天王寺の勝利によって石山戦争の形勢は大きく織田に傾いた。
本願寺攻略を目前に控え、遂に伊織の前に信長が現れる!
元亀四年三月ニ十八日、後に「大阪春の陣」と称される戦の火蓋が切って落とされる。
以前にも増して冴え渡る長政の采配が一向軍を手玉に取る。
元亀四年三月十六日未明、一向軍番衆三千が密かに天王寺南側へと廻り込む。
伊織達の居ない現代で起こったもう一つの戦いとは・・・?
そして浅井軍と下間頼廉率いる本願寺軍が遂に激突する!
20XX年一月某日、765プロ事務所で謎の爆発事故が発生。
敵陣の只中、天王寺に着陣した浅井軍。
雪歩の何気ない発案によって一向宗の地である大阪にダビデの星が描かれる。
元亀四年三月十五日夜、石山戦争開戦。
浅井軍総力を挙げての陣法改(軍事演習)、摂津石山に潜入する山中鹿介。
石山本願寺戦争の前哨戦は既にその始まりを迎えていた。
元亀四年二月四日、近江国野村にて浅井軍の陣法改が行われる。
信長をもってしても攻略に10年の歳月と多大な犠牲を要した石山本願寺。
着々と近代化への道を進む浅井軍の存在は太平の世への近道となるか。
元亀四年一月六日、長浜城にて石山本願寺攻略の評定がひらかれる。
「織田様に右腕は二本も要らぬ」安養寺経世の遺した言葉の真意が今明らかになる。
一方、次の目標を食文化の改善に据え、現代料理の再現に勤しむ伊織と雪歩であった。
元亀三年十二月二十四日、雪歩が十七歳の誕生日を迎える。
国友脅威の技術力が、三百年の技術進歩を一気に飛び越える。
そして、一行に出現する気配のない蒼い石。伊織と雪歩は果たして現代に帰る事が出来るのだろうか?
元亀三年十二月十二日、近江国友村にて新式伊織筒が完成。
吉報は丹後から、凶報は遠江から。
丹後支配の筋道を着け長浜への帰路に着いた長政。一方、遂に武田軍と激突した徳川・織田・浅井連合軍は・・・。
元亀三年十二月十日、浅井軍本隊の伝令と遠江からの急使が相次いで長浜に到着。
下天の天女がもたらした近代技術。その力は若き武士の心すら近代に導こうとしていた。
元亀三年十一月十五日、浅井軍二千、徳川家康の要請を請け遠江に出陣。
一色義道以下1500もの一色勢を討ち取り、浅井・尼子軍は大勝利を収める。
果たして蒼い石は現れるのか?そして武田信玄と対峙する徳川家康の命運は如何に・・・?
元亀三年十一月五日、浅井・尼子軍、丹後建部山城を占拠。
本来、存在するはずのない技術と戦法の数々が一色軍を追い詰める。
そして、背後からとどめを刺さすべく山陰の麒麟児が今こそ見参!
一色軍、若狭に侵入す。
ついに下天の天女がもたらした近代兵器の数々が火を噴く時が来た。
元亀三年十一月二日、薗部口の合戦、始まる。
半ば喧嘩別れした形で長浜に残った雪歩。
雪降りしきる厳冬の琵琶湖湖畔で彼女は何を思うのか。
元亀三年十月二十九日、浅井軍、若狭小浜城に集結。
敵対勢力鎮圧を名目に、丹後への勢力拡大を目指す長政。
新たな戦を前にして伊織と雪歩の間に生じた亀裂。この先二人が進む道は・・・?
元亀三年十月二十五日、浅井長政が一色義道の討伐を決定する。
将軍・足利義昭の構築した信長包囲網の要、武田信玄がいよいよ上洛を開始する。
果たして伊織の変えた歴史に更なる" if "は起こるのか?
元亀三年十月十四日、一言坂の戦いで武田軍が徳川軍を破る。
自分の置かれた状況にただ怯えるしかない雪歩の心に一杯の茶。
そして戦国の世もたらされる近現代技術の数々。伊織の想いがいよいよその形を現す。
元亀三年十月二十二日、琵琶湖湖畔で天高く狼煙が上がる。
浅井軍最強の道はまず人材から。
大張り切りの伊織を余所に、歴史への積極的な介入に戸惑いを隠せない雪歩であった。
元亀三年十月十六日、大谷紀之介が浅井長政の小姓となる。
新春765ドラマ「伊織幻戦記(いおり・まぼろしせんき)」スタート!
戦争ドラマへの出演中に再び姿を現した蒼い石。歴史の改変から二年を経た
戦国に再び伊織が舞い戻る。そして巻き込まれた雪歩とやよいの運命は如何に!?
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