15 love

(シリーズタイトル、マーベル)

("15 love #1",2011年8月)

出版:2011年8月〜10月(全3話)
ライター:Andi Watson
ペンシラー、インカー:Tommy Ohtsuka
カバーアーティスト:Sho Murase

概要

マーベルが数年の計画の末に満を持して出版したテニス少女コミック。ヒーローやスーパーヒューマンは一切出演しない、十代の少女むけの純粋なスポーツもの。
毎号40ページを超えるページ倍増版で刊行されたが、全3話の短期ミニシリーズで終わった。

マーベルの正史世界”Earth-616”に属するかどうか、作中の記述は一切ないが、後述する主人公の叔母ミリー・コリンズがかろうじて作品世界のつながりを示している。

あらすじ

主人公ミル・コリンズはウェイド・テニス・アカデミー(Wayde Tennis Academy)に特待生として通う少女。
誰よりもハードなトレーニングに勤しんでいるが、特待生中の月間ランキングは最下位が続き、校長から奨学金の打ち切りを示唆される。
そんな中、いつも酒を飲んでばかりいるだらしない男、ウォルト(Walt)が彼女に接近し、コーチになることを申し出る。
ウォルトはいい加減な男だったがコーチとしての腕は確かで、ミルの才能を開花させ、アカデミーでのランキングは上昇していく。
一方でウォルトの妻はミルの外見をメイクアップなどで美しく変化させ、モデルとして売り込んでいく。

テニス、ライバル、恋、ティーンエイジャーの少女の青春を描く。

登場人物

ミル・コリンズ(Mill Collins):ウェイド・テニス・アカデミーに特待生として通う少女。誰よりもハードなトレーニングに勤しんでいるが結果がでない。
ウォルト(Walt):アル中でデブのオヤジ。だが、その正体は敏腕テニスコーチ。練習どころか試合にも寝坊して遅刻する。
ポイ(Poi):ウェイド・テニス・アカデミーの生徒で、ミルの親友。ルームメイトでもある。テニスのランキングは中程度。
マヤ(Maya):ウェイド・テニス・アカデミーの生徒で、つねにトップランキングを維持している。富豪の娘。なぜかミルを目の敵にしている。

叔母のミリー・コリンズ

叔母として登場するミリー・コリンズ(Millie Collins)はゴールデン・エイジのコミック”Millie the Model”で活躍したファッション・モデル。

リード・リチャーズスーの結婚式に出ていることが、パツィー・ウォーカーのセリフで明らかになっており、Earth-616にいるという設定。

こちらはモデルを引退後、モデル事務所を経営し、ダズラーヘルキャットシーハルクと仕事をしていたという設定があり、マーベルのヒーローコミックと世界観がつながっていることを示唆している。
また、ミルは叔母と同一視されることを嫌うのか、他人から”ミリー”と呼ばれることを嫌う。


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最終更新:2022年07月17日 07:06
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