X-Man ネイト・グレイ (Nathaniel "Nate" Grey)


初出:X-Man #1 (1995年)
種族:人造ミュータント、パラレルワールドの出身

概要

X-MANことネイト・グレイはX-MEN系統の作品に登場するミュータント。
歴史改変によって生まれた"エイジ・オブ・アポカリプス"の世界で誕生した。
大クロスオーバーの一時的なタイトル改変期とはいえ、X-MENの単数形をコードネームとし、最初から個人名を冠したタイトルで登場したミュータント系キャラとしては希有な存在でもあり、当時の出版社側の期待の高さが伺える。

オリジンと経歴

"The AGE OF APOCALYPSE"で世界の支配者アポカリプスの配下だったシニスターは遺伝子実験を試み、サイクロップスことスコット・サマーズとジーン・グレイの遺伝子を掛け合わせた。こうして誕生したのがナサニエル(ネイト)・グレイで、名前はシニスターの本名ナサニエル・エセックスとジーン・グレイから来ている。

遺伝子的には別世界のケーブルと同等で、非常に強力な能力を持つ『オメガレベル・ミュータント』。しかもケーブルとは違いテクノオーガニックウィルスにも侵されていないため、能力を最大限に発揮できる。

クロスオーバーの最後にエイジ・オブ・アポカリプスの世界は消滅した(後に継続していたと判明)が、ネイト・グレイを含む数人は崩壊を逃れ、マーベルのオリジナル世界(EARTH-616)へと渡った。

オリジナル世界で長く活躍を続けたが、その後の展開でネイトは力を使い果たし、能力が弱められた。
シュガーマンに囚われ、"エイジ・オブ・アポカリプス"世界への門を開くためにエネルギーを抽出され力を使い果たす。
それ以降は微弱なテレキネシスを残すのみとなった。このとき第三期ニューミュータンツに救出され、その一員となる。

なぜかずっと裸足。なぜか素肌の上に直接ジャケットを着ていたりもする。

能力

現在はテレキネシスとテレパシー。

弱体化する前は非常に強力な能力者で、「フェニックス・フォースに匹敵する」とされていた。
テレキネシスは巨大物体を動かしたり鋼鉄を破壊することはもちろん、物質の分子構造にまで作用して壁抜けを行ったり、自分の肉体を増強したり、空気中の水分やホコリを操作して幻影を造り出す、超音速で飛行する、地球の磁場をねじ曲げて電磁パルスを発生させる、などほぼ何でも可能。
テレパシーも強力で複数の人間に同時に読み取り意識を操作する、物質に残った残留思念を読み取る、精神攻撃を行うなどが可能。
さらには精神波でバリアーを形成したり*1、予知能力まであった。


能力が弱まってからはごく軽いものを持ち上げられるだけのテレキネシスと人の気配を感じられる程度のテレパシーとなった。
集中力が高まればそれなりに強いテレキネシスとなり、指をクロスさせてXマークを作り、エネルギーブラストとして攻撃に使える。

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最終更新:2021年07月08日 20:52

*1 〇ョジョの〇妙な冒険のザ・ワー〇ドそっくりなサイオニック・アーマーを発生、装着して戦ったこともある。