがとう」  タオルを僕から受け取り、わしゃわしゃと長い髪を拭き始めた。 「僕の部屋から適当に服持ってきて着替えてくれてかまわないからね」 「すまないね」  と、一通り身体を拭き終わったらしい彼女は、俺の部屋へと入っていった。  やがて数分が経ち、僕のジャージに着替えた彼女が、リビングへとやってきた。……なんとまあ、ジャージを着ているというより、“着られて”いる……という表現がぴったりなまでにブカブカだ。……まぁ、それは男物のジャージだし、仕方ないといったら仕方ないのだが。 「風呂沸かしたけど、佐々木さん、入るかい?」 「そうだね──」  先を言おうとした矢先、くしゅんっと、小さなくしゃみをする彼女。ずずっと鼻をすすり、 「……入るよ」 「わかった」  にやりと何かをたくらんでいるような笑みを浮かべ、彼女は言った。 「国木田くんと入ろうかな」 「よし」  脱衣所で衣服を脱ぎ、腰にタオルを巻く。  風呂場とをつなぐドアを開けると、もわもわと室内にたまっていた湯気が吹き出す。 「うむ、国木田くん、いいお湯だね」  すでに入っていた彼女が、湯船に身を浸しながら、そう言った。 「お湯だしね」  と返答し、湯船から桶に湯をとり、肩から流した。 「僕が先に身体洗うから、ちょっと暖まってて」  畳んである垢すりをお湯に浸し、ボディソープを含ませ、泡立てる。やがてもんでいると、泡が垢すりを包み込み垢すりの地が見えなくなったところで、それを腕に当て、ごしごしと肌をこする。  ちらりと彼女を盗み見ると、視線がぶつかった。なんとなくお互いが目を背ける。──なんだかなぁ……。  だいたい身体をこすったところで、そろそろいいかとシャワーで泡を洗い流す。 「佐々木さん、身体洗う?」 「ああ。ではお言葉に甘えて」  と、彼女は湯船から上がると、さっきまで僕が座っていた浴用いすに腰を下ろした。 「それでは、お願いします」  前で結んでいたバスタオルの端をほどいて、胸に押し当てる。俺の目前に、女の子らしい細く、白い背中が露出した。 「了解しました」  僕は、まるでガラスを拭くように、力をあまり込めないように背中をこすり始めた。 「これくらいでいい?」 「大丈夫だよ」  僕は、背中を洗うと、肩胛骨周りを出っ張りに沿って回すようにこすり、そして首周り、両肩を洗った。 「かゆいところは?」  一通り洗い終わり、確認。 「大丈夫」 「そう」  俺は垢すりを彼女に渡す。 「……」  心底彼女は垢すりを渡されたことに疑問を持っているようだ。 「後ろは洗い終わったから、前は自分で洗ってくださいな」  湯船に向かう俺──の手首を彼女がつかんだ。 「国木田くん」 「はい?」  彼女が不適に笑う。何かたくらんでいる笑いだね……。そして彼女は僕に爆弾を落としていった! 「前も洗ってくれないか?」 「ヒョ?」 「佐々木さん……洗うよ?」 「うむ」  僕は、再び彼女の背中に回り、後ろから垢すりで首を洗う。 巻いていたバスタオルは丁寧に畳まれており、彼女の頭に乗っている。──彼女は今、一糸纏わぬ姿で僕の目の前にいる。  彼女の前の壁に掛けてある鏡は、室内の湿気で曇っている。……運が良かったのか悪かったのか。  心臓が、これ以上ないほどに跳ねている。──静かにしろ僕の臓器、彼女に聞かれちゃうではないか……。  首周りを一通り泡で埋め、鎖骨あたりまで下げる。すると、彼女はピクリと反応した。 「わっ、ごめん、すこし強かったか?」 「ぁ……だ、大丈夫……」 「そう、……」  やばい、僕、緊張しすぎ……  心なしか呼吸が乱れている。それは彼女も同じらしく、はぁ、はぁ……と、肩で息をしているのが伺える。──ひょっとして、彼女も……? 「佐々木さん、もうすこし下、洗うね……?」  返事の代わりに、こくっと彼女の頭が縦に揺れた。  僕の手は、鎖骨部を後にして双丘まで降りていく。  わずかな膨らみをザラザラな布越しに感じる。そこでまた彼女はピクっと反応する。声を押し殺している様子が、背中越しからでもわかるほどに彼女は荒く呼吸している。  僕は、やや手からこぼれるほどの、小さな膨らみを形に沿って丸く撫でる。 「んぁっ……──!」  自分の口を両手で押さえる彼女。 「佐々木さん……」  僕も驚いたが、多分一番驚愕しているのは彼女だろう。まさか、彼女から、あんな妖艶な響きの声が出るだなんて……。  もう一回、彼女の声が聞きたくて、僕は、つかんでいる手に少し力を入れた。 「んぅ……」  押さえられている手で、くぐもった響きの声が、鈍く響く。 「……っ……」  僕は、その双丘から離れると、下腹部を通り、内股を撫でる。まだ手を離そうとしない。  僕は空いている方の手を下腹部から、じわじわと丘のの方まで上らせる。 「もっと……声を聞かせて……」  丘まで到達した手を、円く撫でる。 「ひゃ……あぁん……」  とうとう抑えきれなくなった声が、力の抜けた指の間から抜けていく。  そして下腹部をなでていた手を、彼女の恥丘に添えられる。僕の手からはいつの間にか垢すりは消えていた。 「あぁっ……国木田くん……っ!」 「佐々木さんは、本当にかわいいね……」  そういって、膨らんだソコにそって、人差し指と中指を動かす。 「あっやぁ……んあぁっ!」  身をくねらせる。にちゅにちゅと音を立てるその音は、ボディソープと、それとは関係がない他の蜜が混じっていると確信していえる。僕の指は、彼女の秘部から溢れる蜜で濡れている。付着していた洗液は、もう残ってはいないだろう。  俺は、頃合いを見計らって、動かしていた指を、ぷつりと蜜壷に滑らせた。 「ひうっ──」  彼女は、カクリと力なく僕に体重をかけてきた。 「……あれ?」  肩を揺り動かしてみる。反応がない。 「やばい……のぼせちゃったかも」  とりあえず僕は、彼女を風呂場から担ぎ出した。  まあ、とりあえず風呂から上がり、こたつでテレビを見ながらのほほんと時を過ごしているのだがな……。  なんとか起きあがった彼女が、僕の心配をはねのけた上に、「迷惑をかけた」という理由で、夕食を作ってくれるとか。  無理しないでね。  というわけで、僕は食事待ち。果たしてなにが出てくるのかと考えていると、 「できたよ」  と、でかでかと何かを盛った大皿をもってきた。 「なんだろ?」  と、こたつ机に置かれた大皿の中身を見てみると、それはそれは男らしく作ったのだろう炭色のそばがやってきた。……なんというか、豪快だね。 「……」 「焼きそばだよ」  小皿にそば(?)の一部を切り分け、俺に渡してきた。 「……あ、うん、ありがとう」  とりあえず皿を受け取る。においは……あれだね。  どうやら自分の分を取ったらしい彼女は、フォークを握って俺の方をじぃぃっと見ている。……わかっている。すぐに食べろと、僕に無言で訴えているのだろう。  とりあえず僕もフォークを取り、少し考えた後、 「……ぃっ、いただきまーす」  と、フォークで切り分けた部分を口に含んだ!──…… 「……あ、うまい」  以外とふつうだった。 「そうかい、おいしいか。僕はうれしいよ」  と、彼女も食べ始めた。  僕は、彼女の作った焼きそば(?)を頬張りながら、ふと窓を見た。……案の定というか、雨は強くなっていた。 「佐々木さん」 「ふぁぁい?」  ほっぺいっぱいに詰めて膨らんだ頬がかわいい。 「雨ひどくなってきたね」  と、彼女は口に含んでいた食品を、のどに流した。 「雨だから……」 「……?」 「雨だから……国木田くんは、どうしてほしいんだい?」  彼女の頬が紅くなり、潤んだ瞳で僕を上目で見つめてくる。……そんなもん、答えは決まっているよ。  僕は立ち上がり、彼女の隣に腰を下ろし、 「いつまでも、ずっと僕の隣にいてくれないか?」  と言ったら、彼女に唇を奪われた。  おわり
 北高を卒業してはや一年。  僕は某有名国立大学に合格し、一人暮らしをしている。……いや、正確には二人暮らしなんだけどね。  中学時代に同じ学校に通っていた女の子なんだ。高校は違ったんだけど……たまたま同じ大学に入ってたらしくてね。僕から告白したのさ。  今日はでかけていないけど、雨が降ってきたなぁ……彼女、大丈夫かなぁ?と、ベランダから空を見上げていると、  がちゃんっ  いきなり玄関のドアが開いたかと思って振り向いたら、入ってきたのはいまは僕の恋人の佐々木さんだった。 「お帰り」 「はぁ……びしょびしょだ」  佐々木さんは濡れて張り付いた服をを摘みながらため息を一つ。 「とりあえず一通り拭いて」  と、脱衣所からとってきたタオルを渡す。 「うむ、ありがとう」  タオルを僕から受け取り、わしゃわしゃと長い髪を拭き始めた。 「僕の部屋から適当に服持ってきて着替えてくれてかまわないからね」 「すまないね」  と、一通り身体を拭き終わったらしい彼女は、俺の部屋へと入っていった。  やがて数分が経ち、僕のジャージに着替えた彼女が、リビングへとやってきた。……なんとまあ、ジャージを着ているというより、“着られて”いる……という表現がぴったりなまでにブカブカだ。……まぁ、それは男物のジャージだし、仕方ないといったら仕方ないのだが。 「風呂沸かしたけど、佐々木さん、入るかい?」 「そうだね──」  先を言おうとした矢先、くしゅんっと、小さなくしゃみをする彼女。ずずっと鼻をすすり、 「……入るよ」 「わかった」  にやりと何かをたくらんでいるような笑みを浮かべ、彼女は言った。 「国木田くんと入ろうかな」 「よし」  脱衣所で衣服を脱ぎ、腰にタオルを巻く。  風呂場とをつなぐドアを開けると、もわもわと室内にたまっていた湯気が吹き出す。 「うむ、国木田くん、いいお湯だね」  すでに入っていた彼女が、湯船に身を浸しながら、そう言った。 「お湯だしね」  と返答し、湯船から桶に湯をとり、肩から流した。 「僕が先に身体洗うから、ちょっと暖まってて」  畳んである垢すりをお湯に浸し、ボディソープを含ませ、泡立てる。やがてもんでいると、泡が垢すりを包み込み垢すりの地が見えなくなったところで、それを腕に当て、ごしごしと肌をこする。  ちらりと彼女を盗み見ると、視線がぶつかった。なんとなくお互いが目を背ける。──なんだかなぁ……。  

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