現代戦闘機

現代の戦闘機以外の戦闘機に関する質問は戦闘機をご覧ください


アムラーム等のアクティブレーダー誘導のAAMを装備して装備してる戦闘機には絶対に勝てないみたいな言い方をする人がいますが(489a:528)

アムラーム等のアクティブレーダー誘導のAAMを装備して装備してる戦闘機には絶対に勝てないみたいな言い方をする人がいます
確かに彼我のその他の条件が互角ならその通りでしょうが、それ以前の早期警戒システムや要撃管制の能力では補えないものなんでしょうか?

こっちが優秀な電子戦システムやステルス性の高い機体を装備していれば勝てることもあるでしょ。
別にアクティブレーダー誘導のミサイルだから強いってわけじゃなく、終末誘導を備えた
射程の長いミサイルだから手ごわいってだけ。むしろ終末IRパッシブの視程外ミサイルの方が
ロックオンを感知できない分たちが悪いかもしれない。

528の質問は結局「視程外ミサイルを装備した戦闘機には勝てないか?」ということであり、
答は最初に述べたように状況次第。
(489a:530)
AMRAAMのような終末自己誘導が出来る長距離AAMを運用するには、長距離を捜索する
レーダーがなくてはいかん。
「多分大体この辺にいるだろ」でミサイル撃ち込む訳には行かないのだから。

ということはつまり、AMRAAMを撃ってくる相手というのは、それが発射母機自分自身か
随伴のAWACSか地上管制かは知らないが遠距離の目標を捜索/発見/評定する能力がある、
ということだ。
だから、AMRAAMのようなアクティブレーダー誘導のAAMを装備している、という時点で既に
高度な電子捜索能力を持っていると言うこと。
そんな相手が”搭載しているミサイルだけ”こちらより優れている、ということはまずない、
というかそういう優位は成立してない。

で、ミサイルの性能以外互角なら、ミサイルの性能が優位な方が有利である、というのは
解るでしょう。
仮に装備しているミサイル以外互角でも、AMRAAM装備してる部隊とサイドワインダー(例え
赤外線以外も探知/照準でき、敵機の後ろにつかなくても発射できるオールアスペクト型
だとしても)しか装備してない部隊が戦ったら、射程の差でやっぱり一方的な戦闘にしか
ならない、ということは。
(489a:532)

単発戦闘機と双発戦闘機とではそれぞれどんな特徴があるのでしょうか?(488:469)

あと、第5世代の戦闘機や戦闘攻撃機を開発する場合、
単発と双発のどちらが望ましいでしょうか?

単発の方が安い
単発の方が整備の手間もかからない
単発の方が運動性がいい(これはレシプロの頃の話で、最近はそうとも限らないが)

双発の方が安全
双発の方が、武器や燃料をたくさん積める

ざっと思いつくのはこんなところ、ただ、設計によってはそれぞれのメリット・デメリットが変わってくる
どちらが望ましいかは、一概には言えない
(488:471)
現代では単発でも双発でも信頼性に深刻な差は無いんで、航続性や搭載性の
要求が高くて機体規模に対し単発で推力が足りなければ双発、低コスト化の
要求の方が強くて航続性、搭載性を妥協するなら単発って程度の違い。
(488:473)
双発はエンジンが二つある分出力が大きく、兵装や増槽の取り付けられる量が比較的余裕がある。
その分機体が大型化し総重量も増えるが、それも出力でカバーする。
単発はエンジンが一つしかない上に必然的に比較的小型になり、、兵装搭載量などは少ない。
また、機体が小さい分内部機器の取り付けスペースにも制限がある。
出力がひくいが、軽い分機動性は高い。
(ただし、一般的な認識であり、軽い双発機、重い単発機というのはある)

第5世代戦闘機の開発に限らず、性能に余裕をもって、とか冗長性を期待したいなら、
できれば双発の方が望ましい。
例えば空自FS-X開発の時、当初は双発が良かったのだが、諸事情でF-16がベースになり、
F-2は将来発展性に苦労することになったのは周知のとおり。
(488:474)
双発は片方のエンジンが動かなくなっても帰ってこれるという点で生存性が高い(単に出力面で有利という場合もある)
欠点はその分複雑になるため値段が高く整備が大変なこと。
このため双発機は海軍機に多く、金持ち国がに多い傾向がある。
日本の場合、海洋国家でありなおかつ金持ちなので双発が好ましいです。
(488:475)

F-22の採用は、出来レースとか賄賂を渡したとか言われていますが、それらは本当なのでしょうか?(488:203)

米のATFで、YF-22が採用されましたが、
最初からF-22が採用される出来レースだったとか、
本当はF-23の方が優れていたのにF-22側が軍に賄賂を渡して採用させたとか言われていますが、
それらは本当なのでしょうか?

あと、YF-22が1990年に初飛行していますが、
実戦配備されたのは2005年と、
試作機の初飛行から実戦配備まで15年も掛かったのは何故でしょうか?

YF-23落選の最大の原因は実機を用いたRCS測定で大幅に劣ったため
この項目は当初明らかにされていなかったのにロッキードはなぜか知っていて
YF-22を丁重な工作で仕上げたのに、知らなかったノースロップは兵器のベイの
扉が完全には閉まらないなどテキトーな作りだったから勝負にならなかった
ノースロップがちゃんと仕上げなかったのは試作コンペで不当な安値で入札し
製造経費が不足していたためであり、RCSに気を使わなかったのは当初はRCSは
測定専用模型で試験する予定だったからでもある(経費削減のため中止)
全体的に見れば「最初からYF-22の勝ちが決まっていた」のではなく、ロッキード
お得意の政治工作にノースロップが負けた、という構図

YFからFまで15年かかった原因はいくつかあるが、最大のものは4000万行に及ぶ
プログラムを書く時間だ
ちなみに今のブロック30でも半分ほどのプログラムで動いていて、全部書き終わるのは
12年だか13年ごろになる予定
(488:256)
出来レースや賄賂でも何でもなくて、純粋に完成した機体の差。
YF-23は政府の要求を満たしていたが、YF-22は政府の要求を満たした上に+αがあった。

どちらも要求を満たすものだったら、誰だっておまけがある方を選ぶ。

お前さんだって、同じ漫画雑誌を買うなら、フィギュアのおまけが付いている方を選ぶだろ?
(488:362)
NAFTとしては、lower speed manoeuvrabilityが良い
F-22が優れていた、という視点はあまり語られていないよな。
(488:453)

F15EはF15から空対空戦闘能力を削って対地攻撃能力を高めたのか、
空対空戦闘能力を削らないまま攻撃力を高めたのかどちらでしょう?(488:65)


対地攻撃に最適化してあるんだけど、ちゃんと空戦もこなせるって感じ。
最近の戦闘機は基本マルチロールファイターなんで。
(488:66)
わざわざ空戦能力を落としているわけじゃないが
対地攻撃に必要なものを積むと重くなってどうしても空戦能力が下がる

これくらいに考えておくのがいいかと
(488:69)
フレームの強化やら何やらによる重量増などで、
削るつもりは無いが空対空能力は落ちている
(488:70)
ミサイル撃ってとっとと逃げるくらいの使い方なら防空でも使えると思って良い?F15E
ミサイルはずれて追いかけられたら、F15F16あたりに助けてもらわないといけないって感じで。(488:72)

そこまで極端な差はないよ。
ただ地上攻撃が得意なのと生粋の制空屋がいるってだけ
(488:73)
そこまで低くは無いだろう
なんだかんだで再設計している部分も多いし
(488:74)
簡単に言うとF-15Eは空戦に「使えない」と言うより「使いたくない」という代物
対空戦闘は能力的に無理ではないが何のための対地攻撃能力なのかと言われちゃう
(488:78)

F15EやF14みたいな複座戦闘機は乗っている二人どっちも両方出来るのでしょうか?(488:65)


複座機は教官が同乗するための訓練用とガンナーを載せる攻撃用がありますが
訓練用はパイロットが操縦できないと時の為に両方に操縦装置が付いてるのが一般的です
攻撃型は後座に操縦装置を備えないのが普通
(488:66,75)
複座戦闘機場合はスイッチ一つで操縦を交代出来ます
でも席は移動しないから後席から操縦するのは大変よ
(488:67)
海軍ではNFOの座る後席にはスティック無いのが普通なんだが・・・。
(488:68)
F/A18にしたってデュアルコントロールタイプは一部の練習型だけなんだね。
(488:71)
あらかた回答は付いてる様だが、F-15EやF-14などの後席に操縦機構の無い機体の
WSO(兵装システム士官)はパイロットとしての訓練は受けていないが、その分
パイロットが飛行に集中できるように「応援」する技術にはたけている。
(488:76)

曳航式囮の方がレーダー誘導ミサイルに対する欺瞞能力がチャフよりも高いんですか?(487:816)

最近の戦闘機は、チャフやフレア以外に、曳航式囮を装備するそうですが、
曳航式囮の方がレーダー誘導ミサイルに対する欺瞞能力がチャフよりも高いんですか?

最新のレーダー誘導ミサイルはチャフに耐性を持っているから
それだったら戦闘機の数をデコイで増やして見せちゃった方がよくね?
(487:819)
そうです。
だから、第4.5世代機の標準装備になりつつあります。

ただ、ラプターには必要の無い装備との判断で、
曳航式デコイを装備させる計画はありません。
(487:826)
チャフはパッシブに反射するだけだから、強度も低いし波形もいじれない。
曳航式デコイはアクティブに放射するし、相手の電波を処理(位相とか)して送信するので、
レーダーに目立つし、誤情報(方位とか)も与えやすい。ただし曳航する航空機の機動に制限が出る。

これを解決するために試験中の自律式デコイ(要するにUAV)は、F-22、F-35の
機内ベイに搭載、運用することも考えられている。
(487:859)

ラファールたんは何故売れないんでつか?(487:714)

かわいそうです・゚・(ノД`)・゚・

価格と性能のバランスが中途半端だから。

あのクラスの戦闘機を必要とする国は大概自前か共同開発で持ってるし、
あそこまでの性能を要求しないなら高すぎる。
(487:715)
言われて見るとグリペンは売れているのにラファールはフランス海軍と空軍のみです。
(487:716)
ラファールがどの戦闘機の後継に相当するかということを考えてみると売れない理由が見えてくる気もする
(487:718)
兵装から運用インフラから全ておフランス製で揃えなければならんので
既に他国製機を運用中の国には高く付き、将来も「おフランス縛り」になる。
(インターオペラビリティが低い)
(487:719)

F-2が対艦ミサイルを同時に4発搭載したまま出撃できるということを聞いたのですが、
ではF/A-18Eやラファールはそれぞれ何発ずつ搭載して出撃できるのですか?(487:854)


両機ともパイロンの配線が対応してないので今の時点ではゼロだと思う
重量的にはライノは6(胴体横2、翼下4)ラファールは翼下4ぐらい可能だろうが空力やら地面とのクリアランスやらでこれより減るだろう
実際のミッションでは増槽付ける分の総機体重量も考慮に入れるだろう
もっと減る可能性も
(487:863,865)
一応ラファールはスペック上ハープーン、エグゾセ4発積めるようだが
そりゃあくまで「一応」「スペック上は」の話。実際にはエグゾセと増槽2本ずつってところだろう。
(487:867-868)
ttp://www.defense.gouv.fr/marine/decouverte/equipements/aeronefs/rafale_m
puis les missiles ASMP-A et AM 39 dans la version F3 (2009 et 2011)

le bombardement a` la mer avec 4 missiles MICA,
2 missiles Exocet AM39 B2 plus 2 re´servoirs supple´mentaires (standard F3)

エグゾセAM39の運用が出来るのはバージョンF3から(09~11配備予定)
対艦攻撃用途に、MICA×4、AM39×2、増槽×2での運用とありました。
wikimediaの写真はテストの模様。ただ、写真では胴体直下中央に装備されてるので、
上記のパターン以外の運用も考えられますね。
(487:889)

ステルス戦闘機は自分から電波を出したら意味が無いので、レーダーや無線は使わないんですよね?(487:835)

となると他の味方からの一方通行の指示や情報しかないのですか?またミサイルのロックオンも誘導も、他の味方にやらせるんでしょうか?

探知されない、あるいは探知されても問題のない状況で電波を使います。
実際に戦闘に入ってからとか、味方の制空圏内とか、攻撃終了後で反撃の心配がない場合とか。
(487:838)
低被探知性(指向性が高く、周波数拡散とパルス圧縮)の通信を行う。F-22では同機種間でしか
通信できない特殊なデータリンクを使用、F-35は機体各所に備えた平板型指向性アンテナで
データリンクを構成する。レーダーも同様の低被探知性レーダーを使用するが、使用しない機体を
先行させて、後続の機体がレーダーを使用し、敵情報を先行する攻撃役に送るなどの戦術もある。

補足
将来的には赤外線探査追尾装置(IRST)とレーザー測距装置を応用して
レーザーによるデータリンクを構築する、というプランもある。

しかし指向性が鋭すぎて維持するのが大変なこと、高度と天候によっては
有効距離が短くなることなどから、実用化されても近距離の機体間での使用に留まるだろうと
言われている。

指向性エネルギー兵器、特にレーザー兵器が実用化されれば、それを通信用に使えば距離が伸びる、
という話もあるのだが、ここまでくるとまだ妄想と区別が付かない段階。
(487:859-860)

現代空戦では戦闘機部隊は会敵したら敵機が正面にいる状態で前進し続けるしかないのでしょうか?(487:223)

(敵に背を向ける事が有り得ないとすれば有視界になるまで決着がつかなかったらドッグファイトになる?)

いいえ。こちらが先に発見していたら、有利な高度を取るとか、編隊を分けて一部は側面に回り込むとか、
いろいろな戦術が取れます。
(487:230)
どういう状況を想定してるのかわからんが、真っ直ぐ飛ぶ事はない。
敵機の位置がわかってて、明確に戦闘の意思があるのなら、ミサイル射程外でも、敵機に対して優位な位置を
占めるべく、相手より高い高度をとったり・・・・と色々と機動したりする。

数秒ずつ位置を替えるだけでも、そのつどに相手にミサイル発射データの再入力って手間をかけさせる事が出来るんだから。
(487:244)

最近のジェット戦闘機には防弾ガラスが付いてないように見えますが
付けるの止めたのですか。(486:849)

戦闘機の防弾ガラスの質問。

以前は風防正面に、平板の厚い防弾ガラスが組込まれていたと思いますが、
最近のジェット戦闘機には付いてないように見えます。
機銃による格闘戦が無くなったので(ミサイルでの格闘戦)、付けるの止めたのですか。
詳しい方ヨロシク。

現代の風防もちゃんと防弾効果があるよ。
対空ミサイルの類は直撃よりも近くで爆発して破片でダメージを与える
ものが主だから防弾が欠かせない。
(486:850)
用途上、F-2はバードストライク対策でキャノピー正面は特に強化してある。
(486:852)

最近の戦闘機にはIRSTが装備されていますが、
これは何の為に装備されているのでしょうか?(486:773)

例えば、IRSTで捕捉した敵機の情報を、
AIM-9X、ASRAAM、IRIS-T、R-74、AAM-5等の最新の赤外線ホーミングに転送する機能でもあるんですか?

パッシブに敵を捉え、警告するためです。敵機はもちろん、ミサイルに対する警報手段としても使えます。
ものによってはFLIR兼用として地上攻撃に使えるものもあります。
高性能なものであればかなりの範囲をスキャンしてくれるし、ミサイルを撃てる程度の方位を定めてくれる
ものもあります。ただし距離情報は得られず、そのためには測距レーザーが必要となります。
そのようなシステムもありますが、今度はレーザー照射を感知されるおそれがある、と。
また、距離がわかっていても最終誘導までは無理で、ミサイルとの連携は目標座標を転送する程度。
目標近くまで行ったあと、最後の捜索とロックオンはミサイルのセンサーに頼ることになります。
有効距離は条件次第ですが、10~20km程度が一つの目安のようです。
(486:786)
FLIRは、前方監視赤外線装置の略、要するに暗視スコープだ。

IRSTにしろ、FLIRにしろ、受信のみのセンサーだから、目標の距離測定は出来ない。
レーダーやレーザー測距装置などは、送信機から電波なりレーザー光なりを出し、
それが目標に当たって跳ね返ってくるまでの時間差で、距離を測定している。

離れた場所に設置した複数のIRSTを同時に作動させれば、距離の測定も理論的には可能だけど、
現実には難しい。
(486:794)
赤外線源の方位をディスプレー上に表示します。統合してディスプレーに出す物もあれば、
そこまで進化してなくて、別の画面に(昔のレーダーみたいに)表示するものもあるようです。
赤外センサーも最近は誤認識を避けるために2波長併用のものが増えているようです。
走査と同時に、指示した目標を追尾(追尾数は1~数個? あまり多くないらしい)するものもあります。

FLIRは前方走査赤外観測装置の略です。対地用に使用し、映像を出してくれるものということです。

距離情報は人間の目でも得られません。相手が何か、どの角度から見ているかわかっていれば
ある程度推測できますが、それには高度の解像度が必要となります。レーザー照射の探知は
機体にもうけられたレーザー警戒装置によって行います。装甲車両や戦車と同じ。
(486:792,796)

戦闘機は、十分に広い直線コースでかつ車などの障害物が無ければ、
高速道路で離着陸することは可能ですか?(486:700)


戦闘機によります
あまり重いとムリです
(486:701)
車線上に障害物がなくても、街路灯とか看板支柱とかもある
その辺も取っ払わなきゃ
(486:702)
ドラケン、ビケン、グリペンみたいに、元から道路で離陸する前提で作った戦闘機もある。
台湾ではミラージュ2000で高速から離陸する訓練もやってる。

ただ、基本的には比較的小型な機体じゃないと無理だな。
重い機体だと路面が耐えられない。
(486:706)

ジェット戦闘機「ハリアー」のコクピット天井に付いている
針金状のものは何ですか。(486:599)


緊急脱出時のキャノピー破砕用爆薬コード。
(486:602)
射出時にキャノピーを吹っ飛ばす爆薬
(486:603)
緊急脱出用キャノピー破砕爆薬コード。
(486:605)
F-15のような、キャノピーが後ろヒンジのものは緊急時に投棄しやすい
(それでも開かないときは、キャノピー貫いて射出だけど)
ハリアーのようなスライド式や、A-10とかT-4みたいな横開き式は
うまく開かない可能性が高い。それでキャノピースルーが基本。
そのための爆薬索。
(486:614)

現代の戦闘機に使われてるエンジンは
燃焼器での最大温度、通常の排気温度、アフターバーナー使用時の排気温度はそれぞれどのくらいですか?(486:272)


最大温度は1200度以上。通常の排気温度は200~300度(ステルス性を考えて低くなるよう設計される)。
気の利かない設計だと500度ぐらいまで上がることもある。アフターバーナー使用時は700~800度程度。
しかしSu-27の排気温度計は1000度まで目盛ってあるらしい。
(486:287)
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1192343293/
34 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 18:27:42 ID:???
12
タイフーンのエンジンのEJ200で1470℃、
F-22のエンジンF119で1540℃
ラファールのエンジンであるM88で1570℃になる。

XF5は、1550℃である。
44 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/12/18(火) 16:40:50 ID:???
F135がタービン直前温度2000℃と聞いた後
TFR師曰く

普通2000℃だと、空気中の酸素と窒素が反応して
吸熱反応になるんですけどね

だとさ

そしてもう1つの問題は、タービン直前温度が2000℃なら
もっと温度の高い燃焼室の温度は何度なんだ?という事だ

手元の
航空工学講座 ジェット・エンジン(構造)
日本航空技術協会
の107ページには
燃焼室温度が1600~2000℃であっても
出口温度は800~1300℃くらい、などと書いてある
これじゃ温度差が大き過ぎる

1400℃台前半だったのは1970年代まで。
それ以降に開発されたエンジンでは、全てそれ以上の温度に耐えている
(486:311)

f-22は増槽を外付けして目標の近くまで飛行して途中で増槽を捨てて攻撃に入る、とういうことをしたりしますか?(486:33)


増槽付けるハードポイント?だったかが機体に残ってしまうので、やるとRCSが増加する。
必要ならするかもしれないが、今のところそうしたミッションが行なわれていない以上、不明。
(486:34)

F-15C/DとF-15Eの、外見上の見分け方はどこを見ればわかりやすいでしょうか?(485:379)


LANTIRNの有無
(485:381)
塗装
Cはグレー系でEはグリーン系
外見にはいくつも違いがあるが、初心者的にはこれが1番確実だ
もちろん例外はあるが数は少ないから問題はない
(485:388)

実戦において航空機がミサイルをバレルロールで回避したことはあるのでしょうか? (484:796)


ない
回避にはどっちかっていうと垂直系の運動が有効らしい
(484:809)

戦闘機の機動で回避出来るもんじゃないよ。
ミサイルからすれば戦闘機なんて止まってるようなもんだからチャフとかフレア巻くしかない。
(484:950)

航空自衛隊、米空軍、米海軍等で、リボルバーカノンが嫌遠されている理由を教えてください。(484:712)


米軍ががリボルバーキャノンよりガトリングを選んだのは、発射速度の高さを好んだから。
自衛隊は、米軍との共同作戦の関係上、米軍式の装備を選ぶ傾向にある。
(484:720)

1960年代までは米空軍米海軍の戦闘機でもリボルバーキャノンを普通に使っていたぞ。
http://en.wikipedia.org/wiki/M39_cannon
(484:722)

参考までに。見た目はふざけているが、中身はかなり突っ込んだ考察。

ttp://www.warbirds.jp/truth/s_gun4.htm
(484:726)

リボルバーキャノンが確実に動作するよう設計するにはいろいろな調整が必要だが、
外部動力で力押しするガトリングやチェーンガンはそれらが不要で発射速度、弾薬の変更が容易だから。
逆に、しっかり最適化して作ったリボルバーキャノンは効率がいい。日本は単なる米追従。
(484:742)

ステルス機は、非ステルス機に比べて、マルチロール化やマルチロール化が困難と言われていますが、それは何故でしょうか(482:806)


機体構造と兵装搭載量の問題。
各種兵装を機内に納めないとステルス性能を維持出来ない。

そうすると搭載量が減ってしまうし、搭載量を増やそうと機体内容積を増やすと機動力が落ちてしまう。
おまけで多大な兵装を抱えて戦闘機動を行うには機体構造を強化しないといけない。
(482:807)

F-22もF-35も「ちょっとステルしい」F/A-18も、みんな立派にマルチロール機なので、最初の

「ステルス機は、非ステルス機に比べて、
マルチロール化やマルチロール化が困難と言われていますが、」

が誤り。ただし、機内体積には限界があるから、マルチロールするために搭載する兵装は外装となり、
「ステルスを保ったまま」「マルチロール任務を実行する」ことは難しい。それだけ。
それでも、機内ベイに収容できる分だけ、ステルしい状態にはなる。

ちなみに機内体積増やしてカバーしようとすると表面積がでかくなり、レーダー反射面積も増える。
エンジン出力も増加するから、正面の空気取り入れ口のカバーも困難になるし、赤外ステルス性も悪化する。
(482:809)

戦闘機はどうやって赤外線誘導ミサイルの接近を探知しているのですか?(481:891)


FAQだけど、ミサイルの噴炎から発する赤外線、紫外線を探知します。
したがって燃焼が終わって慣性で飛んでくるミサイルは見つけられません。
後方警戒レーダーで探知する機種もあります。
(481:893)

ルックダウン・シュートダウンが可能な軍用機は、搭載ミサイルで自機を狙うSAMを撃ち落す事が可能なのでしょうか?(479:632)


可能性としては有るかもしれません。
(近年AAMの様な高速小目標に対し対処可能と謳うAAMも出て来ているが、通常目標に比べPK(撃破率)はかなり低下する考えられている。)
しかしAAMを発射するにもそれなりの手順が必要であり、いきなりのSAM出現に対して対処時間に余裕が無い。
中間誘導を行うなら発射後の機動にもある程度制約が出る、逆に(例えば)AMRAAMの直接ホーミング圏内ならば、それこそリアクションタイムが無い。

通常はECM・チャフ・フレアを最大限働かせて回避に努める事になるでしょう。
(479:637)

限りなく0に近い可能性でしかありません。

  • ミサイルのRCSは、航空機と比べると極端に小さいため、地上(海上)設置レーダーと比べて出力の小さい機上レーダーでは捕捉できる可能性が低い
  • 637が書いている通り、SAMの到達までにAAMのリアクションタイムを消化して、ミサイルシュートできる可能性が低い。
SAMの加速は数十Gで、あっという間にマック3~5程度まで加速する。
(長射程のSAMを遠距離で発射された場合は、ミサイルシュートできる可能性があるが、その状況なら逃げた方が確実)
  • ミサイルシュートできたとしても、AAMのシーカーがSAMを捕捉できるとは限らない。
AAMが赤外線誘導の場合も、大抵のSAMのロケットモーターの燃焼時間が短く、
遠距離で発射された場合は、SAMが途中から慣性と位置エネルギーを速度エネルギーに変換して飛翔する(長射程SAMのトラジェクトリーは放物軌道に近い)ため、赤外線放射が小さく(空気との摩擦熱のみ)ロックオンできる可能性は低い。
  • 仮にAAMのシーカーがSAMを捕捉できたとしても、直撃できる可能性は極めて低い。
直撃しない場合、近接作動信管が無いAAMは無論、有る場合もRCSの問題から作動しない可能性がある。
さらに、近接作動信管が作動する近距離を通過した場合も、SAMとAAMの相対速度が容易にマック5を越える高速のため、両者がすれ違った後にAAMの弾頭が起爆する。

特に、最後の信管作動の問題から、可能性はほぼ0と言えます。
ちなみに、途中で書いたとおり、長射程SAMのトラジェクトリーは、上空の打ち上げてから、空気密度の低い上空を通過して打ち下ろす形になるため、AAM側からすればルックダウン、シュートダウンではなくなります。
また逆に、弾道ミサイル対処能力のあるSAMの場合は、ASMを迎撃できる可能性があります。

AAMでのSAM迎撃はほぼ不可能ですが、ラプターやライトニングⅡでは、搭載レーダーによってSAMシーカーを狂わす(OR電子的に破壊する)ことによってSAMを無力化できる可能性があるようです。
(479:647:数多久遠)

ステルス戦闘機って作戦中はどうやって通信しているんでしょうか?

通信波を探知されてステルス機の存在を敵に察知されるというようなことは起こりえるのでしょうか?

通信封止が基本だけど、機体各部の指向性のあるアンテナを使用し、
低出力周波数分散通信を行う。探知不能とまでは言わないが、
大変探知しにくいらしい。とはいえ探知されることが「起こり得るか」と言われれば、
そりゃ絶対ないとは言えない。低探知性通信、ってぐらいだから。

F-22は優秀なセンサー、低探知性で性能の良いレーダーを利用して先進して情報を収集し、
後続機にこれを与えて全体像を把握し、指示を行うミニAWACS的な運用も考えられている。

F-35も同様であり、このため特にデータリンク機能が不完全なF-22の改良が急がれている。
F-35の場合は確か機体の6箇所に平面アンテナが設置されており、これを用いて大容量の
画像情報などを含んだデータ通信を行う。

とはいえ、「1日目」に既知の敵対空基地を攻撃する、AWACSなどが探知した敵機を迎撃する、
といった任務の場合には受信のみで無線封鎖が基本となる。

レーダーについても低探知性レーダーを使用するのみならず、先行機はレーダーを使用せず、
後続機がレーダーを使用して得た敵位置情報をデータリンクで先行機に送り、
先行機は敵にまったく知られずに有利な位置に占位して攻撃を開始する、といった戦術が考えられている。

探知されないのが取り柄のステルス機だから、電波輻射も最小限にするのは当然だが、
だからといってまったく使用しないということではない。いろいろと使い方があるということ。
(476:460)

F-15は設計が戦闘爆撃機向きじゃなくってE型に改造するのには苦労したって話を聞いたんですけど、F-15のどの辺が戦爆として不適なんでしょうか?


爆弾を大量に積むことを考えてなかったので、ハードポイント(兵装搭載箇所)が少なかった。
エンジンパワーがいくら大きくてもそれでは攻撃機としては使えない。

また、F-15のエンジンは低空高速飛行に向いてなかったし、機体構造も低空を這うように
飛ぶには不足していた。

何より、F-15は二人乗りの訓練型はあったが基本設計は一人乗りで、パイロットと兵装士官の
二人が必ず乗って元のF-15と同じ性能が出せる機体にするには根本的な設計変更が必要だった。

あとそれは根本的設計とまでは言えないが、とか夜間飛行用の対地照準装置とか夜間低空飛行用の航法システムとか、
戦闘爆撃機として誘導兵器を運用するのに必要な電子機も搭載してなかった。
(初心者質問スレ473:725)

F-18のエンジンは騒音が凄いらしいけどなぜなの?


主な理由はエンジンから放出される排気の速度が速いため。

 1. 高効率を得るためには燃焼室温度を上げる必要がある(熱機関の基本原理)
 2. ジェットの場合、そのためには吸入空気をより強く圧縮する必要がある。
 3a. 高圧縮比を得るため、吸入コンプレッサーが思い切りがんばる必要がある
 3b. 高圧高温の燃焼ガスでタービンが思い切り回される
 3c. 推力が同じなら、従来エンジンより少な目だがより高速の排気が噴出する

で、高効率ジェットエンジンは必然的に騒音(特に高周波数域)が大きくなる。旅客機などでは騒音規制があるので
効率の一部を犠牲にして低騒音の方向に振っているが、軍用機ではあまり気にしていない。

第6世代ステルス機では全方面ステルスが条件と言われ、この中には騒音も含まれているが、
「空対空戦闘では騒音は関係ない」「高空を飛行すればそんなに問題ない」「音速超えたら衝撃波の方がでかい」
といったわけで、騒音については電波ステルス、赤外ステルス、電子光学ステルス、の最後に回されているのが現状。
(初心者スレ468)

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最終更新:2008年10月07日 22:57
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