『赤アンクノット』(haranknot)はメル9 年オヴィの月ラヴァの日(1998/01/05)からセレンが作り出した文書である。フルミネアカーデに使用する幻字の正しい書き方を制定してほしいと依頼したことにより作成した。なぜ赤というかというと、原本の表紙が赤いノートだからである。
『赤アンクノット』には幻字やその意味と音などが記載されている。また、中期後期アルカに関する小書きも多数記載されている。だが、そうした記述の中にはセレンアルカの改革案として唱えようとした案の小書きや、後に『幻想話集アティーリ』でリディアの時代の原型となる『小説版アンクノット』に関する小書きも多く含まれており、どれが実際のアルカの記述でどれが改革案にすぎなかったのかという区別が明瞭でない。また、作成者のセレンも忘れていて両者の区別ができなくなっているため、『赤アンクノット』の小書きはあまり信用すべきではない。
尚、『赤アンクノット』に収録された語数は695 語である。これらは幻字とその音と意味が記載されていて、このうちのどれかが欠けるものは数に入れなかった。695 語の内訳は一般の語とエクスプローダーと前置詞である。前置詞とエクスプローダーの一部の幻字は一般の語と重複がある。一般の語数は594 語、エクスプローダーは89 語、前置詞は12 語である。594 語のうち50 語が複合語で後の544 語は単純語である。したがって幻字の数は544 字である。一般の語と重複しない前置詞の幻字はケイマ、ヒュヒュ、モモ、セセ、フィーナ、ムトの6 字である。前置詞には他にもケケルなどがあるが、これらは複合幻字なので1つの幻字とは数えなかった。したがって幻字は550 字である『赤アンクノット』は原本が存在し、セレンが保管している。

参考文献

セレン=アルバザード"『アルカ』"
アルカの部屋 > アルカ 14|fav|zan
初代アルカ(1980)~2003/10/15当時の中期制アルカまでの歴史

最終更新:2008年04月17日 15:15