グリムリーパー(Grim Reaper) / エリック・ウィリアムズ(Eric Williams)

(キャラクター名、マーベル)

初出:Avengers #52 (1968年5月)
属性:改造人間、地球人、男性、アメリカ人

概要

元ウィリアムズ・イノベーション社の社長の長男で、弟サイモンはヒーローのワンダーマン。右手に大きな鎌を備えており、これが主な武器。またブードゥーの魔術とも関わりがある。

父に弟と比べられながら育ち、悪事に手を染めるようになり、マジアのメンバーとなる。弟が会社の経営に行き詰まったとき、悪事をそそのかした。

しかし、アベンジャーズに参加したワンダーマンバロン・ジーモの手で殺される(実は、まだ生きていたが、昏睡状態に陥っていた)。これをみて弟が死んだのはアベンジャーズのせいだと思い込み、復讐のためにグリムリーパーとなる。鎌とドクロがトレードマークで、鎌はティンカラーによるもの。復讐は半ば成功したものの結局倒される。

またヒドラと手を組み、ヴィジョンの心と、保存していた弟の肉体を使い、弟を復活させようと試みた。しかし皮肉にも蘇った弟は、ワンダーマンとしてアベンジャーズに参加、敵同士となる。

その後もウルトロンレッドスカルら、さまざまなヴィランに加担。何度か死んでいるが、そのたびに魔術・魔界系の力で生き返っている。

一時期、心を入れ替え アベンジャーズと共闘した事もあったが、結局マジアに合流、ヴィランに戻っている。

アンキャニーアベンジャーズチームの結成会見に乱入するも、ワンダーマンのパワーをコピーしたローグに殴り殺される。その後、アポカリプス・ツインズの手で復活し、フォー・ホースメンのデスとなったが敗北。

バトルワールド編後、早々に元の姿で登場しヴィジョン邸を襲撃、しかしヴィジョンの奥さんのヴァージニアに頭を割られてまた死ぬ(この死がヴィジョン一家に悲劇をもたらすのだが、それは別の話)。

しかし、よく死ぬなぁ...

ヴァルハラへ

あまりにも死んで生き返ってを繰り返していたので、メフィストにより新たなヴァルキリー候補に選ばれる。
メフィストによると「死んで、生き返って、死んで、生き返っての記録保持者」
メフィストはヘラとの大昔の契約によりヴァルキリーの独占権を得ているのだが、自分が選んだ者を新たなヴァルキリーにするためには現職のヴァルキリーが邪魔だったために、当時唯一のヴァルキリーだったジェーン・フォスターを殺そうとした。
そのためグリム・リーパーを差し向けたのだが、ジェーンは彼を「自分なりの正義で戦って死んだヒーロー」と見做すことでヴァルハラに連れて行き永遠にその住人にしてしまった。
(Valkyrie: Jane Foster #4〜5,2019年)


能力

右手に備えた巨大な鎌
単に切るだけでなく、回転させて使うこともできる。
また光線を放射できる。
復活の過程で、黒魔術やヴードゥー教の力を学んだ。
だが、しぶといまでの復活力が、最大の能力かもしれない。

トリビア

「グリムリーパー」というのは、西洋での死神の名前の一つで、骸骨の姿で大鎌を持ち、生き物を無慈悲に「刈り取る」とされる。ドクロと鎌はそれを意匠化したもの。


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最終更新:2022年10月24日 11:49