ka /// / 場所 \ 13:
seren:
klel:
sid:kal(場所) \ 場所、ゾーン、エリア \ [
pea ] \ (場所格)~で、~に \ 2:(存在格)~にある \ [
ova ] \
ka skol いつもの場所 \
ka han 大きな場所 \
ka han 広い場所 \
xat-e ka han 場所を取る \ [
vetyolom ] \ 動詞が起こる場所を表わす。随意格 \
kaが取る名詞は場所性を帯びているので、代名詞は
koaで受ける \ kaを取る動詞は
baos-eのように、物理的な動作を表わす場合が最も多い \
xa-eのように、
onにkaがくるものを取られる動詞はkaを取れない \
al,
ilを取る動詞も
kaをまず取らない。取るとkaはその動詞が起こった場所全体を表わす \ 物理的な動詞(
baos-e)、心理的な動詞(
san-e)はkaを取れる \ 観念的な動詞(
fak-e)・関係を表わす動詞(
kik-e)はkaを取りづらい \ kaは物理的な空間を取る。メタファーなら人を場所化することもできる \
アルティスのような抽象的な名詞も場所と捉えることができる \ 惕 \ kaは動詞が起こる場所を表わす。kaが取る名詞は場所性を帯びているので、代名詞は
koaで受ける。kaを取る動詞は
baos-eのように、物理的な動作を表わす場合が最も多い \ 但し、
xa-eのようにkaが表わすべきものを
onが既に表わしている動詞については、場所が重複してしまうのでkaの出番はない \ また、
ke-eのように
alが既に終点という場所を表わしている場合も同様で、kaの出番はふつうない。更に
lov-eのように
ilが起点という場所を表わしている場合もkaの出番はふつうない \ 厳密にいえば、
ke-eや
lov-eなど、ka以外の格が
onになっているものは、無理にkaをつけようと思えば付けることはできる。その場合、
alや
ilが終点や起点を表わしつつ、kaはその移動が起こった場所全体を表わす(1) \ (1)
an lov-a la ka arna(私はアルナで彼の元を去った) \ kaは動詞の行われた場所を表わすが、言い換えればそれは動詞を行った
ulの場所を表わす。
san-eのような心理動詞にせよ
baos-eのような動作動詞にせよ、
ulは確かにどこかに存在するのだから、取ろうと思えばkaを取ることができる \ ただ、アルカではkaは必須格ではない。
ulがどこかに存在することなど分かっているので、動詞を行った場所が特に問題視されるとき以外は随意格として現われない。そして、場所が問題視されるかどうかは動詞ごとに傾向がある。つまり、kaを取りやすいものとそうでないものがある \
baos-eのように物理的な動詞が最もkaを取りやすい。
san-eのような心理動詞のほうがkaを取りにくい。また、
kik-eのような関係を表わす静的な動詞や、計算を表わす観念的で抽象的である静的な動詞はkaを取りにくい。そもそも「似る」や「倍にする」といった動詞が場所を問題にするとは思えないので、これは当然のことといえよう \ また、kaが取る場所自体はふつう「道」や「公園」などの物理的な空間である。だが、kaは空間ではない人
間をも取ることができる。これは人間を場所化した用法で、多くはメタファーである(2)。ここでは
miirとは具体的には
ra e miirのことである。ミールとミールの家の隣接性によりメタファーが成立している \ (2)
an kap-is al ti ka miir (ミールのところから君に電話をかけている) \ 尚、kaは「天国」のような観念上の場所も取ることができる(3) \ (3)
an ke-il twaayu \ 更に、kaは非物理的で抽象的なものを空間として取ることができる(4)。また、(4)は(5)とも言える。
アルティスは宗教という非物理的で抽象的なものであるが、(4)では空間と取られている。(4)の
artisはアルティスそのものではなく、アルティスが成す世界としての場所を指している。それに対して(5)の
artisはアルティスそのものである。尚、一般的には(5)のほうが頻度が高い \ (4)
ka artis,
u soa-e(アルティスの世界では誰もそんなことしない) \ (5)
tot artis,
u soa-e(アルティスでは誰もそんなことしない) \