la(2) /// / 代詞を数詞化する接尾辞 \ 16:
seren:
klel:
lumi。但し、元々過去に序数を作る接尾辞だったlaが廃棄された後釜として使われたという経緯ならある \ [
vetyolom ] \
to,
xe,
ve,
de,
fi,
weの六種の代詞に対する接尾辞で、「~の数の」という意味を作る。
tolaは「ある数の」で、
xelaは「何の数の」すなわち「いくつの」。用法としては名詞にも形容詞にもなれる。尚、
uは代詞と数詞が同形で、
uはゼロという数で、既に数という概念が含まれている。ゆえに
uは六種から除外した。つまりulaはなく、
uは
to,
kaなどと同じくそのままで良い \ たとえば二枚のドアは
ta omiで、二番目のドアは
omi taである。これを何枚と何番目というように変数エックスで置き換えたような作業をするとどうなるか。今までは
omi e alx to,
omi e ilx toとしていた。これでは構文がまるで異なる。文法に整合性がない。定数が変数になっただけでこんなにも文法が異なるのは学習にも使用にも負担がかかる。ゆえに生まれたのがこの数詞化代詞である。これのおかげで何枚のドアは
tola omi,何番目のドアは
omi tolaとなり、見事に
ta omi,
omi taとの整合性が生まれた。しかも
toの部分を変えて
xela omi,
omi xelaにすればたちまちある数のドアとある番号のドアになるという利便性も兼ねそろえている \ laからできた語は品詞的な由来を考慮すると数詞化した代詞ともいえるが、数詞の性質を継承している。数詞が名詞の有生無生を考慮しないのと同様、この数詞化代詞も有生無生を考慮しない。ゆえに
ta omi,
ta finと同じく
tola omi,
omi tolaとなる。nela
finというのはない。そもそもlaは「~の数の」という意味であり、
toが表わす「何」は
laにかかっている。
laが「~の数の」という意味すなわち「数」である以上、数は無生の概念なので、
neでなく
toになるのは必然であるといえる。ゆえにnelaは存在せず、
tolaしかないといえる。nela
finと無理にいうと、その
neは
finでなく
laにかかっているのだからまるで数が人格化されているような感じを受けてしまい、おかしく感じる。それに学習者や使用者としても名詞が有生かどうかによってnela,
tolaと分かれないほうが簡単であるから合理的ともいえる \
la /// / [
中期制アルカ ] 序数を表す接尾辞。 \ 当初、数は形容詞と同じく全て後置されていた。そのため序数を表すために、laを用いる必要があった。2004年ごろには数を前置することで基数、後置することで序数を表す体系が出来たため、廃用となった。 \ [
ova ] \
omi le (五つの扉) \
omi lela(五つ目の扉) \
後期制アルカの表現ではそれぞれ
li omi,
omi liになる。
最終更新:2008年02月16日 14:57