ナイトクロウラー Nightcrawler/カート・ワグナー Kurt Wagner


初出:Giant-Size X-Men #1 (1975年5月)
種族:ミュータント、ドイツ人
能力:テレポーテーション

概要

ナイトクロウラーはマーベルコミックの作品に登場するミュータント。
青黒い肌で黄色い瞳のない眼をした、悪魔のような外見で、しっぽがあり、このしっぽを戦闘に活用することもある。また足を使ってものを掴んだりもできる。
ただし、その見た目に反して敬虔なクリスチャンである。
特殊能力はテレポートであり、格闘戦では小刻みにテレポートを使って後ろに回り込むなど、変幻自在の戦法を使う。
このテレポート能力を使う時、"BAMF"という擬音と硫黄の匂いを残す。
母親はミスティークという彼と同じ青い肌、黄色い目のミュータント。父親はアザゼルという赤い肌のミュータントで、彼と同じくテレポーター。

経歴

初登場はGiant-Size X-Men #1(1975年)。謎の島クラコアに囚われたX-MENを救うためプロフェッサーXが集めた七人のうち一人として登場した第二世代のX-MEN。
その悪魔のような外見のため、民衆に迫害され殺されかけたところをスカウトされた。
ミッションの後、X-MENのメンバーとなった。

死と二代目ナイトクロウラー

クロスオーバーSecond comingでミュータントの救世主とされるホープを守るため死亡。
その後、ウルヴァリン率いるX-ForceThe AGE OF APOCALYPSEの世界のナイトクロウラーをメインの世界に連れて来た。

復活

2014年のコミックで復活。個人タイトル"NightCrawler"も刊行された。

アルティメット・X-MEN

アルティメットX-MENではウェポンX計画によって作られたミュータントという設定になっていた。

実写映画

映画ではX-MEN2に登場。
初登場シーンで警備員を"BAMF"しながら蹴散らすシーンはVFXを駆使した名シーンとなった。

劇中で両親との血縁関係は今のところ示されておらず無関係な可能性もあるが、時間軸を遡って描かれたファースト・ジェネレーションではミスティークとアザゼルが出会ったので、もしかしたら……

トリビア

  • 初の「外見が人間離れしたミュータント」である。
  • テレポートを解説すると、①別の次元を通る穴を見つける、②その穴から北欧神話の地獄を通ってテレポートする、③この時、ナイトクロウラーがいた場所が真空になり、そこに空気が流れ込むため「バム」という音がする、④酸化硫黄の臭気に満ちた地獄を通り出てくるため、硫黄の匂いを発する、⑤別の穴から出てくる、この時わずかに気配を生じるので、デアデビルのような感覚の鋭い者には関知できる、ということである。
  • 普段はイメージ・インデューサー(外見を投影する機械)を使って正体を隠している。お気に入りの外見はエロール・フリン(古い剣戟映画で知られる二枚目俳優)。
  • 最近のネタは、「イメージ・インデューサーなしで公共交通(バスとか飛行機のエコノミークラスとか)に乗る」こと。
  • 特に剣術が得意。この辺りもエロール・フリンのイメージ。
  • 当初の案では、ミスティークディステニーの子ども(両方とも女性だが、ミスティークが男性に変身して子どもをつくる)というのが考えられていたものの、コミックス・コードの問題(当時は同性愛に厳しかった)を考えて、マーベル側がすぐに却下した。
  • キティ・プライドに永らく片思いしていた。
  • イリアナが七歳の子どもに戻ってしまったときに、キティ・プライドが自分の周りの話をおとぎ話にして話したときに、ナイトクロウラーをモデルにしたマスコットのバムバム(英語ではBamf)を出した。その後バムバムのぬいぐるみなどが登場している。
    • 後に、別次元にいたバムバムが、学園に出没しイタズラをしたが、自然と話せるネイチャー・ガールがバムバムをなつかせて、おとなしくさせた。


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最終更新:2024年01月31日 17:11