ロケット・ラクーン(Rocket Raccoon)

(キャラクター、マーベル)

初登場:Marvel Preview #7 (1976年)
種族:知性あるアライグマ

(Guardians of the galaxy vol.2 #7,2009年1月)

概要

知性を持つ宇宙アライグマ。かわいい姿とは裏腹に二丁のレーザーピストルと重火器を愛する獰猛な宇宙戦士。その一方で、卓越した戦略家でもある。
出身はキーストーン・クアッドラント(Keystone Quadrant)星系の惑星ハーフワールド(Halfworld)。

経歴

ハーフワールドは知性ある動物たちが暮らす森林と知性が崩壊した人間"ルーニーズ"が暮らす都市に分かれていて、ロケットはレンジャーとして人間たちを守護する任務に就いていた。この星ではルーニーズを楽しませ、癒すためのおもちゃ製造工場が富を二分していたのだが。その1つメイヘム・メカニクスの相続問題からおもちゃ戦争が勃発する。
その原因はロケット・ラクーンの恋人でカワウソのライラはメイヘム・メカニクスの正当な相続者だったのだが、おもちゃ職人の1人ジャドソン・ジェイク(モグラ)がライラの両親を暗殺し、ライラと結婚することで会社を相続しようと画策し、同じくライラとの結婚と工場の相続を狙うもう1つの工場のオーナー、ロード・ディヴァインとライラの取り合いになったからだった。
ロケット・ラクーンはライラを守るため戦争を終わらせようと奮闘。
その途上でハーフワールドの成り立ちの謎をときルーニーズ全員を正常に戻すことに成功。戦争を終わらせると巨大な人型宇宙船に乗り、仲間たちと共に外宇宙へと旅立つのだった。

そして"Annihilation: Conquest" で運命が一転。クリーに捕まった囚人として登場すると強制的に対ファランクスのエージェントにされ、スターロードたちとチームを組んだ。
これが縁で戦後にガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの一員となった。

ガーディアンズの中でもグルートとは無二の親友。"I'm Groot"としかしゃべらない彼の言語を理解しているようである。

1980年代と2014年に"Rocket Raccoon"と題された個人タイトルもある人気キャラ。

2014年公開の実写映画にも登場。こちらでは「ロケット」と呼ばれ、映画のマスコットとしてプロモーションなどでも強く押し出された。

オリジンとハーフワールドの謎

ハーフワールドは精神科医たちが治癒不可能と判断され故郷を追放された患者たちの治療法を研究するために移住させた星だった。
精神科医たちは治療のための世話ロボットを作り、娯楽や癒しのために動物たちを飼っていた。
しかし研究費の資金援助の打ち切りが決定されると、やむなく患者たちを置き去りにして去るしかなかった。
惑星に残されたロボットたちは超新星爆発の放射線を浴びて進化。不条理な患者たちに嫌気がさしたロボットは彼らの面倒を動物に押し付けるため動物に知性と二足歩行で歩ける脚を与えたのだった。
これがハーフワールドの動物たちの成り立ちだった。

……という設定だったのだが
2011年刊行の"Annihilators"ではこの設定が覆された。
詳細はハーフワールドを参照。

能力

通常のアライグマを超える嗅覚、視覚、聴覚、触覚。
銃器、重火器、狙撃のスペシャリスト
腕利きの宇宙船パイロット
戦術・戦略立案




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最終更新:2023年05月07日 04:51
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