第八期新生アルカとは、2008年5月25日から2008年5月30日の新生アルカである。
特に5月25日から30日にかけて、アスペクトが考察されたため、この時期はアスペクト論争とも呼ばれる時期である。
経過相と継続相・影響相ともに接尾辞-(e)sで表現していたため、アシェット内で『夢織 秋』の誤読が相次ぎ、25日に-(e)sを継続相のみに使用するようになった。経過相はmi、続いてmaで表すようになる。
その後、行為動詞と状態動詞の弁別が問題になり、-(e)sや-ofを状態動詞化接尾辞にすることが検討された。
また、maに代わって経過相の-(a)rが生まれたのは26日18時17分頃である。この-(a)rは11月4日に-(o)rに変更されるまで長らく使用された。
行為と状態で「ユ」の形に二次元展開されたアスペクト体系や、魚楠が提唱した皿型モデルが理解できなかったため、Kakisが将前sat・開始kit・経過-(a)r・完了-(i)k・継続-(e)s・終了took・影響iltからなる7相体系を提案し、これが単位動詞の基本モデルとして採用された。
その後、不定動詞・累積動詞・反復動詞の5相モデルがリディアにより提案された。それぞれの相は、7相モデルと別の副詞を使っていたが、魚楠の提案により、連動詞化、sat, kit, took, iltを再利用することになった。
他にも中断のdaim、再開のmakの用法が作られた。
アスペクト以外には不定量の詳細化、動名詞・動形名詞の語形変更などがあった。

アスペクト論争後、6月6日にfakがfokに変更されて以降、大規模なく7月19日を迎えて、政治区分上の前期新生アルカに移行した。そのため、この時期が事実上最後のプロトタイプ新生アルカである。
第九期新生アルカは政治区分では最後のプロトタイプ新生アルカかつ最初の前期新生アルカになる。


音声

文字

語彙

inのように目をやった瞬間と見るのを終えた瞬間どちらも内相で表したい場合、新たな動詞を作るという方針。inの完了は知覚の終了、ar insは目をやった瞬間が完了になる。
新生のアスペクト考 2008/05/30 (金) 17:04:20)

ar ins → ins 目をやる
ar tem → tem 耳を傾ける(同 2008/05/30 (金) 17:11:20)

ins → lai 目をやる
tem → tei 耳を傾ける (同 2008/05/30 (金) 18:05:43)

tei → kort 耳を傾ける (同 2008/05/30 (金) 18:19:45)

kid 中断 → lak (axlei448 2008/05/29 (木) 11:28:49) → daim (同 2008/05/29 (木) 18:50:03)


不定量

不定量を時点と時量に分け区分が詳細化した。
時点ではen flon, en frem, flon tinがされ、二三日~数か月がkesからsiktに、一年以上がsilからixtになった。
時量の体系はこの時が初登場である。(アルカの不定量 2008/05/27 (火) 21:54:24)

時点
ask(すぐ。1~5分)
frem(ちょっとしたら。5~30分)
en flon(ややあって。15分~1時間)
en frem(少しあとで。45分~2時間)
flon(あとで。30分~2,3時間)
flon tin(しばらくしたら。2,3時間~6時間)
sikt(こんど。2,3日~数カ月)
ixt(いつか。1年以上)

時量
foni(一瞬)
fen(ちょっと。5~30分)
en fil(やや。15分~1時間)
en fen(少し。45分~2時間)
fil(あとで。30分~2,3時間)
fil tin(しばらく。2,3時間~6時間)
leif(こんど。2,3日~数カ月)
fema(いつか。1年以上)
teom(永遠)
時間の単位を使った時量
fou jin(数秒)
toyur jin(数十秒)
fou fei(数分)
toyur fei(数十分)
fou armiva(数時間)
toyur armiva(数十時間)
fou sel(数日)

日本語と違い、「あとで」と「さっき」の違いはない。記憶量を減らすための措置である。
これでも過去と未来の区別は可能。未来の場合は格詞xi、過去の場合はsaで導く。
例:xi frem(ちょっとしたら)

また、動詞がテンスを示していれば、副詞として使ってもよい。
例:ket frem(ちょっと前に行った)
ketになっているのでfremが過去だと分かる。
なお、fremが「近くに」の意味になる場合もあるので、区別したい場合は文脈で判断するか、あるいはket sa fremのようにする。

のちに時量のfen, filはhem, hanに変更された。そして、fenとfilはdu fen, du filのように漠然と「短い間、長い間」をもっぱら表すようになった。(同 2008/06/01 (日) 11:51:37)


推定語彙数


08/06/03 xia453.lzh 5894語 アスペクト考後の辞書です。
廃案となった単語が整理しきれてない恐れがあります。今回から見出し語に「1:」のような番号でなく[動詞]のようなタグを付ける方針にしました。コト語の能受が分かれたため、いい加減品詞タグをつけたほうが便利だからです。
08/06/06 xia456.lzh 6000語 ルティア家の幻幻辞典からilmusに使用した単語を拝借。

文法

代名詞

代名詞の代入規定が作られた。
一つの文章に一つだけlu, la, tu, leなどを入れる場合は距離の情報を含むが、重なる場合は別の指示詞を使わなければならないという規定により距離情報を失う。(代名詞の代入 2008/05/27 (火) 14:52:19)

nosは同一節内の主格を表わす。mel lax seren siina nosのnosはserenを表す。(nosの使い方 2008/05/27 (火) 17:32:12)

アスペクト論争の経過

この第八期はアスペクト論争と呼ばれる時期であり、アスペクトの変動が頻繁に起こった時期である。

5月25日

経過層と影響相で用いられた接尾辞esを影響相のみ使用するようになった。
1:誤解が多い。tu es homが「空いている途中」なのか「もう空いている」なのか、文脈でも判断できなかった。
2:日本語で1について考えると、経過は「空きそう」などといい、影響は「開けてある」などと言い分けている。英語も同様。
経過層を接尾辞-esで表せなくなったため、経過層副詞paskは長いのでmiで表すようになった。
axlei444 2008/05/25 (日) 17:22:00)

以上の改定はアシェットのメンバーに『夢織 春』の誤読が相次ぎ、経過層と影響相を厳密に区分する必要を感じたためである。(行為と状態 2008/05/25 (日) 17:24:30)
心因としてはKakisには正確に解読でき、アシェットには解読できなかったことで、経過層と影響相をともに-(e)sであらわす体系は日本語のアスペクト体系の影響を受けたことを実感したからだという。(アスペクトは難しい 2008/05/25 (日) 23:12:22)

この時点のアスペクト体系は以下の通りである
将前 開始 経過 完了 影響
sat kit -(e)s/pask → mi -(i)k/took -(e)s/xa

状態動詞のアスペクトは-(e)s + 副詞であらわすようになった。-(e)sは状態動詞マーカーの意味でもつかわれるようになったようだ。(状態動詞のアスペクト 2008/05/25 (日) 17:25:50)
skines sat
skines kit
skines mi
skines took
skines ilt
この時点ではskinesikやskinesesのように接続しないが、同日21:28:00には改められた。

状態動詞は本来影響相接尾辞-(e)sをつけan siinas laやan xas atuというのが正確だが、状態動詞として使われることが多いため接尾辞をつけずに表せる語彙を規定した。
  • 存在動詞:xa, mi
  • 所有動詞:til, si
  • 心理所有動詞:naのみ
  • 心理動詞:siina, tiia, sin, varae, hatia, kafなど、siina型の動詞。
※定義動詞et, 感情動詞vem, jo, emt, nauなど、感情動作動詞nax, asex, kuklなどは行為として使われるため例外に含めない。

また、例外動詞を行為動詞として使うときはsoを用いる。
例:an so siina la 私は彼を好きになる。
ただし、このような場合、an siina miyu laのように「~になる」のmiyuを使うのが自然な表現である。
状態動詞が無標になる例外 2008/05/25 (日) 17:26:17)

skines iltではなくskinesesという風に重ねた表現が確認される。晩期制アルカでいえば、skinesはskin-er(状態相、七相体系ができてからは継続相という)、skinesesはskin-in(影響相)に相当する。(レインは座っているか 2008/05/25 (日) 21:28:00)
skines tookではなく状態完了をskinesikと接辞を重ねる表現を確認。(状態動詞のアスペクト 2008/05/25 (日) 21:29:34)
この結果、skinatesik「座る+過去+状態動詞化+影響相」のような長い接辞の可能性が発生。(同 2008/05/25 (日) 21:31:52)

luniがまとめたこの時点のアスペクト体系は以下の通りである。
行為動詞将前相 sat = 状態動詞将前相 -es sat 
行為動詞開始相 kit = 状態動詞将前相 -es sat 
行為動詞経過相 mi(new!!) = 状態動詞将前相 -es sat 
行為動詞完了相 -ik = 状態動詞開始相 -es kit 
行為動詞影響相 ilt / -es = 状態動詞経過相 -es mi 
 = 状態動詞完了相 -es took 
 = 状態動詞影響相 -es ilt 

行為動詞がデフォルト。状態動詞化は-esで行なう。 
an skinat 私は座った。 an skinates 私は座っていた。 

ただし、siina(好き) xa(ある) na(感じる)など状態動詞として使われる頻度が圧倒的に高いものは状態がデフォ。 
それを行為動詞化するにはsoを用いて、an so xa atu (私はここに存在するということをする)のように表現。
(人工言語アルカ part2 778レス 08/05/25 21:37:38、一部修正)

セレンはこの時点では、下のような無相・将前・開始・経過・完了・状態・状態将前・状態開始・状態経過・状態完了・影響の11相モデルを想定していた。完了のskinikと状態開始のskines kitには動作の終了と休息の開始のようにニュアンスの違いを表すことになっていた。(11相 2008/05/25 (日) 21:57:07)
・skin(座る:正確には座らせる)の場合

skin:座る
skin sat:座ろうとして腰を曲げようとする
skin kit:腰を曲げ始める
skin mi:腰を落としているところ
skinik:座面に接触

skines:座っている状態を維持(行為動詞の影響相かつ状態動詞の無相)

skines sat:座ろうと思った段階から腰を下ろすところまで
skines kit:座面に接触
skines mi:座っている状態のうち、接触した瞬間と立ち上がる瞬間を除いた正味の部分
skinesik:座り終えて立ち上がる瞬間
skineses:座面から離れ、座面が暖かい状態

状態動詞化接尾辞が-(e)sでなく-ofに変更されたことを確認。skinofes(座ってあった)のように用いる。(レインは座っているか 2008/05/25 (日) 21:58:23)

経過層副詞miはmaに変更。(人工言語アルカ part2 783レス 08/05/25 22:48:49、アスペクト考 2008/05/25 (日) 22:49:46)

5月26日

状態動詞が無標になる例外に定義動詞が加わった。
  • 定義動詞:eks, mols, gartなど
状態動詞が無標になる例外 2008/05/26 (月) 10:00:49)

経過相-(a)rが初めて確認される。(行為と状態における無相と経過相 2008/05/26 (月) 18:17:00)
2008年11月4日に採用された-(o)rという語形も検討されたが、聞き映えの悪さから不採用になった。(axlei445 2008/05/26 (月) 18:54:28)

状態動詞の終了は意味が稀であるためskinof tookであり、skinofikのようにはあらわさない。(axlei445 2008/05/26 (月) 18:50:46)

状態経過、つまり七相モデル採用後の継続相に当たる部分が、skinofarのように状態動詞化接尾辞-ofと経過相の-(a)rを重ねるのではなく、単純にskinesであらわすようになったことが確認される。(11相 2008/05/26 (月) 18:36:49)

この時点のアスペクト図が描かれた(アスペクト図2008/05/26 (月) 22:16:11)
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上の図をAA化すると以下の通りである。
           ┌───skin────┐
行為動詞 skin sat skin kit skinar  skinik   skines
                      ↓↑    ↑↓
状態動詞 └skinof sat─┘     skinof kit skinofar skinofik skinofes
                     └────skinof────┘
(このAAは録霊徒然草 仕事終わったよ・・・・・・・。 2008年5月26日 23:18より)

魚楠が通称:皿モデルを提唱。動作の開始、動作中、動作の終了を表す不完了隊がまずあり、動作の開始と動作の終了、反復ないし全体をそれぞれ、完了体一、完了体二、完了体三と呼ぶ。例えば生きるなら、完了体一は「生まれる」を表し、完了体二は「死ぬ」を表し、完了体三は「生きる」のように別々の動詞を用いるところを一括して処理する体系である。
実例
生きる
不完了体
 開始 生を受ける
 継続 生きている
 完了 生を終える
完了体一
 開始 陣痛が始まる
 継続 分娩室で頑張っている
 完了 生まれる
完了体二
 開始 危篤状態に陥る
 継続 息も絶え絶えの状態
 完了 命が尽きる
完了体三
 開始 生まれる
 継続 生きている
 完了 生きた
あやしいふ゛ろぐ@ハイアイアイ群島: アスペクト考 2008年05月26日 23:19)

5月27日

Kakisが七相のアスペクト体系を提唱。行為動詞も状態動詞も一元的に表現する。
ユ型モデルや皿型モデルといった二次元展開されたアスペクト体系は理解できなかったようだ。

─sat─ [kit] ─ar─ [ik] ─es─ [took] ─ilt─
火をつけようとする→薪に火を付ける瞬間→薪がチリチリ言っている→薪が燃えた・薪が燃え始める→薪が燃えている→火が消える→焚き火のあとが残る。

lad sat 作ろうとする lad kit 作り始める ladar 作っている ladik 作った lades 作ってある
nar 感じつつある nak 感じた na 感じている na took 感じるのが終った na ilt 感じてあった

(録霊徒然草 キャッシュカード・統一アスペクト論 2008年5月28日 00:09)

昨日セレンが作ったアスペクト体系をユ型と名づけ、魚楠氏の皿型モデルとの比較考察が行われた。
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魚楠さんのアスペクト考 2008/05/27 (火) 10:51:58)

状態動詞が無標になる動詞の継続相は無導にする。逆に行為動詞として使う場合は、本来ならは継続相を表す接尾辞-(e)sを付けて経過相を表す。(状態動詞が無標になる例外 2008/05/27 (火) 14:07:28)

5月28日

セレンがKakisによる七相体系を採用。これに伴い、行為動詞化接尾辞-ofが消滅。行為動詞、状態動詞それぞれの無相が作られ合計9つのアスペクトを持つ体系になる。
─sat─[kit]─ar─[ik]─es─[took]─ilt─  *行為動詞無相はΦ *状態動詞無相はxa
人工言語アルカ part2 826レス 08/05/28 00:17:06)

七相体系の図を追加
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アスペクトまとめ草案 2008/05/28 (水) 12:32:15)

行為動詞がデフォルトになるものの場合、継続相を-(e)sであらわす一方、状態動詞がデフォルトになるものは、行為動詞の無相に-(e)sがつく。
  • 一般動詞
─sat─[kit]─ar─[ik]─es─[took]─ilt─  *行為動詞無相はΦ *状態動詞無相はxa

  • 例外動詞(状態動詞の経過相と行為動詞の無標が入れ替わるタイプ。siinaやxaなど)
─sat─[kit]─ar─[ik]─Φ─[took]─ilt─  *行為動詞無相はes *状態動詞無相はxa
人工言語アルカ part2 829レス 08/05/28 00:44:26)
上のように例外動詞の行為無相と継続相の単純交換の発案したのはメルである。(新生のアスペクト考 2008/05/29 (木) 11:11:37)

niasが完了相は動作主の意志が結びつくことを指摘。つまりfaikを消化段階に持っていくのは、動作主の意志が働かない段階であるから不適。この考えはある動詞を行為動詞とすべきか状態動詞とすべきかの判断に役立つことになった。(人工言語アルカ part2 08/05/28 00:50:13)

七相体系の事前・実行・事後の三区分と、行為動詞と状態動詞の2区分の説明がされる。
blankimgプラグインエラー:ご指定のURLまたはファイルはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLまたはファイルを指定してください。

続き 2008/05/28 (水) 17:51:48)


※以上の段階で単位動詞の七相モデルの理論はほぼ決定し、あとは語形調整のみになる。これ以後は不定動詞(累積)動詞の考察に移る。


fai、skinのような単位動詞と、kor lunaのような移動動詞などの終点を持つ定動詞は、七相モデルを用い、baog, luk, sedo などの不定動詞・瞬間動詞は反復動詞の5相モデルを用いる。
――|○○○○|――
sat baog 殴ろうとする kit baog 殴ろうとする baog onk 殴り続ける took baog 殴り終える ilt baog 殴ってある
不定動詞にギブアップした件 2008/05/28 (水) 23:41:10)
上の不定動詞モデルを作成したのはリディアである。
またリディアは七相体系の和名、将前相・開始相・経過相・完了相・継続相・終了・影響相を命名した。
新生のアスペクト考 2008/05/29 (木) 11:11:37)

5月29日

メルが不定モデルの連動詞化に反対。
リディアが不定モデルの副詞を選択し、kor, sod, sedo, lakが登場。
――|○○○○|――
luk kor:歩こうとする
luk sod:歩き始める。ただし、「ルシアが最近歩き出したのよ」のような場合はluk miyu。
luk onk, luk:歩き続ける、歩いている
luk sedo:歩き終える
luk lak:歩いていた
新生のアスペクト考 2008/05/29 (木) 11:11:37)

反復モデルの影響相の副詞がlakからrotに変更。luk rot:歩いていた
新生のアスペクト考 2008/05/29 (木) 11:21:57)

Kakisが例外動詞の行為無相と継続相の単純交換に反対。状態動詞の行為無相を-(e)sでなくsoにするよう提案
人工言語アルカ part2 849レス 08/05/29 12:28:58)

再開のmak、中断のdaimが登場。
luk daim 歩くのを中断する
luk mak 歩くのを再開する。
makとdaim 2008/05/29 (木) 18:54:26)

例外動詞の行為動詞化を-(e)sから-(e)mに変更。
siinam:好む
新生のアスペクト考 2008/05/29 (木) 19:24:19)
  • (e)mはsamem(新たにする)のような形容詞の動詞化接尾辞と同じものであり、行為動詞化マーカーとして汎用化した。
動詞マーカー 2008/05/29 (木) 19:29:15)

魚楠が不定動詞の副詞にすることに疑問を呈す。
人工言語アルカ part2 859レス 08/05/29 23:47:46)

vat, laxのような心理的動作の場合、動作の終了時を-ikにする。これは内相が最も高頻度になるための処置である。
極小単位を持たない動詞は累積動詞になれない 2008/05/29 (木) 22:32:53 )

5月30日

使用頻度の少ない定動詞の反復、不定動詞の単位は迂言法を用いる。
――○――○――○―― 単位動詞「一歩歩行する」→luk du ko (luk)
――|○○○○|――  反復動詞「歩いて何度も移動する」→luk onk ras di
新生のアスペクト考 2008/05/30 (金) 11:09:16)

非単位動詞の将前kor・開始luko・終了leev・影響rotは頻度が少ないため、単位動詞のsat, kit, took iltで代用する。
lukなどの累積は無相、setなどの反復はonkを用いる。
反復の終了であることを明示する場合、axt onk tookのように重ねて使う。
(同 2008/05/30 (金) 11:09:16)

非単位動詞のsat, kit, took, iltを連動詞化。
sat set 連続殺人をしようとする
kit set 連続殺人を始める
set onk 殺し続ける
took set 連続殺人を終える
ilt set 連続殺人をしてある
(同 2008/05/30 (金) 16:22:56)

上に伴い、axt onk tookのような用法は消滅。
(同 2008/05/30 (金) 16:27:19)

30日夕刻、アスペクト論争の流れがセレンによりまとめられた。
これを以てアスペクト論争が終了した。
アスペクト論争の流れ 2008/05/30 (金) 17:13:25)

動詞

時制

複合時制の表現が規定された。
複合時制 2008/05/29 (木) 11:33:54)

過去+現在:sot tur
過去+未来:sot sil
現在+未来:sot tur sil
過去+現在+未来:so lut

動名詞

2008年1月30日以来の動名詞の改定があった。(動名詞3種 2008/05/26 (月) 18:15:28)

普通動名詞 metast → metals 落とすこと
自発動名詞 elmetast → metont 落ちること
再帰動名詞 nosmetast → metast 自分を落とすこと

普通動名詞化接尾辞-als、自発動名詞化接尾辞-ontは、主格動形副詞-alsと対格動形副詞-ontの語形を転用している。
関係詞と接続がどちらもeで示された時期には重要だったが、4月3日に再び分解してからは使用することがなくなったから再利用したものと思われる。

普通動名詞化接尾辞-alsを-elに変更。artesel, malsel, eivelなど、普通動名詞は頻度が高いので接辞を短く。(axlei446 2008/05/27 (火) 18:00:18)

1:普通動名詞:-el:kaiel(大きくすること)、sorel(高くすること)
2:自発動名詞:-ont:metont(落ちること、落下)。動名詞を使わずにいうとel met totoになる。solがelになるタイプの動名詞
3:再帰動名詞:-ast:mokast(自分を眠らせること、寝ること)。文でいうとel mok nosになる。

デフォルトが動詞である単語は、名詞として使うときはelをつけなくても普通動名詞になる。
ladは作るという意味の動詞で、動詞用法がデフォルト。名詞として使うときは動名詞「制作」として使ってよい。
この仲間にはeiv(決闘)、vort(死)、set(殺害)、lamakt(出会い)など多数がある。

ladなどでも、自発・再帰動名詞として使う際は接尾辞を付ける。
× lad  ○ ladont
(同 2008/06/02 (月) 19:27:20)

動形名詞

旧語形が動名詞に援用されたため、主格動形名詞-(a)lsは-anに、対格動形-(o)ntは-olになった。このanとolは動作主と非動作主を表す接尾辞と同一語系である。(複合語中で左の形態素は格と品詞情報を失う 2008/05/26 (月) 18:16:42)

setan 殺人者 lan setan 殺すような人
setol 殺人被害者 lan setol 殺されるような人


lutiaのように、aで終わる後の場合、lutiaanではなくlutian。emoのようにoで終わる場合、emoolではなくemolになる。
axlei446 2008/05/27 (火) 18:00:18)

相副詞と時制副詞

副詞の中には、相や時制の情報を含むため、動詞本体に相や時制の情報を書き込まなくてよいという規定がある。(相副詞と時制副詞 2008/05/25 (日) 22:27:32)

an kus moa soa
→an ku moa soa 私はすでにそう言ってある。(「moa 既に」に影響相の情報が含まれる)

an kut rask tu
→an ku rask tu 私はかつてこう言った。(「rask かつて」に過去時制の情報が含まれる)

an inat siia tu
an in siia tu 私はこれを見たことがある。(「siia ~したことがある」に過去時制の情報が含まれる)

文化面

5月25日、『青本』をもとにした歴史書『ilmus』の執筆開始(axlei445 2008/05/26 (月) 18:50:46)
niasが2008/05/26 (月) 19:19:28に"Honeydew rain out of the blue"というサイトを作った。2008/05/26 (月) 19:58:59より『夢織 春』の和訳を開始した。

外部リンク

人工言語アルカ(公式HP) http://www8.atwiki.jp/arbazard/
人工言語アルカ part2 http://yy59.60.kg/test/read.cgi/conlang/1195321574/
(キャッシュ) http://www33.atwiki.jp/kakis/archive/20080721/e396b8f3a3c08140ef984c464628f91e
なんでもいいよ【雑談スレ】 http://yy59.60.kg/test/read.cgi/conlang/1195320947/
(キャッシュ) http://www33.atwiki.jp/kakis/archive/20081111/a10e5d9e2aa18cc012734b7ebdb0a78a
録霊徒然草 : 原始人または人工言語 (2008年5月分)http://rokurei60.spaces.live.com/?_c11_BlogPart_BlogPart=blogview&_c=BlogPart&partqs=amonth%3d5%26ayear%3d2008
あやしいふ゛ろぐ@ハイアイアイ群島(2008年5月分)http://hiii.sblo.jp/archives/200805-1.html
Honeydew rain out of the blue http://www9.atwiki.jp/hrain/


参考資料


最終更新:2008年12月15日 20:00