HUSH(ハッシュ) / THOMAS ELLIOT(トーマス・エリオット)


初出:Batman:Hush

種族:人間、男性

概要

ハッシュはバットマンの敵として登場するキャラクター。バットマンと戦うヴィランの中でも最近になって登場したばかりのキャラクターだが、バットマンことブルース・ウェインの過去に深く関わりのある人物として知られる。

能力

スーパーパワーこそ無いものの、ブルースを手玉に取る程の頭脳明晰で、またかつての本業であった医者としての高度な医療技術を持っている。

設定

トレンチコートに身を包み、顔を包帯で覆っているのが特徴。

正体であるトーマス・エリオットは、ブルース・ウェインの幼馴染であり、大人になり、天才的な外科医として名を馳せた後も、友人として個人的親交を持ち続けており、瀕死の重傷を負っていた彼の命を救った事もあった。

が、それは表面上の振る舞いに過ぎず、本性は極めて自己中心的かつ冷酷な性格の持ち主で、ハッシュとしての正体を知られるまでの間、完璧なまでにブルースを欺き続ける程の狡猾さも持っており、ブルースに対するその執念深さは常軌を逸している。

重症を負った自らの母親を救ってくれた命の恩人である医師だけでなく、その息子であったブルースの事も激しく憎んでいるが、実はその時に車のブレーキに細工を施して両親を事故に見せかけて抹殺を仕組んだのは、他ならぬトーマス自身であり、トーマスは自身に暴力を振るう父や、それを見て見ぬ振りをし続けた母を抹殺し、財産を手に入れようとしていた。
しかし、ブルースの父によってトーマスの母親が救われてしまった為に、目論みは完全に成功せず、この経緯からトーマスはブルースの父親どころか、母親やブルース自身も含めたウェイン家そのものを激しく逆恨みするようになった。
事故について探偵に疑われていた事もあって、トーマスはその後、母親の抹殺を断念せざるを得なくなり、父親が死んでから10年の月日が経つまで、事故の後遺症で頭のおかしくなった母親の死を待つ事になっている。

大人に成長して医者になったトーマスはその後、バットマンの正体がブルースである事を知ったリドラーと接触し、彼と結託して犯罪者のハッシュとなり、壮大な復讐計画を練り上げる。

様々な悪党達を巧みに連携させながら、ブルースのかつてのパートナーだったジェイソン・トッドを生き返らせるよう仕向けたり、まだ自身の正体を知らなかったブルースに自らの替え玉をジョーカーに殺させる事で彼を狂気に狩り立たせる等、凄まじい方法でブルース=バットマンのトラウマを刺激し続け、精神的に追い込みをかけ続けた。

後に、ゴッサムシティに再び姿を現した際には、亡き母親からブルースと比較され続けてきたというトラウマから、「ブルース・ウェインに成り代わる」という計画を実行に移し、自らの顔もブルースと同じ顔に整形している等、より正気の沙汰ではない行動に出ている。




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最終更新:2014年01月06日 01:26