ヴァルチャー (Vulture)


初出:The Amazing Spider-man #2 (1963年、5月)
種族:人間、装置で飛行

概要

ヴァルチャーは主にスパイダーマン関連のコミックに登場するヴィラン。
ハゲワシのような羽つきの飛行装置で空を飛び、悪事を働く。

これまで、アドリアン・トーメス(Adrian toomes)、ラニエロ(ブラッキー)・ドラゴ(Raniero "Blackie" Drago)、クリフトン・シャルロット(Clifton Shallot)らがヴァルチャーとなった。


(The Amazing Spider-man #2 ,1963)
初登場時のヴァルチャー(アドリアン・トーメス)


能力

飛行能力

アドリアン・トーメス


本名:アドリアン・トーメス(Adrian toomes)
属性:特殊な装備によって能力を得た人間

経歴

初登場はThe Amazing Spider-man #2。スパイダーマンが戦った二番目のヴィランである。
自作の飛行装置で空を飛べるようになったハゲ頭の老人で、まさにヴァルチャー(ハゲワシ)のような姿になる。
彼の写真を撮ったことでピーター・パーカーはデイリー・ビューグル社の編集長ジェイ・ジョナ・ジェイムソンに認められ、カメラマンになることができた。
この頃のヴァルチャーは飛行能力を使ってひったくりをしたり、宝石の輸送車を狙う泥棒であった。虚栄心が強く、泥棒をすると同時に相手をあざ笑うために予告状を送ったり、あえて目立つ行動を好んだ。
スパイダーマンの活躍によって逮捕されるが復讐を誓い、実際、それ以後も何度もスパイダーマンに対する脅威となって登場した。

二度目の登場はThe Amazing Spider-man #7で、スパイダーマン史上初の2回以上登場したヴィランとなる。
飛行装置を改造して刑務所を脱走し、金銭目当てにデイリービューグル社を襲うが、またもスパイダーマンに破れる。

ブラッキー・ドラゴ

本名:ラニエロ(ブラッキー)・ドラゴRaniero "Blackie" Drago
属性:特殊な装備によって能力を得た人間
初登場:Amazing Spider-Man #48(1967年5月)

トーメスは作業中の事故で瀕死の重傷を負い、飛行装置とコスチュームの継承者に刑務所中間のブラッキーを選んだ。
しかし全てはブラッキーの策略であり、飛行装置を奪うためにトーメスを陥れ、重傷を負わせたのだった。
飛行装置の隠し場所を聞き出したブラッキーは刑務所を脱走してヴァルチャーとなり、悪事を重ねる。
風邪をひいてフラフラだったスパイダーマンを一度は破るが、その後クレイヴン・ザ・ハンターとの三つ巴の戦いとなり、そろってスパイダーマンに敗れてしまう。
ハゲではないが自作のヘルメットを装着し、ハゲワシっぽくなっている。
(Amazing Spider-Man #48〜49)

ヴァルチュリオンズ

麻薬密売人だったホンチョは刑務所で初代バルチャー、アドリアン・トーメスと出会い、ヴァルチャーの飛行ユニットの製造法を聞き出す。
出所後、飛行ユニットを量産し、4人組のバルチャーとして悪事を働いた。
(Web of Spider-Man(1985年4月)

Avengers: The Initiativeでは3人組となって登場。スカーレット・スパイダーズとピーター・パーカーの4人に打ち負かされた。

アルティメット版


初出:Ultimate Spider-Man#89

アルティメット・ユニバースのヴァルチャー初登場はブラッキー・ドラゴだった。
元S.H.I.E.L.D.のエージェントで、手榴弾などを駆使してスパイダーマンを苦しめた。

Ultimate Spider-Man#90
老人のイメージを一新、スタイリッシュになったヴァルチャー


実写映画(2017年リブート前)


  • トビー・マグワイア主演、サム・ライミ監督による三部作の続編、つまりパート4で登場予定だった。しかしパート4は製作が中止され、実写映画は新たに「アメイジング・スパイダーマン」としてリブートされることになったため、未登場。
  • アメイジング・スパイダーマン(実写映画)のシリーズでも第二作のエンディングでシニスター・シックスの登場が示唆され、ヴァルチャーもその中に含まれていたが、シリーズのキャンセルによってまたしてもスクリーン登場の機会が無くなった。

実写映画(MCU版)


  • そして苦節15年、遂にマーベル・シネマティック・ユニバース所属のスパイダーマン:ホームカミングでメインヴィランとして登場。前評判通りマイケル・キートンが演じた。

概要

読み方の違いだがエイドリアン(アドリアン)・トゥームスとして登場。

映画アベンジャーズ直後、廃品回収業者である彼は、チタウリの残骸を含む瓦礫処理を市から受注し、重機等々を新調したにも関わらず、ダメージ・コントロール設立によりお払い箱。何故か補償もされなかった様子。社長ェ・・・

そのまま破産かと思われたところ、既に回収していたチタウリの残骸を持ち逃げし、リバースエンジニアリングして武器、そして飛行装置を製造。家族のため、社員のため、武器商人として悪行に手を染めていくこととなる。





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最終更新:2017年08月14日 11:12
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