プロテウス(Proteus) / ケビン・マクタガート(Kevin MacTaggert)

(キャラクター、マーベル)

初出:X-Men #119(1979年3月)
属性:ミュータント、男性、地球人、スコットランド人

概要

モイラ・マクタガート博士の息子でミュータント。
オメガレベル・ミュータントの一人とされる強力な能力の持ち主。
X-MENや無関係の人々を守るためとはいえ、実母であるモイラ博士自身が射殺を試みるほどの危険な存在。

能力

  • 強力な現実改変能力。自分の周辺の物質やエネルギーを思考によって自在に変化させることができる。ただし金属に対しては影響を与えにくく、彼自身も金属による攻撃には弱い。
  • エネルギー体と化した肉体をもち、他の人間に取りつくことで生命を維持するが、憑依したままだと肉体はいずれ「燃え尽きる」。自身の超能力を使うほど早く燃え尽きてしまう。同時に複数体の人間にとりつくことも可能。
  • 他次元へのテレポート能力、テレパシー、テレパシーへの耐性、テレキネシスも持つ。

経歴

オリジン

モイラ・マクタガート博士と政治家ジョーゼフ・マクタガートの間に生まれた。
あまりにも強力かつ不安定だったケビンはミューア島のモイラ博士の研究所内で隔離されていたが、X-MENマグニートーの戦闘で隔離施設が損傷を受け肉体が燃え尽きそうになったため、新たな肉体を求め脱走。
次々と肉体を乗り換え最終的に父であるジョーゼフに憑依。スコットランドの田舎町一つを丸々歪めてX-MENと激突するが、ジョーゼフの肉体が燃え尽き本来のエネルギー体を現した時、コロッサスの一撃をくらいバラバラに飛散していった。

融合

その後、飛散したケビンのエネルギーはA.I.M.に雇われたヴィランのハーネスことエリカ・ベンソンの暗躍によって、エネルギー吸収能力を持つ彼女の息子ギルバートが吸収。
しかし、それを阻止しようとしたX-Forceニューウォリアーズ、当時ミューアにいた一部のX-MENとの戦闘中にギルバートの肉体が爆発し、かつての弱点である金属すら克服したケビンとギルバートの融合体として復活してしまう。
X-ForceニューウォリアーズX-Factorやモイラ博士との戦闘と説得の果て、自分がこの世界にふさわしくないと悟ったプロテウスは消えてしまった。

復活

しかし、ケビンは実は生きていた。エネルギー体の彼は一種の休眠・仮死状態で存在し続けており、セレーネがトランスモード・ウイルスを利用して死者を復活させた際(いわゆるネクローシャ事件)にその一部が活動を開始。
ディスティニーを利用してブラインドフォールドの肉体に宿るとナイトクローラーサイロックハスクトランスを操り、ローグコロッサスマグニートーと戦闘。マグニートーの活躍でブラインドフォールドから引きはがされ、消し去られた。

再復活

数年後、シャドウ・キングによってアストラル界を漂っていたケビンが発見され、当時サイクロップスの手により死亡、肉体を失っていたプロフェッサーXの精神との戦闘に利用された。
X-MENによりシャドウ・キングは敗れたものの、その精神エネルギーはロンドン市民の間に感染症のように広がってしまう。
(ファントメックスの肉体を得た)プロフェッサーXによって市民から回収されたものの、一つのエネルギー体として再構成されたことによってケビンが復活してしまった。

プロフェッサーとサイロックとテレパシーで戦った後、ケビンはこれ以上X-MENと戦う意思はないとして逃亡。スコットランドの村、フェッターズヒルを現実とアストラル界を融合させる実験場として利用し始める。
追いかけてきたX-MENとの戦闘の末に消滅したかに見えたが……。

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最終更新:2022年01月10日 06:16