先代アルカ(
kosarka、『使徒用言語案』)とは、1980年6月4日、
アルシェの第4期第3代第14
使徒にして
ルシーラ、
リーザ=ルティア(当時10歳)が、同第1使徒
ユーア(当時14歳)の助けを借りて作った使徒用暗号である。この作成年代はリーザの日記による。
この暗号の名前も
先代アルカと同じく後世、
セレン=アルバザードによって名付けられたものである。
先代アルカの語彙は10 数程度だとかつて思われていたが、派生する語や未知の語があったため、実際の語彙数は100 を超える。ジェスチャーでも口頭でも筆記でも同様の命題が伝わるようになっているという点で特徴的である。
文字
『アルカ』p43l33に「リーザが『使徒用言語案』を表す文字に表意文字を選択していた。その案の中には既に文字がいくつか作られていて、それらの文字は後に先代アルカや初代あるかと呼ばれることになるものである。」あり、恐らく表意文字が用いられたものと推測される。
語彙一覧
内容語
機能語・代名詞
se(客観未来接尾辞)
su(警告)
na(禁止、~するな)
古アルカに継承。naluta(入るな、学校)から、制アルカの
nalt(城)に派生。
ne(推量未来接尾辞)
mi-(敬意接頭辞)
de (繋辞、コピュラ)
古アルカで継承
del(自分)
古アルカの男性1人称delに派生
- ra(現在時制接尾辞)
- rado(大過去接尾辞)
- re(命令接尾辞)
jan(否定)
古アルカへの文法的影響
リーザは、
古アルカの各時期に先代アルカの代名詞や機能語を流入させ、古アルカを文法的に洗練させた。ゆえに、先代アルカは文法要素においても、古アルカへ色濃い影響を与えた。
- 前第一改定アルカ(1991年7月19日~1993年末)の段階でdel(私)(deも教えたが当時7歳の娘リディアや当時10歳のセレンには理解できず流入しなかった)。
- 後第一改定アルカ(1993年末ごろ~1994年末頃)の段階でde(繋辞、コピュラ)とjan(否定、not)とd(過去時制接尾辞)。
- 前クミール・アルカ(1994年末頃~ 1996年頃)の段階でra(現在時制接尾辞)、rado(大過去接尾辞)、dora(完了相接尾辞)、s(意思未来接尾辞)、 re(命令接尾辞)、 m(依頼接尾辞) 、mi(敬意接頭辞)、ガコン(. 終止符、ピリオド)、・ツンク(, 句読点)。
- 後クミール・アルカ(1996年頃~1998年2月26日)でse(客観未来接尾辞)、ne(推量未来接尾辞)、su(警告)
参考文献
最終更新:2011年10月19日 15:03