Northstar/ジャン・ポール・ボゥビェ Jean-Paul Beaubier

能力:高速移動、飛行
初出:Uncanny X-Men #120 (1979年4月)

双子の姉、オーロラがいる。
カナダのスーパーヒーローチーム、アルファフライトの初期メンバーで、後にX-MENの一員となった。

ゲイであることをカミングアウト(1992年の Alpha Flight #106で「自分はゲイ」と言った)した、初めてのメインストリームのヒーローで、2012年6月発売のAstonishing X-Men #51では恋人のカイル・ジナドゥとの同性婚を果たした。
実はエイズであることを明らかにするという計画まであったが、こちらは消滅した模様。

ジャンはフランス系カナダ人の家系で、モントリオールで生まれた。
十代の頃、ミュータント能力が発現する前までに既に一流のスキーヤーになっていた。しかし、能力が発現すると競争にならないため競技に飽きてしまった。
そしてカナダからの独立を目指す分離主義者の組織、ケベック解放戦線に参加。しかし、すぐにそれにも嫌気がさしてしまう。そこで彼は姉のオーロラことジャンヌ・マリーと再開し、カナダ政府が組織するアルファフライトの一員となった。
アルファフライトとして活動中にゲイをカミングアウトし、一躍有名人に。しかしやがて離脱し、自伝を出版したりしながらX-MENをサポート。
やがて、チャールズ・エグゼビアの学校に経済学の教師として赴任した。

尖り耳で、ロキにそれを突かれて嘘をつかれたことがある。


病気とエイズ啓発

ノーススターとオーロラが「ひどい病気」(ノーススターは「体の内側から朽ちていく」と言われる)にかかったことがある。この時ロキが、二人はミュータントではなくハーフエルフで、尖り耳がその証拠だと言われる。そこで北欧神の神話の地へ向かったが、ロキに嘘をつかれていたことがわかる。アルファ・フライトの仲間に助けられ、ノーススターとオーロラはお互いの光を取り戻し、病気から回復する。当初、これをAIDSにするという案があったらしい。
ある日、戦いから帰るとき、赤ん坊の女の子が捨てられていたのを見つけ、基地に連れ帰った。しかし女の子はAIDSを患っていた(当時はまだ薬がなかったので、AIDSは死病だった)。ノーススターは、彼女をジョアンナ・ボゥビェと名付け介護した。さらにノーススターはアルファ・フライトの仲間と、エイズの啓発活動を行った。しかし、ジョアンナは病死してしまう。
ノーススターは、自分の息子をAIDSで失った昔のアルファフライトのヒーローであるメイプルリーフから「お前はヒーローだ、出来ることは全てやれ」と鼓舞され、有名人である自分がゲイを公言すれば関心が高まると考え、カミングアウトする。そしてアルファフライトのメンバーも彼に同調した。
その後、しばらくしてノーススターはアルファ・フライトを去った。


能力

高速移動と飛行。
また、高速移動に耐えうる体の強靱性。
円を描いて高速移動することで竜巻を起こすことができる。また、壁を登り、水中を走ることができる。超音速で移動しても呼吸ができる。
ただし、ノーススターが誰かを高速で運ぶ場合、運ばれる者は呼吸を補助する道具が必要になる。

少なくともマッハ10で移動しても皮膚が傷つかないほどの強靱性を備えていて、この強靱性の上限はまだ不明。理論上は光速の99パーセントで飛行することができるが、これをやると太陽系を保持する重力に影響を与え、環境に取り返しの着かないほどのダメージを与えるため実行したことはない。

また姉のオーロラと手をつなぎ、体の分子の加速度を変えることによって瞬間的に光を放ち、目くらましをすることもできる。

彼は世界レベルのプロスキーヤーであり、空中ブランコ乗りであり、ビジネスマンであり、小説家でもある。
フランスと英語の両方に堪能。また武術の心得もある。


異世界のノーススター


エイジ・オブ・アポカリプス

この世界では姉のオーロラと共にシニスターの部下となっていた。

マーベルゾンビーズ

マーベルゾンビーズでは、ゾンビ集団と化したアルファフライトがX-MENを攻撃したが、マグニートーに殺された。




  • 麻宮騎亜版のX-MENに登場したので日本でも有名かも
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最終更新:2019年12月21日 22:42