キャプテン・マーベル(Captain Marvel)

(キャラクター、マーベル、DC、その他)

概要

マーベル世界では、初代のクリーの英雄マー・ヴェルに始まりその血族およびマー・ヴェルと行動を共にしたことで超能力を持った地球人キャロル・ダンヴァースまでのヒーローと、地球人の黒人女性のヒーローがキャプテン・マーベルを名乗った。

マーベル社のキャプテン・マーベル

マー・ヴェル(Mar-Vell):クリー人の戦士。
モニカ・ランボー(Monica Rambeau):クリーとは無関係。光のパワーを使う。アベンジャーズ初の黒人女性で、後にアベンジャーズのリーダーも務める。
ジーニス・ヴェル(Genis-Vell):マー・ヴェルの息子。
フィラ・ヴェル(Phyla-Vell):マー・ヴェルの娘。クエーサー→マーティルと名前を変更
ノー・ヴァー(Noh-Varr):クリー人の戦士。ゴキブリのDNA入り。
キャロル・ダンヴァース(Carol Danversv):マー・ヴェルに関わって超能力を獲得した地球人。

またDCコミックスと裁判になったフォーセット・コミックスの「キャプテン・マーベル」も知られている。

DC/フォーセットのキャプテン・マーベル

1940年、キャプテン・マーベル誕生。人気を博す
子供がスーパーマンになれる!という設定が、子供の心を鷲づかみにした。この結果、売り上げでスーパーマンを抜いてしまう。
1941年、キャプテンマーベルの発行元フォーセットコミックスはDCコミックスにより「スーパーマンに酷似している」と著作権侵害で訴えられる。
ただし、この裁判の間もキャプテンマーベルは発行されていた
1953年、裁判で「キャプテンマーベルはスーパーマンの著作権を侵害している」との判決が下される。フォーセットコミックスがDCに和解を申し入れて裁判は終わったと言われている。

MAD誌の「キャプテン・マーブルス」

ECコミックス社が出したMAD誌 #4(1953年4-5月号)で、スーパーマンのパロディーである「スーパーデューパーマン(Superduperman)」(「スーパーアホマン」というニュアンス)が登場。そこに「キャプテン・マーブルス(Captain Marbles)」という赤いコスチュームに$マークを付けたヒーローが登場、スーパーデューパーマンが攻撃するが全然効かない(売り上げで負けているという意味)、という話がつくられた。
このストーリーとキャラクターは後まで影響し、パロディー/お笑い系のコミックス誌("MAD"、マーベルでは"CRAZY"や"NOT BRAND ECHH"など)に出てくることがある。
なおアラン・ムーアのマーベルマンは、この作品に影響を受けているとされる。

M. F. Enterprises社のキャプテンマーベル

1966年、小出版社のM. F. Enterprises社が「独自の」キャプテン・マーベルを出版。
手足が体から離れて飛び出すロボットだった。
小出版社故か、長続きはしなかった。

MARVEL社のマーベル

1967年、マーベルから同名の別ヒーロー「キャプテン・マーベル」が登場。
DC/フォーセットのヒーローとは一切関わりの無い、全くの新規キャラター。
M. F. Enterprises社のように「キャプテン・マーベル」を使って商売をし、「キャプテン・マーベル」が出るから「マーベル・コミックス」だと主張されることに恐れを抱いたマーベル社が、独自の「キャプテン・マーベル」を作ったというのが真相らしい。

現在のキャプテン・マーベル

マーベル社では後にキャロル・ダンヴァースが女性ヒーローとなりキャプテン・マーベルを名乗るようになった。このキャラクターはマーベル・シネマティック・ユニバースで映画化され、最も認知度の高い「キャプテン・マーベル」である。
DCは、1972年に、キャプテン・マーベルをDCユニバースに統合。「シャザム!」を主な表記とし、ときどき別名扱いで「キャプテン・マーベル」を使う(グッズなどの名前の表記は「シャザム!」になる)。このキャラクターもDCエクステンデッド・ユニバースの第7作目として映画化されたが劇中でキャプテン・マーベルとは名乗っていない。



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最終更新:2023年11月07日 12:34