第六期新生アルカとは、2008年4月28日から2008年5月4日までの新生アルカである。副詞を導くraxがs(e)になり、子音一つで表す語彙はt, l, sの3つになった。そのほかにも「あれ」がmaからleに回帰し、内包関係詞alsがlesに変化し、不許可・禁止のdesがxinに変更され、十がtooからyurになり、vao(もっと)がvein/fein、vis(より~でない)がvist、ven(ほとんどない)がleizになるなど、音の調整が相次いだ。否定繋辞deのユンク語teが作られたのもこの時期である。また、5月1日には統合されていた頻度と確率の語彙が分化した。
5月1日には『新生玲音の書』(samlein420.pdf)がアップロードされた。その他文学作品の修正版もアップロードされている。
5月4日の不定量の設定と複数形の代詞の語形変更によって、第六期は終了する。


音声

文字

語彙

2008/04/29 (火)00:33:50から2008/04/29 (火)11:18:43の11時間44分53秒の間のみ、leiがアルカ・エ・ソーンで本を意味するleistに回帰している。理由は不明である。(よく使う格詞 2008/04/29 (火)00:33:50、2008/04/29 (火)11:18:43)


制アルカで分離されていた頻度の語彙と確率の語彙が、新生アルカでは統合されていたが、5月1日に表現の上で紛らわしいため、再び分離されるようになった。(axlei420 2008/05/01 (木) 09:08:00)

以前の語形 lut kamil ail aaxa
sodic 頻度 lut 常に kalma しばしば ail たまに luumi いつもない
nent 確率 aluut 必ず kamil 多分 xiel もしかして aaxa 絶対ない


最後を意味するbeesには卑音bが入るため、veerになった。(axlei420 2008/05/01 (木) 09:08:00)

推定語彙数

08/04/29 xia418.lzh 5528語 指示詞leを再登録。fontの語法が強化等。

文法

名詞

複数を表すseはdisに変更。副詞を導く格詞raxがs(e)になったため。代詞のanse, tise, luseなどに使われる複数接辞seはこの段階では据え置かれた。(axlei418 2008/04/29 (火) 14:48:02)

代詞

2008年4月29日、無生遠称代名詞maが制アルカでも使われていたleに回帰した。 (axlei418 2008/04/29 (火) 12:25:52)
ソーン側から「指示詞の遠称はleで覚えているので、いまさらdiとかmaに変えないでほしい」との要望が出たためと思われる。(axlei417 2008/04/28 (月) 23:03:48)

ユンク代詞

maがleに回帰したことで各種代名詞が変更された。(ユンク代詞 2008/04/29 (火) 00:07:43、所有代詞 http://www8.atwiki.jp/arbazard/pages/31.html)

alma → lele あれら
maal → leet あれのもの
almal → leent あれらのもの

アルベン代名詞

seder, beet, beedesの三語が追加された。(xia418.lzh)

der 俺 be お前
seder 俺ら bebe お前ら

beet お前の
beedes お前らの

動詞

繋辞

性質を現すときはetを用い、状態を表すときはesを用いる。esは影響相を含み、一時的状態のニュアンスを持つ一方、etはアスペクトを含まず恒久的な性質を現す。(etとesの違い 2008/04/28 (月) 23:52:30)

erei et evi 川が干上がっている
sab es evi 服が乾いている。


否定を表す繋辞deとその活用形det, dek, desのユンク語形、te, tet, tek, tesができた。an de felan(私は学生ではない)はnon te felanになる。(axlei418 18:46:37)

副詞

2008年4月28日、動詞にかかる副詞の順序が定義された(副詞の順序 2008/04/28 (月) 23:36:42)
1:方向:tau ke(買いに行く)など
2:テンス:luna sil(行くだろう)など
3:アスペクト:esk sat(雨が降りそうだ)など
4:ムード(モダリティ):ke lax(行きたい)、ke van(行こう)など
5:ヴォイス:bad yu(叩かれる)など
6:その他:me(もう一度)、miyu(~になる)、xal(~のままだ)、vien(強く)など

無理に副詞をつなげると、こうなる。
miik tau ke sil sat sen yu an(リンゴが買いに行かれるようになりそうだ)
ただし、実際には、ありえない。

後期制アルカでは、miik itm-elop yu kot meのようにモダリティ、テンス、アスペクト、ヴォイス、方向、その他の順であった。方向が最初に来て、モダリティが相の後に来るなど制アルカとは勝手が異なる。


「もっと」を表すvaoがavalになった。CVVの単語は発音しにくいと感じたようだ。(axlei418 2008/04/29 (火) 14:48:02)
同日中に、「もっと」を表すavalはveinに変更された。また、veinのユンク語系feinも作られた。(axlei418 2008/04/29 (火) 18:46:37)

「ほとんどない」を表すvenは、aven(最低)と音が似ていたためveinになり(axlei418 2008/04/29 (火) 14:48:02)、同日中にleiz(axlei418 2008/04/29 (火) 18:46:37)に変更された。


法副詞

禁止・不許可「~してはいけない」のdesがxinに変更された。(法副詞 2008/04/29 (火) 00:31:10)
勧誘のdasと音が近いこと(axlei418 2008/04/29 (火) 12:25:52)、en es(制アルカでいうut-un)を表すdesを用いたいため(axlei417 2008/04/28 (月) 23:03:48)などの理由があったからである。

格詞

副詞格raxをs(e)に。複数形はfian disで示すように。接辞のseはママ(axlei418 2008/04/29 (火) 14:48:02)

接続詞

内包関係詞にあたるalsがlesになった。(axlei418 2008/04/29 (火) 14:57:12)
発音しにくかったことと、関係詞に相当するleと関係付けるためである。

より~でないのvisがtisと似ているので子音をずらしてvinに。visは「こと」になる。(axlei418 2008/04/29 (火) 15:11:31)
さらに「より~でない」はvistに変わった。(axlei418 2008/04/29 (火) 15:32:39)

数詞

tooto(十数)とtotoo(数十)では聞きづらいので、十をtooからyurになった。( 2008/04/29 (火) 00:31:37、axlei418 2008/04/29 (火) 12:25:52)

外部リンク


参考資料

辞書

PDIC

セレン=アルバザード "xia418.lzh"
人工言語アルカ > 幻日辞典 2008/04/29 05:49

FDIC


小説

セレン=アルバザード "sonohinoki_mel19_418.pdf"
人工言語アルカ > 文芸資料 2008/04/29
※『ソノヒノキ』(エスト原作)メル19年版(4月29日版)。

セレン=アルバザード "sonohinoki_mel19_420.pdf"
人工言語アルカ > 文芸資料 2008/05/01
※『ソノヒノキ』(エスト原作)メル19年版(5月1日版)


セレン=アルバザード "samxion418.pdf"
人工言語アルカ > 文芸資料 2008/04/22完成。2008/04/29 言語改定の上アップデート
後期制アルカの小説『紫苑の書』(2006年4月2日)を2008年4月29日改訂版新生アルカに翻訳したもの。

セレン=アルバザード "samxion420.pdf"
人工言語アルカ > 文芸資料 2008/04/22完成。2008/05/01 言語改定の上アップデート
後期制アルカの小説『紫苑の書』(2006年4月2日)を2008年5月1日改訂版新生アルカに翻訳したもの。


セレン=アルバザード "samlein420.pdf"
人工言語アルカ > 文芸資料 2008/05/01 言語改定の上アップデート
後期制アルカの小説『玲音の書』(2006年6月20日作成開始、2006年11月29日アップデート)を2008年5月1日改訂版新生アルカに翻訳したもの。


セレン=アルバザード "melidia_alis418.pdf"
人工言語アルカ > 文芸資料 2008/03/26作成開始。2008/04/18完成。 2008/04/29 言語改定の上アップデート
※2008年4月29日改訂版新生アルカによる『夢織 秋』

セレン=アルバザード "melidia_alis420.pdf"
人工言語アルカ > 文芸資料 2008/03/26作成開始。2008/04/18完成。 2008/05/01 言語改定の上アップデート
※2008年5月1日改訂版新生アルカによる『夢織 秋』


最終更新:2008年12月15日 19:46